僕は君が好き焼けた肌にいい匂い 曲名。 eFUCO

記憶の記録

僕は君が好き焼けた肌にいい匂い 曲名

未来工房 Live Review (2003年下半期) Live Review ( Artist名 をクリックするとReviewに飛びます。 10 森広隆「Good Crew Night Vol. 10 with ラブハンドルズ」 2003年12月26日(FRI) 原宿アストロホール さて、いよいよ今年最後のLiveです。 今年は紺野Yearと言っても過言ではないので(笑)、締めもやっぱり紺野君です。 とは言ってもラブハンドルズの方が後だったので、ラブハンドルズで締めたんですけどね(笑)。 しかも、ラブハンドルズをしっかり観てしまったために、記憶力に余り…かなり自信がありません。 その上、もう年越してしまってます(爆)。 年内に書き上げるつもりでしたが、体調不良のため、かなわず…。 ということで、締めにも関わらずライトにいきます。 前回のが比較的ディープ(対義語になってない…)だったので、お許しを…。 森広隆Liveからスタート。 今日のメンツは前回と同じフルメンバー(下記参照(笑))。 まずはHeavyに「退屈病」。 さすが森君。 同じものを回したりなんてケチなことは致しません。 ちゃんと構成変えてくれてますね。 今日はLiveHouse仕様だ!(そうなのか?)前回から日が経ってないだけに、続きを見てる気分でした(笑)。 今回もだいたい定位置にいたんですが、アストロはステージが狭いので、スピーカーの隣あたりだったんですけど、ヤバイですね。 いきなり重低音にやられました。 あんまりスピーカーに近いと、音が割れて聴こえることが多いんですが、ここはハコが小さいせいか、至近距離でも、かなりクリアな音で、低音の鳴りもとても良くて、私は全身に大音量の重低音を浴びて、かなり気持ちよかったです。 しかも、他でもない紺野Bassの音ですから、旋回するようなHeavyな音にしょっぱなから酔ってしまいましたね。 今日も絶好調にうねってます。 次は打って変わって、優しくフワフワと「夜行性」。 森君はコブシも唸りも絶好調。 でも、今日はちょっと歌を落とし気味ですね。 歌詞忘れとかじゃなくって、多分、出遅れ?今日はすごく落ち着いて見えたんだけど、多分、その分構成なんかに意識を集中させすぎてたんじゃないかと…。 あくまでも推測ですけど(汗)。 Guitarも弾いてるんだし大変ようっ(中途半端な弁護に終わる…)。 そして、ルーズなDrumsとGuitarで始まる「Fuzz Master」これもHeavyなんだけどフワフワ感があるんだよね。 最後のリフを延々と繰り返して、終わりそうでも終わらない〜(笑)。 元々回数決まってるんでしょうかね?なんか森君のその日の気分のようにも思えたりして(笑)。 どっちにしろ最終的合図は森君がするようで、「森君まだ?! 」という無言の視線が森君に集まってるように見えたりして。 そして、定番の「ただ時が経っただけで」。 またまたBassの低音がたまらない曲です。 どういう音の作り方をしてるんでしょうかね?エフェクタとかよくわかりませんが、Bassにしては使ってる方なのかな?(見てもさっぱりわからん…)コンプなんかをバリバリにかけてるっぽい。 音の揺れ幅が少ないので、曖昧な音を出すと、かなり目立つはず。 巧いからこそ使いこなせる音だと思います。 そして、しっとりとバラードで「密室」、まだ2回目の新曲「Heaven」へと続く。 やっぱりいい曲です。 はっきり覚えてないので、言及は避けますが、詞の表現のしかたが、森君らしくて、重くてかっこいい。 サンバ調のリズムで始まったのは、「Isn't She Lovely」。 「ドゥ〜〜ン、ドゥ〜〜ン」と、Bassはパーカッションに早代わり(笑)。 なんだろう?トーキングドラムに近い音かな?普通のglissなんだろうけど、いい感じにアクセントがついてて面白い。 そうか、そんな使い方もあるのかと妙に感心…。 いやいや、お遊びなんでしょうけどね。 波多江さんのDrumsもいつものセットでありながら、ラテンのリズムが軽快で気持ちいい。 中盤のBreakでは、このDrumsに合わせてみんなで手拍子合戦。 河内さんのキーボードも本格的でめちゃめちゃかっこいい。 そして「Trash」。 再び波多江さんの戦いが始まる(笑)。 引き続き森君が手拍子を要求したばっかりに、やりにくかろう、波多江さん。 それでも、徐々にCoolDownしつつ、森君のきっかけを待って、みんなおあずけ犬状態。 やっときっかけをもらうと、そこからSwing調に変化して、おあずけを解かれた喜びで(そうなのか〜?)、急に陽気な感じにHeatUpして、本編に戻る。 ここでBreak。 前回のasiaと同じ感じのスラップBassのリフで始まる、DrumsとBassのChase。 今回はロングバージョンなのかな?今日はとってもCoolな紺野君。 淡々と軽快に細かいスラップを刻む。 低音と高音のバランスが気持ちいい。 渋いぜ〜(笑)。 二人にしかわからないような間合いで、どんどん加速して、前回同様「ゼロ地点」へ繋ぐ。 再び重低音の旋回〜。 今日はぐるんぐるんですね(笑)。 この気持ち良さが永遠に続いてほしいという願いも虚しく、ラストの曲、「CYCLONE」。 1年の締めにふさわしいんだか、ふさわしくないんだか、とっても爽やかだよ。 森君(笑)。 最後の方はものすごく熱唱してました。 森Bandも今日は終始笑顔でとっても楽しそうだったよ。 今年は本当にあなたたちのお陰で充実した一年でした。 来年もまたよろしくお願い致します〜。 楽しみにしてるようっ! 紺野君もお疲れ様です〜。 今年は紺野光広という素晴らしいBassistと出会うことができて、ホントに良かった!! 迷惑だとは思いますが(笑)、来年も紺野君の音とGrooveを中心に過ごして行こうと思います。 あ、でも予定が元旦しか入ってない〜(涙)。 来年も頑張ってくださいね。 森君、よろしく(爆)。 まだ、終わってませんよ(笑)。 次はラブハンドルズのLive。 ラブハンは2月のLive以来の2度目で、音源とかも全然聴いてなかったのですが、「あっ、これ2月にも演ってた」と、思い出したりもして、1回聴いただけで、私の深層意識に焼きついてたりもする良い曲ばかり。 前半は比較的Acousticな感じで、後半はRockな感じ。 私はどっちかって言うと後半の方が好きかな?(多分邪道…?)Vocalも味があってかっこいい。 Guitarはね、妙にツボな音と「えっ?」ていう音があって、ちょっと微妙かな?Bassの人の笑顔は相変わらず苦手です。 ごめんなさい、直視できない(爆)。 DrumsはBドラの入り方が気持ちよかった。 そしてアンコール。 まずは森Guitarに若林氏Vocalの「森林(モリバヤシ。 シンリンではない…。 木だらけだ…)」による「Pebama」。 森ファンとしては、やっぱ、森君の方がイイと思っちゃうんだけど、若林氏も、ありったけの気持ちを込めて歌ってくれてた感じで、とっても良かったです。 で、雷様(溝下氏)も登場して、森君ちで濁り酒が爆発した話とか、ゲームの話とかして、トリプルGuitarバンド「森ハンドルズ」による、ラブハンのナンバー。 とっても楽しそうなセッションで、すごく盛り上がりましたが、Bassの人と森君が絡んだときに、森君が微妙に目をあわせてなかったのを私は見逃さなかった(ほら、直視できないべ)。 ラストもラブハンの曲で、Acoustic調の暖かい感じの曲。 ハートウォーミングに今年を締めることができました。 森君、ラブハンのみなさん、お疲れ様でした〜。 楽しかったよ〜!来年もよろしく〜!! ということで、無事に今年のLive生活を締めることができました(書いてる今は、年明けちゃってますが…)。 今年は、一年で30本以上のLiveに行ったらしいです。 そのうち半分近くは紺野君がらみということで、今までにないスタンスだったりするわけですが、ホント今年はLive一色でしたね。 こうやっていちいちLive Reviewを書いているのは、ひとえに私の備忘録なんですけど(笑)、実は未来工房のファンよりも、このLive Reviewを見に来る方のほうが多いらしいです(笑)。 ロクなこと書いてないので、申し訳ないんですけどね。 まあ、できるだけ、ただのレポートだけにしないとか、意見を押し付けないように気を配って、あくまでも、自分の目線のものにしようとは思ってます。 あなたの目線と違ってても、人それぞれってことで、ご容赦ください。 記憶違いや思い違いなんかがあっても、「こいつバカだな」で済ませてやってください(汗)。 でも、不適切な発言があれば、遠慮なくご指摘くださいませ。 ということで、来年もこのまま突っ走ります。 来年もよろしくお願い致します。 森広隆「Voyage3 with オオサカ=モノレール、Mika Arisaka」 2003年12月14日(SUN) club asia 久しぶりのClubLiveですが、DJで始まって、Mika Arisaka Live〜DJ〜オーサカ=モノレールLive〜DJ〜森広隆Liveという流れ。 Mika Arisakaさんは、全然知らなかったんですが、ゴスペル系の女性Vocalist。 「Amaging Grace」から始まって、あとはオリジナルナンバーらしい。 透き通ってるけどしっかりした声で、Soulfulでかっこいい。 すごくトータル的な色がはっきりしてて、いい感じでした。 オオサカ=モノレールは、音源は聴いたことあるんですが、こんな人たちだったのか…。 基本的にJBっぽいのかな?フルバンドのゴージャスなSoul Funk。 で、Vocalの人のキャラがもの凄いインパクト。 JBスタイルのVocalと謎のブレイクダンス。 キーボードとメタルカバサまで操る(笑)。 いや〜、ナイスキャラです。 ある意味凄くかっこいい(笑)。 Bandの演奏もすごくかっこよくって、個性を殺したダンスがイイね。 結構ツボでした。 機会があれば、また観たいですね。 そして、いよいよ本日のメインイベント、森広隆Liveです。 DJが終わると、演奏に入らず、いきなり森君が喋り出す。 「嬉しい悲鳴なんですけど、多すぎて入れないらしいんですよ。 空いてたら前に来ていっしょに盛り上がろう!おいでおいで、おいでおいで、ありがとうっ!ありがとうございます!」おいでおいでって…。 もちろん、予定にはない喋りだったんだろうけど、この言葉で初っ端から一気に森ワールドに引きずり込まれた感じですね。 Clubのキャパって、全フロアの合計で、入れ替えも考えて、それ以上のチケットが出るから、結構危険。 ちなみにasiaの最大キャパは700人です。 ありえね〜(爆)。 場合によっては建物の中にすら入れないことがあるので、ご注意を…。 でも、あんまり早く行き過ぎてもしょーもないです(爆)。 まあ、かろうじて紺野君側の最前にはいましたが、それでもかなりハジに追い遣られてました。 まあ、いいです。 あんまり正面すぎると、目のやり場に困るし(笑)、紺野君も私みたいのが正面にいたら、イヤだと思うし(爆)。 黒田Liveでは決して近寄れない距離にいるので、森君Liveでは必要以上に近寄りたくなるんですよね(笑)。 許せ、紺野君。 1曲目は恒例のウォーミングアップのインスト。 ホントはDJから繋ぐ予定だったのかな?Funkyで軽快なSmooth Jazz(?)。 今日のメンツは、森広隆(Vo、G)、紺野光広(B)、波多江健(Dr)、馬場一嘉(G)、河内肇(Key)のフルメンバーです。 今日のBassは、いい感じに音が重くて丸いですね。 この音だよ、この音!もちろん場所的にBアンから直で聴いてるっぽいけど(笑)。 でも、全体的にasiaも音が良くなってるような気がしました。 客がいっぱい入ってるからかな? 徐々に呼吸を合わせて、森君のスキャットとBassのうなりに加熱されつつ、2曲目へ。 ブリブリしたBassの刻みから始まる、「悪魔の提言」。 この曲は回を重ねるごとに、落ち着いた音になってきてますね。 Bassのツブもぴっちり揃って、安定して全体を持ち上げる。 後半になるにつれて微妙に浮き上がってきて、ラストのサビ前のKeyboardとの絡み方もかっこいい。 森君も落ち着いて、浪曲のようにつらつらと歌ってましたね。 その節回しは、かなり怪しいぞ(笑)。 そして、「CYCLONE」。 冬だろうが爽やかにやっちゃいます。 