うつぶせ寝 大人 心理。 腕を上げて寝る「バンザイ寝」!隠された体の不調サインとは?

【寝相で性格診断】人は寝ているときにこそ本性が表れる!

うつぶせ寝 大人 心理

うつぶせ寝は赤ちゃんは絶対NG。 大人は枕を使って正しいうつ伏せ寝をしないと逆効果です。 赤ちゃんはいつから、うつぶせ寝が許されるのか(うつぶせの練習も)、うつぶせ寝の枕(クッション)の選び方、ニトリの枕が何故人気なのかなどうつぶせ寝の特集記事です … 寝方の特集記事の目次はこちらからどぞ。 (全体の8. 何事も、どちらかではなくどちらとも知って判断することに価値や意味があると思いませんか。 何かしらの 悩み(無呼吸症候群・いびき・不眠症など)があれば、うつぶせ寝を積極的に試してみる価値はありますよ。 目次はこちら• うつぶせ寝とは うつぶせ寝は動物本来の眠り方です。 うつぶせ寝は、私達が産まれるまで母親のお腹で眠る姿勢に近いと言われています。 赤ちゃんがうつぶせ寝(抱っこを含め)で眠りやすいのは、動物として最も安心感のある寝方だからという意味合いもあります。 実際に、野生動物の多くは、うつぶせ寝で眠ります。 人の寝方で最も多い仰向け寝は人間しか行いません。 進化の過程で違いこそあれど、共通した原始的な眠り方であるうつぶせ寝は 遺伝子に刻み込まれた安心感を呼び起こしてくれます。 うつぶせ寝で眠らない人でも、エステやマッサージなどで、うつぶせ寝をした時に急に眠くなるのは、うつぶせ寝(姿勢)がリラックス効果を高め眠りに落ちてしまうのです。 急所である前面(顔・お腹など)を隠すことで無意識的に安心感を高めてしまうようです。 その証拠に、仰向け寝でもタオル1枚でもお腹にかけるだけで安心感を感じて眠りやすくなります。 また、うつ伏せ寝にはもう1つ、睡眠の質をワンランク上げてくれるメリットが隠されていますので、後ほど順番に説明します。 うつぶせ寝、赤ちゃんは絶対ダメ うつぶせ寝は赤ちゃんにとって危険です。 危険性は大きく2つで「窒息」と「突然死」です。 うつぶせ寝による窒息は、からも警告されていて、直近5年間で就寝時のうつぶせ寝による窒息死事故が160件も起きています。 また、突然死は正式名称を、乳幼児突然死症候群(SIDS)と呼びます。 SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気で、 窒息などの事故とは異なります。 しかし、うつぶせ寝を赤ちゃんにさせる事でSIDSの確率が高まる事は、でも以前(2006年)から警告されています。 日本国内では、 毎年100件前後もSIDSが発症しています。 赤ちゃんのうつ伏せ寝、いつからOK? 赤ちゃんのうつ伏せ寝は1歳からです。 これは、の見解ですが、もちろん個人差があります。 基本的な考え方として、うつ伏せ寝は赤ちゃん自身で寝返りが出来るようになってからというのが一般的です。 これは、(および)による見解です。 赤ちゃんの成長や季節によって寝返りをし始める時期にズレがあります。 早ければ4ヶ月から、遅くともほとんどの赤ちゃんが8ヶ月になると寝返りを習得しています。 ようは、 月齢ではなく、寝返りの習得によって判断する必要があるため、注意深く観察しておきましょう。 うつぶせ寝は寝返りができる赤ちゃんが自然に行うことだという事を知っておいて損はありません。 うつぶせ寝の練習はした方がいい? うつぶせ寝ではなく、うつぶせは練習した方が良いと言われています。 「うつぶせ」と「うつぶせ寝」は違います。 「うつぶせ寝」は窒息やSIDSのリスクがあるため、練習を含めやってはいけません。 ここでお話するのは、「 うつぶせの姿勢」になることです。 赤ちゃんはうつぶせになると、頭を持ち上げようとしたり手を伸ばしたりしようとして、背筋や肩や首の周囲の筋力を使います。 そのため、運動面での発達が自然と促されます。 一方で、デメリットもあり、ゲップが出やすくなってしまいますが、うつぶせの練習は首のすわり、寝返りを促したり、呼吸が深くなるなどメリットの方が多く、うつぶせの練習をおすすめします。 