今日は喉の調子がずいぶん良さそうですね。 高音の伸びもいい感じで、気持ちいい。 「ずっとみんなに会いたかったっ!会えてうれしいっ!この野郎っ!」…この野郎って…(笑)。 私も、楽しそうな森君に会えてうれしいぞ。 この野郎っ!(爆)今日はホントにリラックスしてて楽しそうな森君。 喋りも絶好調です(笑)。 やっぱ、リラックスしてるときの方が、歌もGuitarも変に尖ってなくて、イイ感じに馴染んできます。 あと、馬場さんがいると、森君の負担も減るので、今日はVocalに専念できてますね。 Bandの雰囲気もすっごくいいです。 いつにも増して信頼感が感じられて、一人一人が自分のパートに集中できてる感じ。 そして「黒い実」。 しかし、この人たちのこの呼吸はなんなんでしょうか?気持ち悪いぐらい揃ってますね。 Bassは非常に滑らかなんだけど、押し出すように導く。 微妙にBounceが効いていて、緩やかな流れにもアクセントを加える。 後半のDrumsの回り方もすごいですね。 「イツモドオリ」は、Bassがムーディーでゾクっとします。 そして「BOMBER」。 この曲は生で聴いたことがなかった気がします(記憶がないだけ?)。 Albumとは全然違うアレンジ。 スラップではなく、細かく刻んで、音はHeavyなんだけど、リズムは軽快にハネている。 このリフすっごく好きですね。 かっこいい!Soloはスラップで、相変わらずキレがよくってかっこいい。 実はスラップってあんまり好きじゃないんですけど、紺野君のスラップは全然しつこくないので、逆に「もう終わっちゃうの〜?」って思うぐらい(笑)。 スラップって、ある意味不安定な弾き方なので、プルのもたりとかタメが気になっちゃう人って多いんですが、紺野君のGrooveは非常に正確で軽快で、イヤミがない。 装飾音符みたいに、サムピングにプルがいいタイミングでついてくるんだよね。 音のキレはいいのに流れはとても滑らか。 思うところにビシッと入ってくる気持ちよさ。 音もバキバキじゃなくって、太くて丸い独特な弾力のある音。 最後は、つるつるっと駆け上って、森カッティングにバトンを渡す。 お見事!そして、盛り上がったところで、「ただ時が経っただけで」でさらに盛り上げる。 この曲に関しては、もう非の打ち所がないぐらい、完成されちゃってます。 何も考えずにGrooveに乗れちゃうので、最高に気持ちいい!このままいつもなら、「ゼロ地点」にそのまま繋げそうだけど、Bassのリフが入って一呼吸。 「どんどんリズム取って、いっしょに楽しもう〜!」森君が紺野君と波多江さんをコール。 二人の掛け合いが始まる。 BassはぶっといスラップでめっちゃFunky。 うっわ〜、かっちょいいぞ〜。 いや〜めっちゃ渋いです。 このコンビ、なんか、よりパワーアップしてますね。 絶妙なコンビネーションで距離と速度を調整しつつ、「ゼロ地点」へ繋ぐ。 どんどん加速していくHeavyなGrooveがたまらない。 森「Liveって楽しい!なんか楽しいよ〜!楽しいっ!!」(嬉しそうにはしゃいで叫ぶ) 紺「楽しい〜〜」(低い小さい声で、かなり棒読み) 森「ぼそっと言わない!そこっ!」(先生のように注意する) 紺「(マイクが)入ってないんだよ」(マイクを指差す) 森「入ってないの?」 紺「うん」(マイクがかなり大きい「うん」を拾う。 紺野君驚く。 森君爆笑) って、コントかよ…。 でも、その場にいないと笑えないか〜。 ラストは引き籠もって作ったという、新曲「Heaven」。 争いの耐えないこの世の中を儚んで、いつか全てが救われる日を願うような、そんな「祈り」かな?鎮魂歌のようにも聞こえる。 曲調はすっごく森君らしいバラードで、音程の抑揚がふわふわしてるんだけど、もの凄く力強さもあって、森君から解き放たれる無数の「祈り」が、オーラじゃないけど、なんかビジョン化して見えたような気がしました。 すっごくキラキラしたものが、森君からいっぱい飛び立っていったよ(わかりにくい表現ですみません)。 インストのうねりも広大な感じで、スケールの大きさを感じました。 asiaの狭い空間がとてつもなく広い空間のように感じました。 すっごくいい曲でした。 っつ〜ことで、久しぶりの森広隆Liveでございましたが、いや〜、楽しかった。 かっこよかった。 1時間足らずのClubLiveなのに、こんなに完成度の高い演奏が聴けるとは思ってませんでした。 やっぱ、森Bandは凄いっ!! 今日の紺野君は、渋かったです(笑)。 もちろん、黒田楽曲と比べて、森楽曲が渋いからなんだろうけどね。 なかなか職人度が高いです(笑)。 でも、Soloなんかの見せ場で、多少派手めにアピールするようになったのは、黒田ツアーで鍛えられたからなのかな?メリハリついて、かっこよくていいです。 せっかく凄いPlayしてるんだから、注目していただかないと〜。 心なしか、お客さんの反応もいつもより良かったよね。 黒田Bandでもしっかり馴染んでいる紺野君ですが、やっぱり、森Bandの紺野君が、紺野君らしい紺野君なのかな?もう、色々でよくわかんないんだけど、どれも好きなので、それでいいや(笑)。 毎回飽きなくって楽しいです。 次は今年最後のLiveになります(カウントダウン外れちゃったので…(涙))。 また、いっしょに楽しもう〜!! SUICIDE SPORTS CAR 「SPY ROCK '03 Winter」 2003年12月7日(SUN) 初台DOORS 「Pretty Woman」に乗ってメンバー登場。 みなさんリーゼント(?)に黒のシャツ、黒のパンツというお揃いの服装で登場。 場内大爆笑。 「SPY ROCK」ということで、Rock'n'Rollっぽさを出したかったらしい…。 でも、それじゃあ、気志團と変わらないんじゃあ…。 リーゼントにもそれぞれバリエーションが…。 みなさん、必要以上に大きな頭なんですけど、マリーさんのは60年代USA系。 でも、ちょっとデビ夫人っぽい。 Knightは馬の鬣のようだ。 80年代UK系。 金髪に赤メッシュの前方に長〜いリーゼント。 もちろんソリは天然です(それは言わない約束じゃあ…?)。 今日は、いつものメンツにGuitarのオオクラレイ(漢字わからないのでごめんなさい)さんがプラス。 私はシモテ2列目の端っこにいたんですけど、今日はKnightの卓が中央にあったので、Knightはよく見えたんですが、Giurianoがまったく見えませんでした(涙)。 今回、珍しく番号が悪かったので、間違っていつものクセでシモテに行ってしまったんですね。 SSCだけはカミテに行かないといけなかったのに…。 1曲目は…、なんなんでしょう?Rock'n'Roll Bandのテーマ?(笑)わざとらしい4Bのベタな感じで「Rock」をアピール(笑)。 そして2曲目は「脱・Go-In Down」。 Rock'n'Roll Bandなので、SSC唯一のRockナンバー(?)が久しぶりに登場しました。 あれっ?この曲なんだったっけ?って思うほど久しぶりです(笑)。 今日のKnightは、初めっからスタンドマイク体勢のVocalモード。 卓も中央奥で、PCはない模様。 次は「Everybody Midnight」なんですが、なんとKnightは2番の歌い出しでフライングを…。 まあ、そのくらい、ノッておられたということで…(笑)。 で、カバー曲を数曲。 Turtlesの「Happy Together」以外はちょっとわからない。 なんとなく知ってるんだけど、なんの曲だか思い出せません(汗)。 で、Knightはテレキャスを手にして挨拶。 「ちょっと見ない間に髪の毛伸びたんですけど…、今日は最後までRock'n'Rollでとばしていきますんで…。 」「では、最高のRock'nナンバー…、Rock…、Rock'nRoll…ナンバーを…」と何度も噛みながら始まった曲は、Rock'n'Rollではなく、Bossaのリズムで「太陽のしずく」。 狙いすぎて噛んじゃったんでしょうかね(笑)。 Knightのテレキャスは、なんとBass弾き用(笑)。 今日のマリーさんは、リーゼントではありますが、とってもキュートな歌い方でした。 そして、いつもと違ってLounge風のアレンジの「Backseat Butterfly」から、1st Albumの定番ナンバーで盛り上がる。 今日のインストは「Firefox」。 K-taさんは、今回マリンバなしで、電子(?)Vibraphoneのみでした。 いつもよりもちょっとおとなしい感じで残念。 「今年最後なので決めてみました。 SARSから始まり、MATRIX、北の問題の話にも携わって(?)きて、ようやくここに辿り着いたかなと、非常に私たちは盛り上がっております。 」と、盛り上がってる割には、冷静な口調のMC…。 そこから、2nd AlbumのDiscoナンバーをゴキゲンに流す。 メンバーもお客さんも踊りまくり。 そして、本編ラストはやっぱり、「レディーMを追え!」。 Knightはコロガシの上にどうしても立ちたいらしいのだが、何度も失敗して、やっと乗る。 いくらRockだって言ったって、あんな小さいやつの上に立つ人はいませんよ、普通…。 そしてアンコール。 年末はやっぱりこれです。 「デンチューでござる」。 「田舎大名が! おのれ上野介! 殿中でござるぞ!」と繰り返す渋いサンプリング。 そしてオープニングに演った、「Rock'n'Roll Bandのテーマ(多分そんな曲名じゃない)」で締め。 メンバー紹介をして、リーゼント軍団ご退場…。 しかし、今年はホントに活発でしたね。 なんか、毎回コンセプトが変わってはいたのですが、結局コスプレの域で終わってしまって、音的にはさほど変化がなかったような…。 実は今回も、不完全燃焼で終わってしまったんですね。 私は多分、コスプレとかって好きじゃないんだと思います。 小さいハコのLiveはやっぱり、視覚効果よりも音に比重を置いてほしいなと…。 まあ、それを言っちゃうと、SSCのコンセプトに合わないわけで、身も蓋もなくなっちゃうんですけど…。 パーティー感覚で行くのなら、年に2回ぐらいかなと…。 まあ、活発なのはいいことだと思うので、面白そうなときを見計らって、また参加したいと思います。 しかし、取りあえずハコを変えてくれないと、トラック多用してるだけに、音響面でかなり飽きが…。 3回連続はやっぱキツイぞ。 コスプレ苦手でも、音楽的にはかなり好きなので、そっちの方もご配慮くださいませ〜。 NORTHERN BRIGHT 2003年12月3日(WED) 三菱自動車ショールーム ご存知品川は、新幹線がらみでいろいろ再開発されていて、品川の駅から立体遊歩道みたいのができていて、三菱自動車ショールームも、この遊歩道に面して立っています。 で、ショールームでLiveって……、本当に、ショールームの車の横でやるんですよ。 遊歩道の方を向いて。 だから、ガラス張りのストリートLiveみたいで、ちょっと不思議な空間でした。 お客さんも、中央の前の方はファンばっかりだったんですが、会社帰りのサラリーマンとかおばちゃんとかも、けっこう来てました(笑)。 で、新井君から「立たないで聴いてくださいね」という指示が。 立つと遊歩道から見えなくなっちゃうからなんだろうな。 しか〜し!だったら、アコースティックLiveにしておくれよ。 こんなノリのいい曲ばかりやらないでよ〜(涙)。 後ろに行って立とうかと思っちゃったよ。 イマイチ乗れないストレスが…。 いや、ノリのいい曲の方が好きなんだけどさ。 島ちゃんも今日は、かなり冷静な感じで、いつもより上手く聴こえました(笑)。 「Happiness」も「Miracle」も、いつもより軽く回してたんだけど、「Young Lovers」で大ブレイク(爆)。 そうこなくっちゃ!島ちゃ〜ん! それで、ラストはまさかの「Come Together」!!たった1時間のLiveだったんですけど、これが聴けただけでも、行ってよかった!こないだのツアーでやらなかった曲の中で、聴きたかった曲ナンバーワンだったもん。 もちろん原曲はBeatlesですが、NBバージョンは、最高にかっちょいい。 島ちゃんBassもブルージーにうなってました。 ちなみに、SONY時代のMaxi「Pulp Flavour」のカップリングでございます(宣伝)。 ってことで、満足〜。 無料だったのに、300円のジュースを貰ったよ(笑)。 紺野光広 (黒田倫弘「LIVE FANTOM TOUR Future In Blue」) 2003年11月27日(THU) ZEPP TOKYO さて、黒田倫弘氏のFuture In Blueツアーのファイナルステージに行って参りました。 場所は、X'mas Illuminationの煌めく(笑)、台場Zepp Tokyo。 女性ばっかりのZeppなんて初めてですね。 でも、意外とロッカーとかは空いてました。 そっか、戦闘態勢に入らなくて良いのだな(爆)。 珍しく、カミテ側の扉から入場させられる。 会場中央を縦断する長い花道があったので、仕切り方がかなり複雑。 開演までの間に3回ぐらいポジション変えてシミュレーションしてみて、結局シモテの最前ブロックの前から4人目ぐらいで落ち着く。 私は460番台だったので、そんないいポジション取れる番号じゃなかったんですけど、シモテ最前ブロックは、入場口から一番遠く、かなりのハードル(柵)を乗り越えないと辿り着けないため(Zepp内一周)、かなり空いていた。 そして、みんな花道に群がる形でポジション取ってたので、花道の周りが最前みたいなものでした。 でも、ステージに対しては、間違いなく4列目なので、Bass目当ての私にとっては、非常に助かるセッティングでした。 そして、メンバー登場。 おおっ、今日は紺野君がばっちり見えるぞ!ステージが広くてよかった。 いつも葛城さんが外側だったんですが、今回は紺野君が一番端。 しかも台に乗っているので全身よく見える。 シミュレーションした甲斐がありました(爆)。 今日は、初っ端からSunBurstのJBで登場ですね。 このJBはあと、2、3曲ぐらい登場してました。 なんか設定とか変えてるんでしょうか?こっちの方が音が太くてヘビーな感じに聴こえてました。 で、最初の曲は「轟けマイハート」(そんな題名じゃないよ…)だったんですが、こんなふうに、未だに曲名ほとんど把握してないので、相変わらずアバウトな感想を。 そして、もちろん紺野君中心で…(表題も配慮を加えてみました)。 今日の紺野君は、初めっから元気でした。 最近、前半はちょっとエンジンかかりにくい感じだったけど、今日はいきなりノッてます。 やっぱ、立ち位置の問題とかも関係あるのかな?誰かの背中を見ながらやるのとは気持ちが変わってくるもんね。 長いツアーを乗り越えて、慣れてきたのかもしれないし。 わかんないけど、とにかくイイ感じでした。 森君のときとかも、あんまり客席の方とか見ない人なんだけど、今回は結構客席を向いていて、堂々としててかっこいいぞ。 私も前回までの「見えないストレス」があったので、今回はずっと視線を集中させてしまいました(笑)。 特に花道で起こった出来事はほとんど知らないな〜。 私は、あの花道を端から端までとんぼ返りで縦断する黒田氏を見てみたかったんだが、それはやったのかな???不明(だったら見ておけよ)。 んで音は、今日は比較的タイトな感じだったんですが、その分、輪郭がはっきりしてて、やっぱり確かな存在感。 細かい表情まで伝わってきて、いつも以上に小技のキレの良さが光ってます。 今日もバラエティーに富んだフィルで繋いで、気持ちよく曲を引っ張ってます。 黒田楽曲は未だによく覚えてないんだけど、BassのGrooveが道標になるので、わからなくても大丈夫。 迷子にならずに正しい波に乗れるので、安心して身を任せられます。 わかってない方がかえって楽しいかも(笑)。 導かれるまま、揺さぶられるまま、Bassが紡ぎ出したラインに沿って、ついて行くのが気持ちいいです。 中盤に、黒田氏のエロエロショー(?)が始まる。 真っ暗なステージに黒田氏の持つハンドライトの光だけが、黒田氏の鍛え上げられたしなやかな肢体を照らし出す(いやらしい表現だな…)。 しかし、私は笑いをこらえるのに必死でした。 だって、筋肉が、筋肉がぁ〜〜。 人体模型筋肉バージョン(?)のようでした。 筋肉の陰影が、はっきりくっきり。 暗闇に浮かび上がる筋肉…。 結構恐い…。 でも、黒田氏は真剣そのものだし、会場もシ〜〜ンと静まり返っていたので、笑うわけには…。 でも、見る人が見れば、多分かなり美しい筋肉美なのではと…(私には評価基準がわかりません…。 ってかムキムキはちと苦手かも…)。 途中から葛城さんがバイオリンを弾き出したので、視線を逃がすことに成功(笑)。 そして、筋肉ショー…じゃない、「リズム」が終わって、紺野君がステージに戻ってきた。 そんな紺野君の頭上から白色のピンスポが当たる。 まさか、紺野君までエロエロショーを…???実は筋肉ムキムキだったりして…???(爆)いやいや、やりませんって(笑)。 静まりかえった会場に「ヴィ〜〜ン」という聴きなれない金属質な音が響き渡る。 右手にはピック。 なんで今更ピックなの〜?と思っていると、「ヴォヴォヴォ」というストローク。 ん?これは、もしかしてコード弾きなんじゃあ……?バリバリに歪んだディストーション音なので、はっきりとはわからないんですけど、私の耳にはそう聞こえました(違ってたらごめんなさい…)。 静まりかえった会場を劈くようなBassの鋭く歪んだ音。 しっかりとしたストロークが闇を切り裂くかの如く、複雑なリズムを刻み続ける。 正確さとルーズさが相まって、大きな音のうねりが聴く者すべてを巻き込んでいく…。 紺野君自身は、見た目はいつもどおりにCoolで、淡々と弾いてる感じなんですけど、その右手に込められた力と熱は、その音からビンビン伝わってきます。 う〜ん、こんな激しさを内に秘めていたのか…。 かっこいい…。 かっこいいよ〜〜〜!!(絶叫)もう、呆然と見とれてしまいましたね。 なんか、HardRockな感じで、渋すぎです。 イケてます。 いい仕事してます。 別にコード弾きを推奨するわけじゃないんですけど(笑)、あのSoloがあの場所であの形であの音で存在するというのが、とっても効果的だったんですよね。 感動しちゃいました。 ヤラレた!素晴らしい!(感涙)あのエロエロショーからの流れを立ち直らせるためには、あのくらいやらないと〜。 全体がビリっと引き締まって、次の流れにしっかり導いてくれました。 果たしてあの中のどれくらいの人が、紺野君の凄さを理解できたのかはわかりませんが、誰も理解してくれなかったとしても、紺野君はやるんだよ。 やっちゃうんだよ。 でも、技の度合いはわからなくても、あれは誰の目にもかっこよかったと思いますよ。 ホント素敵でした。 紺野君のいつもと違う一面を見ることができて、私は嬉しい (涙)。 でも、ほんとになんでもやっちゃいますね。 ってか、やれちゃいますね。 紺野君はどこに向かってるんだ〜?どこまで行くつもりなんだぁ〜〜???(そして、私はどこまでついて行けるんだ?(笑))モテることだけを目標に生きてきた(?)黒田氏には悪いんですけど、私は、紺野君のSoloの方がよっぽど男らしくてかっこいいと思うぞ(笑)。 男の色気ってこういうもんでしょ。 まあ、好みの問題か〜。 少数派意見としてお聞き流しください(涙)。 話が長くなりましたが、そのまま、指弾き、スラップと流れるように続けて、「Re-Negate Dive」に繋ぐ。 紺野君は大仕事を終えて、リラックスした感じで楽しそうにノッてました。 あれだけのSoloを見せつけておきながら、やっぱりバッキングは真面目なんだよね。 いいなあ。 しっかし、かっこよかったよなあ…(かなり引きずってる)。 「出かけよう」はバンドだけで構成するナンバーで、Solo回しとかするんだけど、そのSoloより、私はバッキングのリフが好き(笑)。 軽快なハネが「出かけよう」=「ウキウキ」って感じで良いよね(笑)。 さっきの重さとこの軽さ、とても同じ人が弾いてるとは思えない(笑)。 でも、どっちも好きな私も似たようなもんだ。 紺野君のマルチな表現力と技術に万歳。 そういえば、なんか、全体的に黒田バンド自体のスタンスがちょっと変わったように感じました。 お互い合図し合ったりとか、顔見合ったりとかしてて、とってもいい雰囲気。 これって紺野君効果じゃないかと私は思うんだけど…(笑)。 野音のときとかも、一生懸命みんなにアプローチしてたもんね。 ちゃんとコンタクトできるようになったから、安心して前向けるようになったのかもしれないなあ(話はかなり前に戻ってるけど…)。 そして、本編最後は「YOU」。 ラストに、黒田氏がものすごく声を張り上げる場面が…。 久しぶりにやられちゃいましたね。 耳が…。 思いっきり叫んだのをそのままマイクが拾ったもんだから、かなりのレベルオーバー。 天井で押し潰されてバリバリに割れた声が会場に轟く。 黒田サン、そういうときは、多少オフマイクにしないと…。 こういうのは、得てしてステージ上には聞こえてないことがほとんど。 歌い終えて「俺はやったぜ!」という満足そうなイイ顔で天井を仰ぐ黒田氏。 しかし、メインスピーカーに近い私の周辺では、「耳痛〜い」という声が多数…(涙)。 いやいや、でもこの耳の痛みが黒田氏の思いの丈ってことで…、場内に充分響きました。 そうか…、これが「轟けマイハート」なんだな(だからそんな曲名はないってば…)。 アンコールは黒田氏と馬場さん二人だけでのバラード、「蒼寂」から始まって、最後はみんなで「Jumpin' Dash」「サンディー」と、ノリのいい曲を続けて、客席もステージ上も大盛り上がり。 ラストはみんなで横並びで挨拶。 そのまま中央の黒田氏が全員を引っ張って、全員花道へ。 みんな長いツアーを終えて、イイ顔してます。 みなさん、お疲れさまでした〜。 楽しかったぞ〜!ありがとう〜! ということで、とっても楽しかったです。 でも、ほとんどBassばっかり聴いてたし、例のSoloがあまりにもかっこよくて、私もかなりおかしくなってたので、実はほとんどがあやふやな記憶なんですよね(爆)。 ので、かなり断片的な感想になってます。 ってかSoloの話ばっかじゃん(汗)。 だって、あまりにも衝撃的だったんだもん。 私はツアー見てきてないので、なんとも言えないけど、約1ヶ月全8公演の長いツアーを終えて、紺野君自身の黒田バンドにおける、あるべきポジションが、だいぶ確立できたんじゃないかと思います。 全然浮いてなかったよ(笑)。 でも、このツアー、各公演ごとのスパンが長いので、きっと調整とか大変だったと思いますよ。 紺野君、黒田サン、バンドのみなさん、本当にお疲れさまでした〜。 ゆっくりお休みくださいませ。 って、森君Liveが迫ってるから無理かな?黒田Liveは今年はこれで締めますが、思い切って参加してみて、ホントによかったと思います(1回目に行くまでは、かなり躊躇してたので)。 ちなみに、来年の紺野君のAppearanceは一切わかってません(元旦からすでにわからん。 出るのかな?)。 まあ、わかる範囲で、また黒田Liveにも参加したいと思います〜(さすがに博打は打てないよ〜)。 森君Liveも頑張ってくださいませ(これは出るよね?(笑))。 NORTHERN BRIGHT 2003年11月19日(WED) CLUB QUATTRO 久しぶりのNorthern Brightのワンマンです。 この日の整理番号は100番台。 しか〜し!…居ないんですよ。 人が…。 実質30番目ぐらいに入場できて、中に入るともちろんガラガラ。 私は島ちゃん前ポジションの最前に付いたんですが、それから30分ぐらいは、人が居るのは最前と椅子席だけでしたね。 そっかあ…、NBのファンの人たちは、普段から新井君に癒してもらってるから、私みたいな貧乏根性はないのね…。 と、真っ暗なステージ上で唯一光っているTraceのヘッドの緑の光を、島ちゃんのピカピカラメのホイッスル越しに見つめながら、反省…(どういう状況なんだよ?いや、暇だし、綺麗だったんで…)。 で、開演間近になって、やっとフロアも埋まり始める そしてステージにメンバーが登場。 で、Albumのオープニング曲「Straight From My Heart」からスタート。 な、なんか、いつも以上に上手く聞こえる…。 おおっ!そうだ、私は音のまともなLiveHouseでNBを聴くのは初めてだった…。 GuitarもBassも音が割れてなくてかっちょいい(涙)。 癒し系でありながら、この音の厚みはなんなんだ〜(笑)。 新井君はJazzMasterでスタート。 あとはレスポールとアコギをこまめにChangeしてました。 マイクはコンデンサー使ってるのかな?AKGっぽい。 相変わらずの柔らかい声なんだけど、今日は一段と迫力があります。 あっという間に湯上がり状態に(笑)。 島ちゃんは今日も熱い!!