目安は1ヶ月前後から、10〜30秒ほど練習し、慣れて来た事を確認しながら徐々に時間を延ばしてゆきましょう。 うつぶせ寝を防止したいなら うつ伏せ寝を防止する事は、常に見守る事です。 しかし、現実的に24時間体制で見守るにも限界があります。 ここでは、うつぶせ寝を防止するのは自然な行為のため強制する事は難しいため、窒息やSIDSを 防止する方法は3つです。 赤ちゃんに厚着させない、赤ちゃんの寝るベビーベッドに必要ない物を置かない、赤ちゃんは必ずベビーベッドに寝かせる。 何故、防止案はこの3つなのかなど詳しい解説はこちらの記事をどぞ。 まず、うつぶせ寝の良い所は大きく2つです。 寝つきが良い事、眠りが深くなりやすい事です。 なぜ、うつぶせ寝は寝つきが良いのかは、「絶対的な安心感にある」という事を冒頭に説明しました。 また、うつぶせ寝が眠りが深くなるのは 十分な呼吸量を確保しやすい寝方のためです。 うつぶせ寝は睡眠中の舌の脱力による気道の確保、横隔膜を運動させ腹式呼吸を促すことから、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療や寝たきりの人向けにバイタルや呼吸管理の視点から生まれた経緯もあるほど、他の寝方よりも睡眠中の呼吸量を確保しやすいと言われています。 勿論、いびきに悩んでいる人にも即効性のある寝方です。 また、寝つきが悪いなど入眠障害に近い不眠症を抱える人は寝方を変えるだけで、改善する事もあります。 どちらにせよ、即効性が期待できる寝方です。 一方で、うつぶせ寝にはデメリットもあります。 代表的なデメリットは、• 顔面に枕などが密着するため肌荒れの可能性 などがあります。 うつぶせ寝は、枕を使う事でこのデメリットも軽減できますが、うつぶせ寝の特徴とも言えるため完全に回避する事はできません。 うつぶせ寝は枕が必須 うつぶせ寝は枕が必須です。 うつぶせ寝にとって、枕とは命(肝)と言っても過言ではないほど、うつぶせ寝は枕が押さえるべきポイントです。 うつぶせ寝をもともと推奨し始めた第一人者は、 氏です。 ピローオハラという日野原式のうつぶせ寝枕が発売されていましたが、亡き日野原氏の後、在庫はなく発売が再開されていません。 うつぶせ寝に限らず、枕の選び方はオーダーメイドをしない限り、高さ調整ができる枕であることが絶対条件です。 また、うつぶせ寝専用など、1つの寝方に特化した枕は極力避けるべきです。 睡眠中に人は寝返りを最低でも数十回()ほど行います。 ようは、寝つきはうつぶせ寝でも、睡眠中はどんな寝方になっているかわかりません。 寝返りは一般的に女性よりも男性の方が多いので、枕の違和感はよりダイレクトに影響してきます。 そのため、 一般的な形の枕が最もおすすめする理由です。 うつぶせ寝の枕の選び方は詳しくこちらの記事で説明しています。 長い間、人気があるには、やはり理由があります。 先ほど、日野原式の枕(現在は発売されていません)を少し紹介しましたが、 日野原式のうつぶせ寝の枕は羽毛です。 羽毛枕のメリットは、うつぶせ寝の枕に必須な通気性、そして寝返りをして寝方がうつぶせ寝から変わっても邪魔にならない大きさと軽さというコンパクトさがあります。 そのため、羽毛枕は枕の素材でも高級品ですが、ニトリならば格安で手に入ります。 一般的に、うつぶせ寝に使う枕は、胸よりも低くしますので高さの調整昨日は必須です。 ニトリラインナップの中で、羽毛枕で高さ調整できる枕は「」しかありません。 また、ニトリは実店舗があるので、一般的な通販と違って実際に枕の高さや沈み具合を試してみてから購入できるのも大きなメリットです。 うつぶせ寝と枕について詳しくはこちらの記事で説明しています。

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【寝相で性格診断】人は寝ているときにこそ本性が表れる!