力強いピッキングと力入りまくりのド派手なアクションがかっちょいいです。 相変わらずルート弾きなんかは荒っぽいんですけど、Grooveの効いたやつを弾かせたら、たまらなくかっこいい。 でも、その熱さにそのかわいい服装は……。 でも、ピック弾きであれだけのGrooveを操れるのは、さすがです。 GENちゃんは、相変わらず女の子走り(?)のような肘で繰り出すフォームで、淡々と正確なリズムを刻んでました。 Samplingのクリック聴きながら叩くDrummingっていうのは、哀愁が漂うよね。 孤独な戦いです。 そして中盤の「Happiness」。 これ大好きなんです。 このたび、なんと岡村靖幸氏が、この曲のRemix盤を出してくれるそうな。 初めてのRemixがNBで、「Happiness」だなんて〜!!!さすが目の付け所が私と一緒(爆)。 きっと、氏も島ちゃんのGrooveがツボに入って、Remixをしてくれたに違いない。 で、島ちゃんは何かに取り憑かれたかのように、熱演。 熱い、熱すぎる…。 確かに、島ちゃんって、技術的に凄く上手いとかじゃないんですけど、あの熱さは、ホントびっくりしますよ。 普通はそこまでやらんだろう…ってぐらい弾き倒してます。 かっこいいを通り越して、非常に面白いです。 ツボ(笑)。 私は癒し系NBより、Rock NBが好きです。 多分、マイノリティですが…(涙)。 本編最後は「Get Your Arrested」。 とってもGroovyに島ちゃんが暴れまくって終わって、アンコール1曲目はサニーデイサービスの「サマーソルジャー」を新井君が一人でアコギ弾き語り。 新井君はサニーデイのサポートをしてたので、ちょっと感慨深げな感じで、慎重に噛みしめるように歌ってました。 そしてみんな登場して、「My Rising Sun」。 この曲はあったかくって大好き。 この曲を聴くと、「ああ、最後だな」っていつも思うんだけど、もう1曲ありました。 だが、最低なことに、私はこれがなんだったのか覚えていない…。 すみません〜(謝)。 というのも、このあとにもう1回アンコールがあってですね。 そっちの印象が濃すぎたので、飛んでしまいました。 そう、もうやらないだろうけど…ってみんなちょっと遠慮がちにコールしてたんだけど、間髪入れずに再び戻ってきてくれました(間を開けるとみんな帰っちゃうかもしれないからね)。 で、ホントのラストは「Heavy Rock」です。 これがね、またまた凄かった。 そう、直前の曲を忘れてしまうぐらいにさ。 なんなんだよ島ちゃ〜〜ん!!!そう、ステージ上には、Happinessの何百倍も熱い島ちゃんが…。 ぎょえ〜〜ありえないよ、ありえないよ、島ちゃん…。 私はもう笑いが止まりませんでした。 いや、笑うところじゃなくって、かっこいいんだよ〜。 あんな熱いBassは生まれて初めて聴いたよ。 珍しくタッピングとかもしてたし。 最後はステージ前方に出てきて、めいっぱい音とアクションでサービス。 熱いよ、熱いよ〜。 そんな風に大興奮のまま、終了しました。 ああ、楽しかった(笑)。 紺野光広 (黒田倫弘「Morph-inn 7」2nd Stage) 2003年11月11日(TUE) Morph 予定に全然なかったのですが、黒田氏のLiveに行って参りました。 2週間ぐらい待てないのか?と聞かれたら返す言葉もありませんが、待てません(爆)。 何故突然行くことになったかと言うと…。 このMorph-innというLiveは、黒田氏が毎月、六本木のMorphというLiveHouseで行っているMonthlyLiveで、完全抽選方式のLiveなんですね。 で、抽選時期には、出演者が発表されていないので、黒田氏目当てでない私としては、博打になってしまうわけで。 まあ、当選直後には発表になるらしいんですけど、いちいちキャンセルして、向こうの手を煩わすのもなんだし、実際紺野君は、あんまり出演されてないので、応募してなかったんですけど、現在ツアー中ということもあって、出演されるということなので、キャンセル待ちに応募して、当選したわけです。 で、この当選通知が、前日の夕方届いたわけですね。 ので、かなり突然、参加決定。 まあ、会社から六本木は1回乗り換え合計3駅。 という近さなので、私は困りませんでしたが、遠い人は大変ですよね。 1stと2ndの2ステージあるんですけど、余裕を持って2ndステージにしました。 で、今回も曲をほとんど知らなかったり、見えなかったりするので、かなりおおまかな感想だけです。 んで、このMorphというLiveHouse、とっても小さいです。 この日のCapacityは200人ってことで、まあ、それがちょうどぐらいでしたね。 きつくもなく緩くもなく。 で、中央ややシモテ寄りの後ろの方で観てたんですけど、中央は一番空いてたんだな。 なんでだろう?みんな黒田氏を観に来てるんじゃないのか???で、始まったら、きっとみんな前の中央に集まってくるだろうと睨んで、そっからポジション替えをしようと思ってたんですが、見事に当てが外れてですね。 何故かシモテに流れてくる人が多くて、私は最終的には中央で観てましたよ。 なんだろう。 いい角度とかがあるのかな?若しくはみんな紺野君が見える位置を探していたかだ(笑)。 で、私はもう、どこでも良かったんですよ。 だってどこに居ても、きっとあんまり見えなかったもん。 ハコが小さい割にステージが高いので、前に立ちはだかる大きなGuitarさんに遮られ、紺野君はほとんど見えませんでしたね。 あっ、右からネックが出てきた。 あっ、左から紺野君が出てきた。 って感じで、全体像を観ることはほとんどなかったかな(涙)。 きっと2階から見るのがベストだったのでは?と…。 ステージが狭いのでしょうがないんですけどね。 大所帯だし。 中央に移ってからは、結構あきらめモードで、ちゃんと黒田氏を観てました。 黒田氏に関しては、見えすぎるぐらいよく見えた。 こういう人だったんだなと…(笑)。 あ、いや、野音のときは、よく見えなかったんだったと思うよ。 遠かったし…(記憶ナシ)。 後半に、黒田氏が紺野君を引きずり出してくれたので、そこでやっと全体像が…(笑)。 で、そこからちょっと見やすくもなったりしてね。 意図的に隠れてたっぽい(笑)。 まあ、今回音がかなり良かったので、音だけでもかなり満足でしたね(負け惜しみではナイ)。 クリアで、音が立ってる感じがしました。 Bassも特別大きく出してるわけではなかったみたいですが、いつも以上に輪郭がはっきりしていて、気持ちよかったですね。 黒田氏の楽曲は、派手でノリがよくてテンポも速くて…って感じなので、Bassが活きるというか、Bassで活かす場面が多いので、Drive感のある気持ちいいBassが聴けますね。 今日もゴキゲンにうねってました。 Albumだと全体的にちょっと軽すぎて、歌ばっかり耳に残っちゃう感じなんですけど(歌物の音源としてはそれがBestなんじゃないのか?(爆))、生Bandだとすっごくかっこいいです。 見せ方というか、聴かせ方を心得てるんでしょうかね。 ゴージャスでホントかっこよかったです。 で、本当に曲名とか全然わからないので、適当(無責任)に言わせてもらうと、2曲目のBassがおもしろくてかっこよかった。 で、3曲目で何故かスペア(?)のBassにチェンジ。 あんまり見えなかったので、チェンジした経緯は不明です。 気づいたら替わってました(笑)。 このJBは濃いめのSunBurstで赤のピックガードがかっちょいい。 いつもよりWildなかんじで(笑)。 どっかで1回見たことあったような気もしますが、本当かどうかは定かではない(笑)。 でも4曲目からはいつものJBに戻ってました。 で、順番が語れるのもここまでで、後は混沌とした記憶なんですが、中盤からはノリのいい曲を立て続けにやって、Bassの動きが気持ちよかった。 姿は見えないけど、あのGuitarの影で華麗な技が繰り広げられていたに違いない…。 ひけらかさない職人肌なところが好きなんですけど、やっぱ、見えないのは寂しいぞ(涙)。 あ、でも、見えないからこそ、かなり音に翻弄されてしまいましたね。 重低音の引力恐るべし(爆)。 音は探す必要がないですからね。 ものすごい存在感で惹き付けてくれます。 逃れられない(笑)。 あとは、ウォーキングとかもやってました。 あれはノリの取り方が難しそうでしたね。 あと、MCのときのBGM&効果音とか、面白かったですね。 いつもよくやってますが、黒田氏は話が長い(?)ので、長編になってました。 ああいう人が一家に一人いると、かなりドラマチックな生活が送れるに違いないよ。 一日中効果音つけてもらって。 理想的ですね(何がだよ?)。 インターとかインプロの練習にもなるんですよ。 単に遊んでるわけじゃないです。 きっと(笑)。 判断力とか予測力とか、諸々の勘が問われます。 紺野君の反応の良さはこのへんから培われているのかな?(爆)奥田氏もノリが良い方のようで、絶妙なコンビネーションでした。 ゴキゲンなcomp隊です。 本編ラストは「NervousBreakDown」ですかね。 おっ、やっと曲名が出てきたぞ。 歌詞どおり、世界を回すかのような旋回ベースラインで酔わせておいて幕を下ろし、アンコール1曲目は馬場さんのAcousticGuitarでバラード。 こういう曲の馬場さんのGuitarはとっても素敵ですね。 繊細でロマンチックです。 ちなみに、黒田バンドでは馬場さんがバンマスです。 というか、黒田サウンドの総合的なプロデューサーなんですよね。 Albumのアレンジなんかもほとんど手掛けていらっしゃいます。 で、このバラードで私の前にいた子が泣いたりしてたんだけど、私は、黒田氏のTシャツの入れ方が気になって、気になって…。 入れるか出すか、どっちかにしろ〜!ファッションなのかな?で、ラストはノリのいい曲で、盛り上がって楽しく終わりました。 紺野君も、野音のときと比べると、全然リラックスして楽しそうでした。 なんだかんだ言っても、小さいLiveHouseの方が、紺野君にはあってる気がするなあ。 Drumsと気軽にコンタクトとれる方がやりやすそうだよね。 Liveミュージシャンとしては、マルチになった方がいいんだろうけどね。 でも、マイペースでいて欲しいというのが本音かな。 あんまり変に器用になってもらいたくないような…。 勝手な言い分ですけどね。 まあ、でも黒田Bandはまんまの紺野君を受け入れてくれてる感じで、なかなかいい雰囲気でした。 黒田氏も一生懸命馴染んでもらおうと努力してくれてる感じでいい人だ。 私は相変わらず黒田氏本人に、惚れたりはできないんですけど(爆)、黒田氏の音に対する姿勢みたいなものはすごくいいと思います。 そしてもちろん黒田Live自体はめちゃめちゃかっこいいし、楽しいし、気に入ってます。 次のZeppもすごく楽しみです。 残りのツアーも頑張ってくださいませ。 MINAMI WHEEL 2003 森広隆 2003年10月19日(SUN) 心斎橋FANJ 無事に行ってこれました。 MINAMI WHEEL 2003、別名「森広隆を励ます会」。 知らない土地でLiveに参加するのって初めてだったし、基本的にワンマン主義なので、行く前には色々心配ごとが多かったですけど、行ってよかったです。 すっごく楽しかった(いきなり結論かい…)。 で、MINAMI WHEELというイベントなんですけど、大阪ミナミ一帯にあるLiveHouseを使って行われるイベントで、参加者はパスポートを渡されて、どこの会場でも出入り自由で、好きなステージを楽しむことができるというシステム。 一見単純そうなんだけど、入場規制なんかもあったりして、ホントに観たかったステージが観れなくなってしまうこともあるらしい…という結構怖いシステムなんですよ。 東京からわざわざ観に行って、観れなかったらどうすればいいの???…と、かなり不安でしょ。 私も結構ギリギリまで悩んだんですけど、「追い出されることはないから、粘っていれば大丈夫」という無責任(?)な前情報をもらったので、待ち根性だけは自信があるので(笑)、参加を決意。 で、心配性なので、結局1バンド目から観ることにしたんですけど、なんだかんだ言っても、行ったからには楽しまなくちゃ気が済まないので、ファンの人たちに混じって、なんか、かなりノリノリで観てしまいました。 盛り上がり根性だけじゃなくって、結構いいBandばっかりだったので、純粋に楽しめました。 でね、森君の順番が来たときには、すでに汗だくだったんだな。 おかしいぞ(笑)。 でも、なんの苦労もナシに、楽しみながら、いつの間にか最前にいたので、結果的にはよかったのかな(笑)。 で、このイベントは、たくさんのBandが出演するってこともあって、結構時間が厳しいみたいで、1時間ローテーの出囃子が出るまで演奏始めちゃいけないみたいなんですね。 で、森バンドは、ほとんどご本人でセットアップしちゃって、途中から森君も出てきて自らセットアップしちゃって、時間がかなり余ってしまったので、灯り落としたままセッションを始めてしまいました。 いいのか〜?いいんです。 あれは森バンド流のサウンドチェックです。 合わせてなんぼなのでね(笑)。 紺野君は借り物のHeadがちょっと馴染まなかったのかな?ちょっと気になってたみたいでしたが…。 関係ないけど、あそこのメインスピーカーはJBLだったんだよね。 何を目指してるんだかはよくわかりませんが、あの規模のハコでRock系で使うにはちょっと弱いんじゃあ…?まあ、音はいいんですけど、あんまり迫力はないかも。 割れて欲しいとは言わないけどさ(笑)。 よじ登ってペグを折った人もいましたが…(爆)。 で、適当に怒られないように様子を伺いつつ、時間を気にしながら、セッションを続ける森君。 一秒でも無駄にしたくないというかんじで、なんか妙な緊張感が…。 そして、19時Just(多分)に出囃子が流れて、「エレンディラ」からスタート。 んで、さっきからの妙な気迫とこの曲…。 森君、初っ端からふかし過ぎちゃいましたね。 色んな意味でかなりHigh。 際どいピッチがちょっと気になる。 小さいハコなのに、返りが弱くて勝手が悪かったのかもしれませんね。 妙な抜け方をしてたよね。 こういうときの森君って、妙に度胸があると言うか、変に音探ったりしないで、堂々とそのまま歌い切っちゃうんだよね。 いいことだ。 やっぱ、時間がもったいないからなのかな?(笑)メンバーはそんなフロントをカバーするべく、妙に慎重なカンジで、Coolに演奏していて対照的。 私も前半は森君が気になって気になって…。 2曲目は「Mine All Mine」ちょっとそういう雰囲気だったので、いつもより絡みも少なくて、森君一人で突っ走ってたかんじ。 でも、波多江さんコールがNewVersionでした。 で、「Cyclone」、「Fuzz Master」このへんから落ち着いてきて、メンバーにもやっと笑顔が見えて、自由に動けるように。 Drumsのまわりも好調。 Bassの正確なリズムに支えられて刻みまくってました。 そういえば、Bドラの音でバススピーカーから風が起きてましたね。 Bassももっと行けたんだろうか?もったいない(笑)。 そして、「ただ時が経っただけで」-「悪魔の提言」-「ゼロ地点」という王道まわし。 お互いの緊張も解けて、弾けました。 私的には、ちょっとBassおとなしくて残念だったんですけどね。 色々都合があるのでしょうがないです(涙)。 でも、弾力性のある跳ねた音は、やっぱり紺野君の音だ!って感じ。 聞き分けるほどの耳は持ってないけどね(笑)。 でも大好きな音なのさ。 そして今回は久しぶりに至近距離だったので、華麗な指さばきをじっくり見れて、大満足です。 ホントきれいな指さばき。 変な力が入ってませんよね。 滑らかで軽い。 よっぽどベースが手になじんでるんだよね。 体の一部みたいなかんじで(笑)。 しかし、ステージめちゃめちゃ近かったので、ちょっと緊張しましたね(笑)。 端っこにいたので真正面ではなかったけど、柵が途切れてたので、スルーなかんじで(爆)。 やっぱ、2列目ぐらいがいいんですかね。 目のやり場に困ります。 万が一目が合ったら申し訳ないし(笑)。 手元ばっかり見てる方がよっぽど不気味か?(笑)。 最後の曲は「歌」。 この前のMCで、紺野君が森君の緊張を解いてあげたかんじだったので、落ち着いて最後に歌い込めたかんじでした。 良かった良かった。 もうちょっと早くやってあげればよかったね(笑)。 たった40分ぐらいのステージでしたが、なんと8曲。 よく詰め込んだもんだ。 まあ、ああいうイベントはある意味イントロデュースみたいなもんだから、あれもこれも聞かせたいってなっちゃったのかな?インストア1時間で11曲っていう記録(?)も持ってるしね。 森君は楽曲がしっかりしてるし、インストも充分持つから、めちゃめちゃ濃いのを数曲やった方が、印象に残ると思いますけど…。 でも、あの音でそれをやってもしょうがないってことだよね。 それもわかる気がする。 曲が多い方がオトク感もあるしね。 まあ、森君の持つ疾走感みたいなものは、充分すぎるぐらい伝わったと思います。 なかなか濃かったです。 短い時間でも満足できました。 ありがとう〜、ホントにお疲れ様です。 ということで、知らない土地でいつもと違うイベントでLive観るのって、すごく楽しかったです。 なんかのついでがないと、なかなか行きませんけどね(笑)。 で、年内はないと思って、わざわざ大阪に行ったにも関わらず、12月にLiveがあるそうです。 まあ、いいんだけどね。 楽しかったし(笑)。 紺野君はほぼmonthlyと化していますね。 すごいペースですね。 ご多忙なようで何よりです。 しかし、なんでこんなにハマってるんだろう…。 まあ、いいか。 来月も行くぞ〜(笑)。 SUICIDE SPORTS CAR 2003年10月13日(MON) 初台DOORS 最近頻繁にあるSSC Live。 今回も前回に引き続き、初台Doors。 また番号が良かったので、前回と同じ場所にスタンバイ。 会場には民族音楽とインセンスの匂い…。 臭い…。 私は匂いのキツイものって嫌いなので、結構苦しかった。 最前なので、モロに煙の餌食。 かと言って、後ろに下がるわけにはいかない性分。 やっと燃え尽きてホッとしたところへ、すかさず新しいものと交換される。 クサイっちゅうねん(涙)。 この日は午前中から動き回ってたものだから、疲れと相まって、だんだん気分が悪くなる。 始まる前からぐったりしてました。 …ので、今回のLiveは朦朧としてたため、ほとんど記憶がありません。 かなり断片的。 ギリギリの記憶です。 ステージ上にメンバー登場〜。 マリーさん以外は、みんな作業着(工場の事務員とかが着てるようなやつ)着用。 なんなんだ?今回のコンセプトは…?赤地に上下に青いライン、その真ん中に青い星の旗…、ターンテーブルをくるくる回る戦車(土台はペットボトル…)。 そしてこの作業着は、もしや……!今回のメインテーマは「北朝鮮」。 そう呼ばれたときに、マリーさんが一瞬嫌そうな顔をしたのを私は見逃さなかった(笑)。 今日のマリーさんはめちゃめちゃかっこよくて、私はマリーさんばっかり見てました。 Knightは珍しく2曲目から裸眼だった。 多分、沖縄帰りの陽に焼けた顔を見せたかったのでは?と思います。 頬が赤くてかわいかった(?)です。 後半では作業服の胸をはだけていらっしゃいました。 最近、私はタッキーだの黒田氏だのの「割れた腹」しか見てないので、どうかと思いましたが(爆)、ご本人比としては、ずいぶんお痩せになったのに違いない。 20代(タッキー)。 30代(黒田氏)、40代(Knight)ってことで…。 違うか、30〜40の流れにかなり無理が…。 鍛え方の問題だった。 Knightが鍛えている姿なんて見たくないので、いいです。 そのまんまで。 今回はメインメンバーおとなしめで、なんか、Giulianoがめちゃめちゃ元気でした。 やっとうち解けてきたんでしょうか?(お客さんと…) …とまあ、そんなかんじで、肝心のステージの方はですね、曲順とか全然覚えてないんですが、構成がイマイチでした(矛盾してるぞ)。 今回はKnightもずっと卓でハンドマイクとかなかったし、K-taさんの位置も後ろの方に引っ込んでいて、いつも通りパワフルなカンジだったんだけど、イマイチ前に出てこないというか、迫力が感じられず、メリハリがなかったんだよね。 やっぱ、卓をど真ん中に持ってくるのは良くない…。 そう、構成よりセッティングの問題かな?だから、唯一アクティブだった、マリーさんに注目してしまったのかもしれない。 曲はいつもどおりのノリノリだったんだけど、踊りまくってた割に、最後は不完全燃焼なカンジでした。 …というか、アンコールの後に、Knightが「アンコールまで考えてなかった」というフェイント(?)をかけてきて、結局アンコールはやったんだけど、やっぱり、そこがすべってたから、アンコールで乗れなかったんだよね。 まあ、アンコールなかった時もあったしな〜。 やっぱ、予定調和は外してはいけませんよ。 12月への伏線なのかな?不完全燃焼させておいて、次も来させるという…。 次はちゃんと燃え尽きたいようっ。 Elvis Costello 2003年10月1日(WED) 東京芸術劇場大ホール 行ってきました。 Elvis Costello in Tokyo Metropolitan Art Space。 今回は、前回のツアーと違って、同じホールでの2daysなので、初日のみの参加です。 東京芸術劇場はもちろん初めて。 強烈に長いエスカレータに驚きながら入場。 ホール内はクラシック系のホールなので、面積狭いが天井高い。 オーチャードホールと同じぐらいかな?2階と3階のバルコニー席が、舞台袖まであるのが面白い。 椅子も音の吸収とか反射を考えてあるようで、簡素なもの。 でも意外と座り心地はよい。 この空間にEC大先生の声が響き渡るのね。 と、ちょっと緊張(笑)。 私は1階席のP列。 それより後ろの席はPAブースになっていたので、実質的には最後列でした…。 と言っても一応16列目なので、去年の国際フォーラムよりは全然近い。 音響のターゲットとしては、かなりの高位置でもある。 オペラグラスを持ってきたが、肉眼で全然OKな距離。 ステージ上には、スティーブナイーブ先生のグランドピアノと、いつものElvis印のアコギが一本。 そして、ステージ上に2人が登場〜。 割れるような拍手喝采…。 そうそう、こういうホールは反響がよろしいので、拍手が2倍にも3倍にも聞こえるのよね。 EC大先生も、このホールの状況にかなりの上機嫌でやる気まんまんのご様子。 愛嬌たっぷりにご挨拶。 そして1曲目は「Accident Will Happen」いきなりNorthじゃなくってちょっとほっとした。 迫力のあるピアノの音と素音に近いアコギのストローク。 そして、あの声です。 あの声!静かな会場を劈くような、鋭く激しい声。 一音一音がダイレクトに心を貫いて、全ての神経がこの音に集中して、身じろぐことすらできない。 ああ、この声をまた聴くことができたんだ。 と感激。 Rock仕立ても楽しいけど、この緊張感が私はたまらなく好き。 そして、「Bririant Mistake」とか「45」とかのAcoustic Numberを数曲やって、先生はアコギを下ろす。 スタンドマイクに向かって立ち、ここからは「North」の収録曲を立て続けに披露。 Albumでは、管弦バックで歌っているのだが、もちろん今日はSN先生のピアノのみ。 これが、またいいのだ。 Albumより全然いい。 「North」の曲はさっきのAcousticTimeのものと比べると、EC大先生の声が柔らかで、語りかけるように優しいかんじで、これに管弦を合わせると、恐ろしくまったりしてしまうのだが、SN先生のピアノと合わせると、要所要所で、もの凄く締まるのだ。 私はピアノってあまり好きではありませんが、SN先生のピアノは、ホント情熱的で動きがあってすごく好きです。 しかし、EC大先生がお痩せになったのに、SN先生は非常に恰幅がよくなられました。 なんかバランスがあるんですかね?で、私は最近忙しかったので、実は「North」ってあんまりよく聴いてないんですね。 仕事中に聴くとかなり気持ちよく寝れちゃうので、禁止にしてたぐらいです。 ので、「North」の曲はほとんど曲名わかりません。 でも、逆に初めて聴いたぐらいの気持ちで、実はいい曲ばかりだったんだな。 と思いました。 ホントに信じられないくらい眠りを誘うので、Albumは最後までまともに聴いたことがなかった。 まあ、寝れる曲っていうのも、音律が美しいということで、非常にいい曲なんですけどね。 ということで、言い訳を整えたところで、告白させていただくと、この「North」の中で、私は何度か意識を失いかけた。 あの、程良い緊張感と心地よいまろやかさのハーモニーがですね。 