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うつぶせ寝とは、 腹部を下にし、身体の前面をマットレスや布団につけて寝ることをいい、「腹臥位(ふくがい)」とも呼ばれます。 ちなみに、あおむけで寝ることは「仰臥位(ぎょうがい)」と呼びます。 犬や猫をはじめ、多くの哺乳類(ほにゅうるい)は主にお腹を下にしてうつぶせで寝ます。 哺乳類の中でも、あおむけになって寝るのは人間だけだといいます。 あおむけの姿勢で寝るのが一般的になった理由 多くの人があおむけで寝るようになった理由には、2つの説があります。 1つ目は、昔から 「あおむけ寝」は寝姿がきれいで行儀がよいとされ、お尻を上に向けて寝る「うつぶせ寝」は行儀が悪いと見られていたためです。 行儀の良さが重んじられた結果、「眠るときはあおむけの姿勢をとるもの」という考えが定着していったと考えられます。 2つ目は、医療の観点から「あおむけ=安静」というイメージが強くなったといわれています。 患者が病院へ搬送されるときに、 あおむけの姿勢が十分に呼吸を確保するのに適していると考えられたためです。 日常的な睡眠においても、「あおむけは身体にやさしい」というイメージにつながったと考えられます。 寝る時の正しい姿勢とは 睡眠時に自然で身体に負担の少ない姿勢は「あおむけ寝」で、一方「うつぶせ寝」は苦しそう、というイメージをもっているかもしれません。 しかし、 「うつぶせ寝」は身体に負担が少ないといわれています。 なぜなら、人間は最も原始的な霊長類(れいちょうるい)とされる原猿類(げんえんるい)から進化したものであると考えられているため、原猿類の基本姿勢である「四つんばい」に最も近い「うつぶせ」は、自然な体勢といえるからです。 うつぶせで寝るメリット うつぶせ寝には、呼吸が楽になったり、血行不良を改善したりするなどさまざまなメリットがあります。 息を吸ったときに胸がふくらみ、肩が上がる「胸式呼吸」に対し、息を吸ったときに肩が上がらず下腹がふくらむのが「腹式呼吸」です。 起きている時は胸式呼吸をしていますが、眠っている時は腹式呼吸をしているため、 うつぶせで寝ると自然な呼吸ができ、自律神経が整います。 舌根沈下とは、睡眠時に筋肉がゆるみ、舌の付け根(舌根)が重さで気道の入り口である咽頭(いんとう)に落ち、気道をふさいでしまうこと。 うつぶせで寝ると、空気の通り道である「気道」が確保され、呼吸しやすい状態になり、熟睡しやすくなります。 同時に、気道が確保されることによって、 いびきや睡眠時無呼吸症候群も防げます。 すると、血液中の酸素濃度の低下を抑えられ、血中の酸素量が不足して起こる疲労回復の遅れや老化の防止になります。 血行不良の予防 スムーズな呼吸ができず、血液中の酸素が不足すると、全身に酸素を運ぶ「赤血球」の量が増加します。 すると、相対的に血液中の水分量が不足するので、血液がドロドロした状態になり、「血栓(けっせん)」と呼ばれる血のかたまりができる「血行不良」になりやすくなります。 うつぶせの体勢で寝て呼吸がスムーズに行われれば、血液中に十分な酸素が行きわたり、血行不良になりにくくなります。 うつぶせで寝ると 気道内にたまっている粘液がスムーズに流れ、痰が排出されやすいため、咳をする回数が減ります。 肩こりや腰痛の緩和 うつぶせの姿勢をとると、筋肉がゆるみ、身体の痛みにつながる筋肉の緊張状態がほぐれるため、肩こりや腰痛が和らぎます。 うつぶせで寝るデメリット 身体にさまざまなメリットを与える「うつぶせ寝」ですが、一方で下記のようなデメリットも存在します。 苦しかったり不調の症状が出たりしたら、症状に合った対処をしましょう。 