たまらなかったんだよ。 さすがに寝るまでには至りませんでしたけど、ヤバイかんじの陶酔でした(汗)。 EC大先生の甘い声にフラフラっと誘われては、SN先生の激しいピアノに渇を入れられ、もう私はお二人のなすがまま。 ってかんじでした。 どうとでもしておくれ〜。 で、Northが終わると、再びAcousticTimeへ。 「Indoor Fireworks」とか「Man Out Of Time」なんかをやって、ラストはまさかの「In The Darkest Place」。 邪道と言われようが、私はバカラック楽曲が好きなんだい。 二人でやるならやっぱりこれが聴きたかったもん。 そしてもちろんこれが最高に良かったです。 どうしたらこんな表現ができるんでしょうか。 魂の奥底から吐き出されるような声が、ビシビシ心に突き刺さる。 声の持つ力というものを改めて、思いっきり感じて、やっぱり、涙がこみあげてきました。 EC大先生の歌声が、私の魂に入り込んできて、そこにあったいろんなものを、一気に押し出してしまったような、そんな涙。 なぜか胸が痛くてたまりませんでした。 私の魂は浄化されたんでしょうか?それともEC大先生に汚染された?(爆) でアンコール明けは、再びAcousticTimeで、なんと「Ship Building」もやってくれました。 しっとり。 そして、2度目のアンコールはNorthTime。 でもこれで終わるわけにもいかず、観客の要求に応えるかんじに、再びAcousticTimeへ続く。 で、「Almost Blue」の途中では、EC大先生がSN先生のビアノを取り上げて、ピアノを弾きながら歌いだす。 SN先生はピアニカにチェンジ。 これがまた巧いんだな。 ピアニカってあんなにかっこよく鳴るんだな。 とびっくり。 さすがです。 そして、SN先生が退場して、EC大先生の弾き語りでNorthTime。 SN先生が戻ってくると、待ってました。 「Couldn't Call It Unexpected 4」もちろん、オフマイクです。 生声を会場いっぱいに響き渡らせ、最後はみんなで大合唱。 比較的キーが男声にも女声にも中途半端なので、ちょっと静かな合唱でしたが、EC大先生は、最後まで上機嫌で、楽しそうでした。 去っていく二人に浴びせられた大喝采は、お二人がいなくなってからも、なかなか鳴り止みませんでした。 私も最後まで粘りましたけどね。 ありがとう〜。 EC大先生〜!! 青木智仁 2003年9月23日(TUE) STB139 いや〜、今日は本当にお彼岸日和で…(by青木智仁)。 世間では4連休取ってる人も多いとは思いますが、私は1日しか休んでません(涙)。 で、日曜日は、早く帰れるのがわかっていたので、心置きなくLiveに行けたのですが、今日はものすごい量の仕事が入ってくる予定だったので、青木氏Liveは無理かなと…。 朝大量に仕事がきてたんですが、意外と早く終わって、夕方に連絡したところ、別の作業でトラブルが発生したということで、今日はこれ以上渡せないと言われた。 Liveの神様ありがとう〜!(人の不幸を喜ぶんじゃないっ!)私のベストパートナーであるこの仕事相手は、こんな目に何度もあっている。 すべてはLiveの神様が、私を早く帰すためにやったことなのに…(なわけないだろう)。 で、なんとか間に合ったんですが、席は最悪でしたね。 柱でど真ん中が見えない席と、スピーカーでカミテが見えない席、どっちかを選べと、究極の選択。 私は目が悪いので、障害物があるとかなりの苦痛。 ので、メインスピーカーの隣に座ることに。 ほんとにメインスピーカーが耳元にあるので、多分普通の人なら、こっちの方がかなり苦痛だと思うんですが、私は、音の悪いハコの爆音に慣れているので、こんないい音を爆音で聴けて、ありがたいぐらいだ(負け惜しみ)。 低音の振動がかなり嬉しかったですよ(笑)。 しかし、梶原さんがまったく見えなかった…。 メインの青木さんもたまに見えなくなってた…。 実際ステージにはめちゃめちゃ近いので、それ以外はすっごくよく見えたんですけどね。 ステージは最高に楽しかったです。 メンツも凄かったし。 青木さんは、いつものずし〜んと重い音で、でもいつもよりFunkyでスピード感があった。 相変わらず、Soloとか派手なことはほとんどやらないんですけどね。 それでいいのさ。 同じフレーズを繰り返してても全然単調じゃないんだよね。 ノリの取り方が絶妙です。 元ネタの方は、私はそれほど好きじゃなかったんですが、どの曲もいい感じに、楽器をフィーチャー(フューチャーじゃないよん)した、FusionSoundに生まれ変わってました。 Tinaさんの歌もすっごくよかったです。 パワフルでかっこよかった。 そんなに幅の広い人じゃないと思うんですが、Sessionでは逆に栄えますよね。 村石さんのDrummingも凄かったな。 一見荒いようにも見えるんですが、変則的で勢いが凄い。 青木さんはものすごい早口でものすごい量喋ってましたが、ボケとかネタが多すぎて、何を言ったかほとんど覚えてません(笑)。 色んな意味で、かなり笑えた。 ということで、すっごく楽しかったです。 席さえ良ければ〜(涙)。 WHITESNAKE 2003年9月21日(SUN) 東京国際フォーラムA 私がWhitesnakeを聴きはじめたのは、「Here I Go Again」がチャートインしていた、全盛期(?)のころでした。 とにかくデビカバの声に感銘を受けて、それ以来、師匠と崇めているわけです。 大学時代には、なんとカバーバンドをやってました(もちろん私がデビカバで(笑))。 ちなみに18番は「Crying In The Rain」でした。 Guitarのヤツが、例の速弾きを弾けなくなったのを期に解散。 …というのは嘘で、私の卒業で解散したんだけど(私だけ短大だった)、Guitarが、段々速弾きが弾けなくなっていたのも事実。 ヤツは入学当初が一番巧かった(笑)。 ということで、非常に思い入れがあります(笑)。 HRを聴き始めたきっかけにもなってます。 で、国際フォーラムなんですけど、台風が近くまで来てて、大雨。 私は休日出勤をしてましたが、余裕で開演時間に間に合いました。 席は15列目のカミテ。 思ったより前の方で、ラッキー。 近いぞデビカバ〜。 会場の年齢層はかなり高い。 子連れの人もいたりして。 思ったより女性が多いのにびっくり(お前もだろ)。 開演時間が近づくにつれ、同窓会ムードになっていく(笑)。 SEはHRばっかりで、DeepPurpleの「Burn」(Voがデビカバ)が流れると、みんな大盛り上がり。 拍手やら歓声やら、なんかみんな熱いぞ。 どうした?で、Burnが終わると同時に本編スタート。 そうか、そういう演出だったのね。 みんなうまくのせられてよかったね。 そしてステージ上には、長髪御一行様が並ぶ。 こんな光景見たのは久しぶりだ(笑)。 デビカバは相変わらずの髪型。 全然変わってない感じ。 あのぐらいの距離だと、シワとかも見えないので、普通の男前に見えました(笑)。 1曲目はまさかの「Bad Boy」でした。 デビカバの昔と変わらぬShoutに、会場は1曲目から大興奮。 みんな40肩とかが辛いお年頃なのに、拳振り上げて、大合唱。 そしてこんなに盛り上がってるのに、デビカバも、一生懸命ファンサービスしまくってました。 知ってる日本語使ったり、1列目の人達と握手したり、会場にマイク向けたり、ステージの端から端まで隈なくサービスしまくり。 やっぱ、デビカバって人は凄いですね。 衣装なんかは結構地味めなんですけど、異常なオーラがあって、一挙手一投足、目を引きます。 そしてやっぱり声の力。 物凄い迫力で、ぐいぐい引きずり込まれていきます。 HRとかで、「Vocalが好き」って言うと、結構邪道なヤツだと思われるんですが、Whitesnakeに限っては、デビカバが看板ですからね。 今回は特にTommyAldridge以外は新メンバーなので、目立たなくてかわいそうでした。 Soloなんかでも反応薄でしたね。 だからみんなに去られるのよ、デビカバ…。 天才がゆえに、周りが寄りつかないという…。 まあ、それだけでもないんだけどね(笑)。 こういう再結成で気になるのは、やっぱセットリストだと思います。 で、記憶力にはまったく自信がなくて、順番なんてほとんど覚えてません。 最初と最後はあってるかな?多分もっとたくさんやったと思うんですが、私の記憶力ではここまでです。 改めて書くと、更に自信がなくなってきましたが、多分こんなかんじ(笑)。 「Slide It In」と「Whitesnake」からがほとんどでしたね。 日本ではこの2枚が一番売れたと思うので、ちゃんと日本のプロモータ側にリサーチしたんでしょうね。 国別にセットを変えてるらしいので、なかなか妥当な選択だと思います。 本気なんだな、デビカバ(笑)。 これ以外に、DougのGuitarSoloと、「CryingInTheRain」の途中で、TommyのSoloがありました。 TommyのSoloは強烈でしたね。 最後の方はスティック捨てて、素手で叩いてました。 動物のようでしたね。 相当じいちゃんだと思うんですけどね。 ちょっと心配して見守ってしまいました(笑)。 そう言えば、デビカバはこの翌日が誕生日で、52歳になると言ってました。 もっと上かと思っていたので、なんだ、まだまだやれるじゃん(爆)。 定年まで頑張ってください。 でも、ホント元気でしたね。 フルステージ、息切れもせず(笑)、スタイリストの若い女の子にちょっかいも出しながら、適度なエロトークも忘れず、マイクスタンドを振り回してました(どういう人なんだよ?)。 Encore明けの「SoldierOfFortune」では、オケ無しで熱唱。 巧さを堪能できました。 いい声だ〜。 色気もたっぷり。 やっぱり私の一番師匠だ(デビカバは認めてないけど…)。 ということで、最初から最後まで、盛り上がりまくりの凄いLiveでした。 ファイナルはこんなに盛り上がってなかったもんね。 まあ、同窓会だからな〜(笑)。 私も拳を下ろす暇もなく、大声で歌いつづけてました。 終わった直後はさすがに声が枯れてたんですが、翌日はすっかり回復。 最近鍛えてるからですかね。 いい発声練習になりました(笑)。 是非Albumも出して、完全復活して、また稼ぎに来てください〜。 ありがとう師匠〜。 Phones 2003年9月16日(TUE) TOWER RECORD渋谷店 今日はPhonesのインストアライブに行ってきました。 忙しくて行けないかなあと思ってましたが、仕事全部ハケたので、ばっちり参加できました。 で、初めてナマで聴いたPhonesですが、Albumに比べてVocalが凄く良かったです。 Albumだと、線が細くて不安定な感じだったんですが、実際はすごくしっかり安定してて、全身で歌ってる感じで力強いんだけど、柔らかさやしなやかさもあって、めちゃめちゃSoulfulでした。 そしてDrumsはめちゃめちゃPowerful。 こちらも全身で叩いてました。 セット全体低めで、常に肩から振り下ろしてるかんじ。 重くビシビシ入ってくるのが、かなり気持ち良かったです。 サンプラーのクリック聞きながら叩いてるようなんですが、全然それを感じさせない自然で力強いDrumming。 かっこよかったです。 で、全体的によかったんですが、ちょっとBassがお気に召さなかったらしい。 巧いんだとは思うけど、微妙な音の甘さ…っていうのかな?なんか微妙に音がブレてて、それがすごく気になってしまったんだな。 あとタイミングがね、なんか微妙に違う気がして…。 こういうのは、ホント相性なんで、たまたま私が合わないだけなので、万人がそう感じるわけではないです。 念のため。 私が紺野君モードから抜けきってないってのもあるかな?比べてるわけではないですけど、無意識に要求しちゃうんだろうな。 申し訳ない。 でも、全体的にすごくいいBandだと思いました。 ちゃんとしたLiveも観てみたいと思います。 インストアだけで判断するのももったいない。 紺野光広 (黒田倫弘「LIVE FANTOM EASY BAZOOKA」) 2003年9月13日(SAT) 日比谷野外大音楽堂 行ってきました。 残暑の野音。 日中はめちゃくちゃ暑かったんですが、台風が近くをかすめたということもあって、風が強くて、夜はそんなに暑くなかったです。 