胸式呼吸による息苦しさ 夜遅くまで仕事をしていたり、眠る直前までパソコンやスマートフォンを見たりすることで、目覚めをつかさどる「交感神経」が優位になってしまいます。 この状態で眠りに入ると、眠っている時も「腹式呼吸」に切り替わらず、起きている時と同じ「胸式呼吸」を続けてしまいます。 すると、 胸が圧迫され息苦しくなり、眠りに支障をきたす可能性があります。 対処法 息苦しくて眠れないときは、うつぶせではなく半うつぶせで寝ると、胸部の圧迫を軽減し、息苦しさを抑えられます。 半うつぶせ寝とは、身体の片側が少し浮いており、おへそがやや下を向いている状態で寝ることをいいます。 窒息の可能性 うつぶせで寝ているときに枕などで口や鼻がおおわれると、呼吸がしづらくなり、酸素不足の原因になります。 対処法 呼吸を確保するために、 うつぶせで寝るときは顔を横に向けましょう。 向きは左右どちらでも問題ありません。 自分が楽だと感じる方向に首を曲げましょう。 特に赤ちゃんのうつぶせ寝は、窒息や突然死のリスクが高くなりますので注意が必要です。 嘔吐(おうと)の可能性 食後すぐにうつぶせで寝ると、腹部を圧迫されることで、吐き気や嘔吐をもよおす可能性があります。 対処法 胃の中で食べ物が消化されるには、通常2〜3時間かかります。 そのため、 就寝する2〜3時間前から食事を控えるようにしましょう。 ニキビの悪化 汚れている枕に顔を当てることで、ニキビを刺激してしまい、炎症を悪化させることがあります。 対処法 枕やシーツなど顔に触れるものは、こまめに清潔なものに取り替えましょう。 肩関節の脱臼(だっきゅう) 脱臼しやすい人が腕を高い位置に置きうつぶせで寝ると、肩が開きすぎて脱臼する恐れがあります。 対処法 腕は横に伸ばす、または身体の横にだらりと下げるなどをし、肩に負担がかからないように気をつけましょう。 肩や腕の骨折 骨の密度が低い人がうつぶせで寝ると、普段あまり使わない関節や骨に負荷がかかり、骨折することがあります。 うつぶせ寝を取り入れたい場合は、整形外科などの専門医に相談してから行いましょう。 以下にうつぶせで寝るときのポイントをまとめました。 正しいうつぶせ寝の方法 顔の向き 枕に顔をうずめるのではなく、 左右どちらか自分が楽なほうに向けましょう。 腕の位置 腕は自分が 「ちょうどよい」と感じるところに置きましょう。 ただし、身体の下に入れると、睡眠中にしびれて眠りが浅くなり、睡眠中に目が覚めてしまうので避けてください。 脚の位置 顔を向けた方向に脚のひざを曲げるか、もしくは自然に伸ばしましょう。 快適にうつぶせで寝るポイント 寝るときに 鎖骨の下や、すねの全面に薄手のクッションなどを敷くと、身体が安定して心地よく眠れます。 正しい半うつぶせ寝の方法 顔の向き うつぶせ寝と同様、左右どちらかの自分が楽なほうに向けましょう。 腕の位置 上を向いているほうの腕は上にし、身体の下側にある腕は圧迫しないよう、少し身体の後ろ側にずらしましょう。 脚の位置 上を向いているほうの脚は、ひざを曲げるか枕やクッションの上に置き、下側になる脚は自然に伸ばしましょう。 快適に半うつぶせで寝るポイント 半うつぶせは身体がマットレスに触れる面積がうつぶせより少なく、不安定になりやすい姿勢。 そのため 身体とマットレスの隙間を埋めるように、抱きまくらやクッションを抱えると体勢が安定し、心地よく眠れます。 赤ちゃんのうつぶせ寝 乳幼児突然死症候群(SIDS)について 「乳幼児突然死症候群」(SIDS=Sudden Infant Death Syndrome)は、赤ちゃんが突然死してしまう病気です。 原因は不明ですが、一説にはうつぶせで寝ることが原因だといわれています。 乳児は自分自身で身体を動かしづらいため、うつぶせで寝ることによって枕に顔がうまっても対処できず、窒息することがあります。 しかし、乳幼児突然死症候群や窒息死はあおむけでも起こりうることなので、うつぶせ寝が原因だとは言い切れません。 赤ちゃんをうつぶせで寝かせるときの注意点 「赤ちゃんがうつぶせでないと寝てくれない」ときは、以下のポイントに気をつけて寝かせましょう。 高反発の枕やマットレスの上で寝かせる 柔らかすぎる素材の上だと、自分で身体を動かしづらく、口や鼻が寝具にうまって窒息する恐れがあります。 枕やマットレスは硬めの素材にしましょう。 寝具に顔がうまっていないか、常に見守る 大人が常に見守ることで、赤ちゃんの異変に気づき、思わぬ事故を未然に防げます。 うつぶせで寝かせるのが不安な人は、様子を見ながら、状況に応じて赤ちゃんの顔が見えやすいあおむけの姿勢に変えましょう。 赤ちゃんを寝かせるときは、細心の注意を払うことが大事です。 睡眠は赤ちゃんがすくすくと成長するためには欠かせない要素なので、安全な眠りの環境をつくってあげましょう。 <参照> 「看護に生かす腹臥位療法 うつぶせ寝で『身体と心』を取り戻す」監修:日野原重明(日本看護協会出版会) 「うつぶせ寝健康法:日野原先生も毎日実践!」監修:日野原重明(ベストセラーズ) 「人体のしくみと病気がわかる辞典」監修:奈良信雄(西東社) 「看護に生かす腹臥位療法 うつぶせ寝で『身体と心』を取り戻す」監修:日野原重明(日本看護協会出版会) 「うつぶせ寝健康法:日野原先生も毎日実践!」監修:日野原重明(KKベストセラーズ) photo:Getty Images.

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うつぶせ寝は赤ちゃんと大人で違う?【正しいうつ伏せ寝】

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うつぶせ寝とは、 腹部を下にし、身体の前面をマットレスや布団につけて寝ることをいい、「腹臥位(ふくがい)」とも呼ばれます。 ちなみに、あおむけで寝ることは「仰臥位(ぎょうがい)」と呼びます。 犬や猫をはじめ、多くの哺乳類(ほにゅうるい)は主にお腹を下にしてうつぶせで寝ます。 哺乳類の中でも、あおむけになって寝るのは人間だけだといいます。 あおむけの姿勢で寝るのが一般的になった理由 多くの人があおむけで寝るようになった理由には、2つの説があります。 1つ目は、昔から 「あおむけ寝」は寝姿がきれいで行儀がよいとされ、お尻を上に向けて寝る「うつぶせ寝」は行儀が悪いと見られていたためです。 行儀の良さが重んじられた結果、「眠るときはあおむけの姿勢をとるもの」という考えが定着していったと考えられます。 2つ目は、医療の観点から「あおむけ=安静」というイメージが強くなったといわれています。 患者が病院へ搬送されるときに、 あおむけの姿勢が十分に呼吸を確保するのに適していると考えられたためです。 日常的な睡眠においても、「あおむけは身体にやさしい」というイメージにつながったと考えられます。 寝る時の正しい姿勢とは 睡眠時に自然で身体に負担の少ない姿勢は「あおむけ寝」で、一方「うつぶせ寝」は苦しそう、というイメージをもっているかもしれません。 しかし、 「うつぶせ寝」は身体に負担が少ないといわれています。 なぜなら、人間は最も原始的な霊長類(れいちょうるい)とされる原猿類(げんえんるい)から進化したものであると考えられているため、原猿類の基本姿勢である「四つんばい」に最も近い「うつぶせ」は、自然な体勢といえるからです。 