周りに防音林があるので、多少風抜けが悪いカンジでしたが、お陰で音はそんなに流れなかったかな?多少精度に欠けるのはしょうがないですが…。 黒田倫弘は、本当に最近知ったばかりで、アルバムも1枚しか聴いたことないし、どういう人なんだか、どんなステージをやるんだか、まったくわからないまま参加してしまいました(汗)。 なのになんで?と疑問に思うかもしれませんが、実は、ここに私が今イチ押しのBassist、紺野光広君が出演するからなんですね。 やっぱり私にとって、紺野君といえば、森広隆。 というのがあるんですが、そんな紺野君が、この黒田倫弘という人のステージで、どんなBassを弾いてるんだろう?という興味がすごくあって、モノは試し。 ってことで、参加してしまいました。 ギリギリに取ったチケットだったので、席はCブロックの4列目という悪い席。 実際野音って結構狭いし、段差があって、身長も気にならないので、見えづらいことはないし、このくらい離れてると、例え私がずっと紺野君ばっかり見ていようと、バレないな。 と気が楽でした(笑)。 ということで、今回は、曲名すらよくわからないLiveだったので(汗)、おおまかなReviewを…。 ステージに登場した黒田氏は赤いビニパンを履いて、胸をハダケていらっしゃった。 これはマズイところへ来てしまったんじゃないかと、ちょっと退く。 紺野君はいつもの紺野くんだった。 ホントいつも通り。 森Tを黒田Tに替えただけでした。 PVのようなカッコで出てきたらどうしようかと思ったんですが、いつも通りで良かった(笑)。 で、ひとたび曲が始まると、すごく真面目なステージングにびっくり。 もっとアイドルっぽいのを想像していたんですが、ファンの反応はさて置き、黒田氏の音や踊りに対する真剣さが伝わってきました。 見た目と違って(?)、すっごい真面目な人なんだなと、感心してしまいました。 歌もAlbumで聴くよりずっとよかったです。 しかし、今時、ステージで惜しげもなくトンボ返りをしてしまうのは、黒田倫弘かジャニーズか…ってとこですか。 ホント、終始踊りまくり、走りまくりで、元気な人でした。 んで、紺野君ですが、大所帯なので、ちょっと引っ込んだところに居て、ちょいGuitarの人に隠れたりもしてて、控えめなカンジでした。 森バンドだと、馬場さんがいないときは一番お兄さんなので、一番引っ張ってる感じなんですが、ここでは一番末っ子なので、そういう役割もなく、逆に自由にやらせてもらえてるようでした。 前半は結構Popな感じとかAcousticな感じのものが多かったので、比較的軽く合わせてる感じでしたが、中盤からCH PPYという宇宙人のような人が登場して、ダンサブルな曲をやって、その辺からヘビーでノリのいい曲調へと変わったので、本領発揮って感じになりました。 別に宇宙人に触発されたわけじゃないと思いますが、宇宙人の謎の動きを見て、緊張が解けたのかな?この宇宙人、キーボードの上で踊るんですね。 「楽器を粗末にするんじゃない!」といつものように怒っちゃいますが、ずいぶん丈夫なキーボードで…。 UFOと同じ素材で作られているに違いない。 火星から来たんですかね? で、本領発揮し出した紺野君のBassは、とにかくぶっとい爆音。 いいのか〜、こんなに音出して〜?とちょっと心配しました(笑)。 でも、紺野君の音ってものすごく迷いがないというか、あれだけ動きがあるのに、常に安定した正確な音を捉えているので、あれだけ音を出しても、決してうるさくないんですよね。 その上、あのノリです。 いいぞ〜もっとやれ〜!(笑)紺野君らしく黒っぽい、いつも以上に緻密なGrooveが湧き上がってきて私は大喜び。 たまらない重低音が野外の空に吹き荒れる。 かなりご近所迷惑だべ(笑)。 こんなにしっかりBassが聴けるなら、やっぱ来て良かった〜。 私の耳にはもう、Bassの音しか聞こえてこない。 曲なんて知らなくても、このGrooveには馴染みがあります。 ゴキゲンに踊らせていただきました。 そして、黒田楽曲は、かなりエンタメ性が高くてバラエティにとんでるので、紺野君の技も多岐に渡って凄かった。 あんなに繋ぎを盛り上げてくれる人はなかなかいません。 もったいないぞ〜。 しかし、周りのメンツが派手に「見せ技」を披露しまくっている中、ひとり見た目地味で音だけ派手なマイペースな紺野君なのであった。 唯一スポットの当たった、チョッパーソロもめちゃめちゃキレがよくてかっこよかったです。 スポット当たってても、やっぱり見た目は地味でしたが(笑)。 いやいや、そんなところが妙に私のツボなんですけどね。 愛すべきキャラです。 いい意味で浮いてます(笑)。 私はかなり目が悪くて、眼鏡かけても0. 5ぐらいなので、そのまままじゃ全然手元なんて見えなかったんですが、念の為持っていったオペラグラスで、かろうじて「弾いてるな」ぐらいは…。 臨場感がなくなるので、あんまり使いたくないんですけどね。 あんなに遠くから紺野君を見たのは初めてだったので、ちょっと遠い目をしてましたが、音は臨場感バリバリ。 野外の開放感の中で駆け抜けていく音とすれ違いながら、近いような遠いような、距離の概念をも超越した、不思議な空間でした。 宇宙人も居たし…(笑)。 確かに音がちょっと散ってる感じはしましたが、もともと太い音なので、問題なかったですね。 細かい刻みもちゃんとツブが揃って聞こえてました。 ちょっとだけタイムラグがあったみたいですけどね(ステージと客席)。 でも、あれだけ広いステージで堂々とマイペースに演奏してる姿を見て、感動しちゃいました。 ちょっと目が泳いでるふうではあったので、結構緊張してて、実はいっぱいいっぱいだったのかもしれませんが、音はホントにしっかりしてて、ばっちり野音を征服してました(征服って…?)。 ということで、予想以上に楽しくって、大満足のステージでした。 黒田氏はバンドメンバーをとっても大切にしてくれてて、サポートって意識がないようで、めちゃめちゃ待遇いいと思いますよ(Liveメンバーちゃんと発表してくれるのは、私としても非常にありがたい…)。 森バンドと違うのは、さっき言ったみたいな立場的なものもあるけど、森バンドがJamSession形式でやってるのに比べて、ここは完全にプログラムしたものをやってるんだろうから、逆に落ちついて色んなことがやりやすいのかもしれない。 全体的にBand自体がかなり巧くてまとまってるので、安心して音を作れますよね。 いつものハラハラドキドキも、もちろん大好きだけど、しっかり完成された音を聴けるのもいいですね。 両方味わうことができて、私はラッキーってことで。 いや〜、ホントに楽しかったです。 黒田サン、さんきゅ〜。 紺野君もお疲れ様です。 しかし、帽子は暑くなかったんですかね?(笑) VIBES 2003年7月29日(TUE) 青山CAY 今日はVibesのお披露目Liveに行ってきました。 場所は青山CAYです。 いや〜、あんなに年齢層の高いLiveは初めてでした。 私一番若いんじゃないの?って思ったくらい(爆)。 もう、アダルトな雰囲気でですね。 水着を着た金髪のお姉さんが踊ってました。

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僕は君が好き焼けた肌にいい匂い 曲名

1981年に大森一樹監督で映画化された「風の歌を聴け」が9月にDVD化されるのを記念して歩いてみました。 <風の歌を聴け> 「この話は1970年の8月8日に始まり、18日後、つまり同じ年の8月26日に終る。 」、と同じように2005年の8月8日に始まり、18日後、つまり同じ年の8月26日に終わりたいとおもいます。 「「完壁な文章などといったものは存在しない。 完壁な絶望が存在しないようにね。 」 僕が大学生のころ偶然に知り合ったある作家は僕に向ってそう言った。 僕がその木当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが、少くともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。 完壁な文章なんて存在しない、と。 しかし、それでもやはり何かを書くという段になると、いつも絶望的な気分に襲われることになった。 僕に書くことのできる領域はあまりにも限られたものだったからだ。 例えば象について何かが書けたとしても、象使いについては何も書けないかもしれない。 そういうことだ。 …」、「風の歌を聴け」の書き出しです。 神宮球場で「僕は小説を書けると悟った」のが昭和53年で、翌年には「風の歌を聴け」で第23回群像新人文学賞を受賞しています。 この頃の文章には迫力がありますね。 若さが何もかもを押し倒して行ったという感じです。 小説としては、最高ですね、いまでもこの本はどのように読んだらいいのか、分かりません。 <DVD> 今回は1981年に大森一樹監督で映画化された「風の歌を聴け」が9月にDVD化されるのを記念して、映画のロケ地を歩いてみました。 原作とは少し違いますが、 8月の神戸を思い切り歩きました。 「風の歌を聴け」の神戸地図 【第一話】 初版2005年8月8日 三版2006年6月7日 「ハイウェイバス」について修正 <ハイウェイバスについて> 2006年6月7日 「ハイウェイバス」について修正 この物語は1970年8月8日に始まり26日に終わります。 主人公の僕はハイウェイバスに乗って東京と神戸を往復するわけです。 しかし、本の最後に夜行バスのキップを買ったとしか書かれていません。 何処から帰ってきて何処に戻るとも書かれていません。 ! 「…僕は夜行バスの切符を買い、待合所のベンチに座ってずっと街の灯を眺めていた。 でも、僕がいる所が神戸であることは読者の皆さんが知っていることです。 ではを見ることにします。 残念ながら1970年には東京から神戸までのハイウエイバスはありませんでした。 当初は東京から名古屋、京都、大阪便しかなかったのです。 東京から神戸までのドリーム号が新設されたのは翌年の昭和46年4月でした(大阪までハイウェイバスで来て三ノ宮まで国電なら可能ですが!!)。 <東京駅ハイウェイバス乗り場> 原作では書かれていませんが、大森一樹監督で映画化された「風の歌を聴け」では最初に出てくる場面です。 階段を上がり、ハイウェイバスのキップ売場に向かいます。 1975年7月の時刻表では東京駅-神戸間のドリーム号は21時40分発の一本のみで、三宮着が7時5分となっていました(上記に書かれている通り1970年8月には神戸行きのハイウエイバスは無かった)。 この階段を登り、左手に向かい、すぐに右に曲がるとです。 現在のの写真も掲載しておきます。 < 神戸、三宮駅ハイウェイバス降り場> この場面も原作には書かれていません(東京に帰る場面は書かれている)。 東京からのハイウェイバスが明け方到着します(7時過ぎに)。 到着する場所が当時のハイウェイバスの停留所でした。 銀行の前なんですね。 写真は映画と全く同じ構図で撮影しました。 地震のため、周りの建物が変わってしまっています。 当時は三井信託銀行だったとおもいます。 < ジェイズ・バー> 映画では神戸に着くとすぐに「ジェイズ・バー」に向かいます。 映画での「ジェイズ・バー」は三宮駅の山側にある{HALF TIME」というお店を使っています。 お店にはピンボールも置かれており、イメージ的にはピッタリです(私も何回か…)。 「…「ジェイズ・バー」のカウンターには煙草の脂で変色した一枚の版画がかかっていて、どうしようもなく退屈した時など僕は何時間も飽きもせずにその絵を眺めつづけた。 まるでロールシャハ・テストにでも使われそうなその図柄は、僕には向いあって座った二匹の線色の猿が空気の抜けかけた二つのテニス・ボールを投げあっているように見えた。 僕がバーテンのジェイにそう言うと、彼はしばらくじっとそれを眺めてから、そう言えばそうだね、と気のなさそうに言った。 「何を象徴してるのかな?」僕はそう訊ねてみた。 「左の猿があんたで、右のがあたしだね。 あたしがビール瓶を投げると、あんたが代金を投げてよこす。 僕は感心してビールを飲んだ。 しかしながら村上春樹の書いた「ジェイズ・バー」はここではないようです。 芦屋川の業平橋に近いビルのなかにあったお店ではないかと言われています。 そのお店は現在は場所も経営者も変わってしまっています。 中は映画で使われたそのままです。 【第二話】 2005年8月10日 <フィアット 500L> 「風の歌を聴け」では、僕と鼠が乗る車が登場します。 