うつぶせで寝るメリット うつぶせ寝には、呼吸が楽になったり、血行不良を改善したりするなどさまざまなメリットがあります。 息を吸ったときに胸がふくらみ、肩が上がる「胸式呼吸」に対し、息を吸ったときに肩が上がらず下腹がふくらむのが「腹式呼吸」です。 起きている時は胸式呼吸をしていますが、眠っている時は腹式呼吸をしているため、 うつぶせで寝ると自然な呼吸ができ、自律神経が整います。 舌根沈下とは、睡眠時に筋肉がゆるみ、舌の付け根(舌根)が重さで気道の入り口である咽頭(いんとう)に落ち、気道をふさいでしまうこと。 うつぶせで寝ると、空気の通り道である「気道」が確保され、呼吸しやすい状態になり、熟睡しやすくなります。 同時に、気道が確保されることによって、 いびきや睡眠時無呼吸症候群も防げます。 すると、血液中の酸素濃度の低下を抑えられ、血中の酸素量が不足して起こる疲労回復の遅れや老化の防止になります。 血行不良の予防 スムーズな呼吸ができず、血液中の酸素が不足すると、全身に酸素を運ぶ「赤血球」の量が増加します。 すると、相対的に血液中の水分量が不足するので、血液がドロドロした状態になり、「血栓(けっせん)」と呼ばれる血のかたまりができる「血行不良」になりやすくなります。 うつぶせの体勢で寝て呼吸がスムーズに行われれば、血液中に十分な酸素が行きわたり、血行不良になりにくくなります。 うつぶせで寝ると 気道内にたまっている粘液がスムーズに流れ、痰が排出されやすいため、咳をする回数が減ります。 肩こりや腰痛の緩和 うつぶせの姿勢をとると、筋肉がゆるみ、身体の痛みにつながる筋肉の緊張状態がほぐれるため、肩こりや腰痛が和らぎます。 うつぶせで寝るデメリット 身体にさまざまなメリットを与える「うつぶせ寝」ですが、一方で下記のようなデメリットも存在します。 苦しかったり不調の症状が出たりしたら、症状に合った対処をしましょう。 胸式呼吸による息苦しさ 夜遅くまで仕事をしていたり、眠る直前までパソコンやスマートフォンを見たりすることで、目覚めをつかさどる「交感神経」が優位になってしまいます。 この状態で眠りに入ると、眠っている時も「腹式呼吸」に切り替わらず、起きている時と同じ「胸式呼吸」を続けてしまいます。 すると、 胸が圧迫され息苦しくなり、眠りに支障をきたす可能性があります。 対処法 息苦しくて眠れないときは、うつぶせではなく半うつぶせで寝ると、胸部の圧迫を軽減し、息苦しさを抑えられます。 半うつぶせ寝とは、身体の片側が少し浮いており、おへそがやや下を向いている状態で寝ることをいいます。 窒息の可能性 うつぶせで寝ているときに枕などで口や鼻がおおわれると、呼吸がしづらくなり、酸素不足の原因になります。 対処法 呼吸を確保するために、 うつぶせで寝るときは顔を横に向けましょう。 向きは左右どちらでも問題ありません。 自分が楽だと感じる方向に首を曲げましょう。 特に赤ちゃんのうつぶせ寝は、窒息や突然死のリスクが高くなりますので注意が必要です。 嘔吐(おうと)の可能性 食後すぐにうつぶせで寝ると、腹部を圧迫されることで、吐き気や嘔吐をもよおす可能性があります。 対処法 胃の中で食べ物が消化されるには、通常2〜3時間かかります。 そのため、 就寝する2〜3時間前から食事を控えるようにしましょう。 ニキビの悪化 汚れている枕に顔を当てることで、ニキビを刺激してしまい、炎症を悪化させることがあります。 対処法 枕やシーツなど顔に触れるものは、こまめに清潔なものに取り替えましょう。 肩関節の脱臼(だっきゅう) 脱臼しやすい人が腕を高い位置に置きうつぶせで寝ると、肩が開きすぎて脱臼する恐れがあります。 対処法 腕は横に伸ばす、または身体の横にだらりと下げるなどをし、肩に負担がかからないように気をつけましょう。 肩や腕の骨折 骨の密度が低い人がうつぶせで寝ると、普段あまり使わない関節や骨に負荷がかかり、骨折することがあります。 うつぶせ寝を取り入れたい場合は、整形外科などの専門医に相談してから行いましょう。 以下にうつぶせで寝るときのポイントをまとめました。 正しいうつぶせ寝の方法 顔の向き 枕に顔をうずめるのではなく、 左右どちらか自分が楽なほうに向けましょう。 腕の位置 腕は自分が 「ちょうどよい」と感じるところに置きましょう。 ただし、身体の下に入れると、睡眠中にしびれて眠りが浅くなり、睡眠中に目が覚めてしまうので避けてください。 脚の位置 顔を向けた方向に脚のひざを曲げるか、もしくは自然に伸ばしましょう。 快適にうつぶせで寝るポイント 寝るときに 鎖骨の下や、すねの全面に薄手のクッションなどを敷くと、身体が安定して心地よく眠れます。 正しい半うつぶせ寝の方法 顔の向き うつぶせ寝と同様、左右どちらかの自分が楽なほうに向けましょう。 腕の位置 上を向いているほうの腕は上にし、身体の下側にある腕は圧迫しないよう、少し身体の後ろ側にずらしましょう。 脚の位置 上を向いているほうの脚は、ひざを曲げるか枕やクッションの上に置き、下側になる脚は自然に伸ばしましょう。 快適に半うつぶせで寝るポイント 半うつぶせは身体がマットレスに触れる面積がうつぶせより少なく、不安定になりやすい姿勢。 そのため 身体とマットレスの隙間を埋めるように、抱きまくらやクッションを抱えると体勢が安定し、心地よく眠れます。 赤ちゃんのうつぶせ寝 乳幼児突然死症候群(SIDS)について 「乳幼児突然死症候群」(SIDS=Sudden Infant Death Syndrome)は、赤ちゃんが突然死してしまう病気です。 原因は不明ですが、一説にはうつぶせで寝ることが原因だといわれています。 乳児は自分自身で身体を動かしづらいため、うつぶせで寝ることによって枕に顔がうまっても対処できず、窒息することがあります。 しかし、乳幼児突然死症候群や窒息死はあおむけでも起こりうることなので、うつぶせ寝が原因だとは言い切れません。 赤ちゃんをうつぶせで寝かせるときの注意点 「赤ちゃんがうつぶせでないと寝てくれない」ときは、以下のポイントに気をつけて寝かせましょう。 高反発の枕やマットレスの上で寝かせる 柔らかすぎる素材の上だと、自分で身体を動かしづらく、口や鼻が寝具にうまって窒息する恐れがあります。 枕やマットレスは硬めの素材にしましょう。 寝具に顔がうまっていないか、常に見守る 大人が常に見守ることで、赤ちゃんの異変に気づき、思わぬ事故を未然に防げます。 うつぶせで寝かせるのが不安な人は、様子を見ながら、状況に応じて赤ちゃんの顔が見えやすいあおむけの姿勢に変えましょう。 赤ちゃんを寝かせるときは、細心の注意を払うことが大事です。 睡眠は赤ちゃんがすくすくと成長するためには欠かせない要素なので、安全な眠りの環境をつくってあげましょう。 <参照> 「看護に生かす腹臥位療法 うつぶせ寝で『身体と心』を取り戻す」監修:日野原重明(日本看護協会出版会) 「うつぶせ寝健康法:日野原先生も毎日実践!」監修:日野原重明(ベストセラーズ) 「人体のしくみと病気がわかる辞典」監修:奈良信雄(西東社) 「看護に生かす腹臥位療法 うつぶせ寝で『身体と心』を取り戻す」監修:日野原重明(日本看護協会出版会) 「うつぶせ寝健康法:日野原先生も毎日実践!」監修:日野原重明(KKベストセラーズ) photo:Getty Images.

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