原作では、 「…僕が鼠と初めて出会ったのは3年前の春のことだった。 それは僕たちが大学に入った年で、2人ともずいぶん酔払っていた。 だからいったいどんな事情で僕たちが朝の4時過ぎに鼠の黒塗りのフィアット600に乗り合わせるような羽目になったのか、まるで記憶がない。 共通の友人でもいたのだろう。 この車は原作では猿の檻の公園に飛び込んで壊れてしまいます。 映画で登場するのもフィアットでしたが、赤いフィアット500Lでした(映画の画面で確認しました)。 映画で撮影された車は赤いフィアット500Lとなっています。 映画に登場した赤いフィアット500Lは1968年に登場したフィアット500Fの豪華版です。 FとLの大きな違いはボンネット前のエンブレムとバンパーです(Lは小さいエンブレムです。 赤いフィアット500Lが無かったためFで撮影しました)。 < 西宮球場> 映画でフィアット500Lがひっくり返ってしまう場面は、西宮球場前で撮影されています。 「…僕は車の屋根によじのぼり、天窓から運転席をのぞきこんだ。 …… 鼠はエンジンを切り、ダッシュボードの上の煙草の箱をポケットにつっこんでから、おもむろに僕の手をつかんで革の屋根によじのぼった。 僕たちはフィアットの屋根に並んで腰を下ろしたまま、白み始めた空を見上げ、黙って何本か煙草を吸った。 原作とはひっくり返ってしまう場所が違いますが、イメージは同じように描かれていました。 西宮球場のネオンサインが映画では綺麗に撮影されており、印象的でした。 阪急西宮北口駅のすぐ横で、交通の便がよかったのですが、なにせ阪急ブレーブスの本拠地で、阪神タイガースに比べて人気がイマイチでした。 (写真はタイガース歴史研究室ホームページよりお借りしました) VGAへは拡大しません。 西宮球場は既に取り壊されています。 映画では、フィアット500が手前から走ってきてひっくり返る所です。 この写真の先辺りで撮影されています。 「…とにかく供たちは泥酔して、おまけに速度計の針は80キロを指していた。 そんなわけで、僕たちが景気よく公園の垣根を突き破り、つつじの植込みを踏み倒し、石柱に思い切り車をぶっつけた上に怪我ひとつ無かったというのは、まさに僥倖というより他なかった。 僕がショックから醒め、壊れたドアを蹴とばして外に出ると、フィアットのボンネット・カバーは10メートルばかり先の猿の檻の前にまで吹き飛び、車の鼻先はちょうど石柱の形にへこんで、突然眠りから叩き起こされた猿たちはひどく腹を立てていた。 この公園は村上春樹が高校時代を過ごした芦屋の打出図書館のすぐ傍にあります。 残念ながらお猿さんはもうおりません。 【第三話】 2005年8月15日 < 彼女の家(1)> 僕は「ジェイズ・バー」の洗面所の床に転がっていた彼女を見つけます。 そして彼女の家まで送っていきます。 「…喉の乾きのためだろう、僕が目覚めたのは朝の6時前だった。 他人の家で目覚めると、いつも別の体に別の魂をむりやり詰めこまれてしまったような感じがする。 やっとの思いで狭いベッドから立ちあがり、ドアの横にある簡単な流し台で馬のように水を何杯か続けざまに飲んでからベッドに戻った。 開け放した窓からはほんのわずかに海が見える。 写真のビル2F右側が彼女の部屋として使われています。 映画では部屋の中からビルの前にある異人館を映しています(正面の異人館はシュウエケ邸、左側は門邸)。 場所は神戸、北野の異人館通りの西の端です。 何か、神戸の観光案内映画みたいです。 < 彼女の家(2)> 彼女は急いで家を出てバイト先に向かいます。 「…彼女は力なく肯いてから起き上がり、そのまま壁にもたれかかって一息に水を飲み干した。 「ずいぶん飲んだ?」 「かなりね。 僕なら死んでる。 」 「死にそうよ。 」 彼女は、枕もとの煙草を手に取って火を点けると、溜息と一緒に煙を吐き出し、突然マッチ棒を開いた窓から港にむかって放り投げた。 …… 「もう行かなくっちゃ。 」 「何処に?」 「仕事よ。 」 彼女は吐き捨てるようにそう言うと、よろめきながらベッドから立ち上がった。 僕はベッドの端に腰を下ろしたまま、彼女が顔を洗い、髪にブラシをかけるのを意味もなくずっと眺めていた。 この場面では原作と映画のストーリーがかなり一致しています。 彼女と僕は写真の階段を降りて外に出ていきます。 そして、、ビルの前に停めてある赤いフィアットに向かいます。 < 彼女の家(3)> 彼女の家の前に僕は赤いフィアットを停めていました。 「…僕がフロント・グラスのほこりをティッシュ・ペーパーで拭き取っている間、彼女は疑わしそうに車のまわりをゆっくり歩いて一周してから、ボンネットに白ペンキで大きく措かれた牛の顔をしばらくじっと眺めた。 牛は大きな鼻輪をつけ、口に白いバラを一輪くあえて笑っていた。 ひどく下卑な笑い方だった。 「あなたが措いたの?」 「いゃ、前の持ち主さ。 」 「何故牛の絵なんて措いたのかしら?」 「さあね。 」と僕は言った。 彼女は二歩後ろに下り、もう一度牛の絵を眺め、それからしゃべり過ぎたことを後悔するかのように口をつぐんで車に乗った。 映画では彼女の家の前にフィアットを停めていたのですが、原作では少し離れた川沿いの道にフィアットを停めたことになっています。 やっぱり村上春樹は芦屋川付近をイメージしていたとおもいます。 映画では右側に赤いフィアットが停まっていました(映画の構図と同じです)。 この後、映像は上に振られて、、を映しながら港の風景となります。 < 神戸 大丸前> 僕は彼女をバイト先の近くまで送っていきます。 「…車の中はひどく暑く、港に着くまで彼女は一言もロをきかずにタオルで流れ落ちる汗を拭き続けながら、ひっきりなしに煙草を吸った。 火を点けて三口ばかり吸うと、フィルターについた口紅を点検するようにじっと眺めてからそれを車の灰皿に押し込み、そして次の煙草に火を点けた。 …… 車を下りる時、彼女は何も言わずに千円札を一枚バックミラーの後ろにねじこんでいった。 彼女の家からトアロードに入って真っ直ぐ港に向かえば神戸大丸前です。 丁度このあたりに赤いフィアットを停めて彼女を降ろします。 正面は元町商店街の入り口です。 彼女のバイト先があります。 朝早く写真を撮ったので、誰もいませんね。 「…鼠の好物は焼きたてのホット・ケーキである。 彼はそれを深い皿に何枚か重ね、ナイフできちんと4つに切り、その上にコカ・コーラを1瓶注ぎかける。 僕が初めて鼠の家を訪れた時、彼は5月のゃわらかな日ざしの下にテーブルを持ち出して、その不気味な食物を胃の中に流しこんでいる最中だった。 「この食い物の優れた点は、」と鼠は僕に言った。 「食事と飲み物が一体化していることだ。 」…」。 ホットケーキはホットケーキで、コーラはコーラでした。 ホットケーキは日清ホットケーキミックス、卵は地養卵(一個40円)、牛乳は小岩井低脂肪牛乳を使っています(材料は最高ですね!)。 コカコーラよりもペプシだったのかもしれませんね!! < 芦屋の高級マンション> 今日は神戸を離れて芦屋の街を歩きます。 神戸よりも山と海の間が狭い街ですが、山の手は高級住宅街です。 「…街について話す。 僕が生まれ、育ち、そして初めて女の子と寝た街である。 前は海、後ろは山、隣りには巨大な港街がある。 ほんの小さな街だ。 港からの帰り、国道を車で飛ばす時には煙草は吸わないことにしている。 マッチをすり終るころには車はもう街を通りすぎているからだ。 人口は7万と少し。 この数字は5年後にも殆んど変わることはあるまい。 その大抵は庭のついた二階建ての家に住み、自動車を所有し、少なからざる家は自動車を2台所有している。 この数字は僕の好い加減な想像ではなく、市役所の統計課が年度末にきちんと発表したものである。 二階建ての家というところが良い。 鼠は三階建ての家に住んでおり、屋上には温室までついている。 斜面をくりぬいた地下はガレージになっていて、父親のベンツと鼠のトライアンフTRIIIが仲良く並んでいる。 この街は芦屋ですね。 村上春樹が中学、高校時代を過ごした街です(詳しくは「村上春樹の芦屋を歩く」を参照)。 芦屋はベンツの所有率が日本一だと聞いたことがあります。 人口は平成17年で91千人です。 地震のため建て直されていますので、映画のマンションとは少しちがいますが。 場所は全く同じです。 映画ではこの路に赤いフィアットを停めたり、 をフィアットがユーターンする場面があります。 ユーターンする場面はから撮影したようです。 < プール> 僕は鼠と二人でプールにいきます。 「…翌日、僕は鼠を誘って山の手にあるホテルのプールにでかけた。 夏も終りかけていたし、交通の不便なせいもあって、プールには10人ほどの客しかいなかった。 そしてその半分は泳ぎよりは日光浴に夢中になっているアメリカ人の泊り客だった。 旧華族の別邸を改築したホテルには芝生を敷きつめた立派な庭があり、プールと母屋を隔てているバラの垣根つたいに小高くなった丘に上ると、眼下に海と港と街がくっきりと見下ろせた。 僕と鼠は25メートル・プールを競争して何度か往復してからデッキ・チェアに並んで座り、冷たいコーラを飲んだ。 僕が呼吸を撃見てから煙草を一服する間、鼠はたった一人で気持ち良さそうに泳ぎ続けているアメリカ人の少女をぽんやりと眺めていた。 映画では芦屋市の中腹にある芦屋市営プールで撮影しています。 原作では高級ホテルとなっていますが、芦屋には適当なホテルはなさそうです。 駐車場は台数が限られているため何時も満車ですが、プール自体は空いています。 写真のプールの上部付近に撮影に使われたマンションが映っています。 映画とアングルは少し違いますが、情景は同じです。 < 芦屋のテニスコート> 鼠が「ジェイズ・バー」に彼女を連れてくるというので、僕は2時まで時間を潰します。 「…僕は山の手特有の曲りくねった道をしばらく回ってから、川に沿って海に下り、川口近くで車を下りて川で足を冷やした。 テニス・コートではよく日焼けした女の子が二人、白い帽子をかぶりサングラスをかけたままボールを打ち合っていた。 日差しは午後になって急激に強まり、ラケットを振るたびに彼女たちの汗はコートに飛び散った。 僕は5分ばかりそれを眺めてから車に戻り、シートを倒して目を閉じ、しばらく波の音に混じったそのポールを打ち合う音をぼんやりと聞き続けた。 徽かな南風の運んでくる海の香りと焼けたアスファルトの匂いが、僕に昔の夏を想い出させた。 女の子の肌のぬくもり、古いロックン・ロール、洗濯したばかりのボタン・ダウン・シャツ、プールの更衣室で契った煙草の匂い、徴かな予感、みんないつ果てるともない甘い夏の夢だった。 そしてある年の夏(いつだったろう?)、夢は二度と戻っては来なかった。 原作と映画では全く同じ場所を使っています。 このテニスコートは昔からあり、現在もあります。 映画ではこのに赤いフィアットを停めています。 原作ではこの後「ジェイズ・バー」にいきますので、「ジェイズ・バー」はテニスコートの近くだとわかります。 当時、村上春樹が通っていたとおもわれるバーがあった を掲載しておきます。 26日に話は終わります。 第五話は2〜3日後に掲載します。 「風の歌を聴け」の芦屋、西宮地図 【第五話】 2005年8月26日 <ビーチ・ボーイズの「カリフォルニア・ガールズ」 > 村上春樹の小説には必ず音楽の曲名が登場します。 クラッシックからポピュラー、ジャズまで様々です。 でも、登場するのは、かっこいい曲名ばかりです。 「…7時15分に電話のベルが鳴った。 僕は居間の藤椅子に横になって、権ビールを飲みながらひっきりなしにチーズ・クラッカーをつまんでいる最中だった。 「やあ、こんばんは。 こちらラジオN・E・Bのポップス・テレフォン・リクエスト。 ラジオ聴いててくれたかい?」 …… 「実はね、君にリクエスト曲をプレゼントした女の子が……ムッ……いるわけなんだ。 誰だかわかるかい?」 「いいえ。 」 「リクエスト曲はビーチ・ボーイズの(カリフォルニア・ガールズ)、なつかしい曲だね。 どうだい、これで見当はついた?」 僕はしばらく考えてから、全然わからないと言った。 「ん……、困ったね。 もし当たれば君に特製のTシャツが送られることになってるんだ。 思い出してくれよ。 」 僕はもう一度考えてみた。 今度はほんの少しではあるけれど記憶の片隅に何かがひっかかっているのが感じられた。 「カリフォルニア・ガールズ……ビーチ・ボーイズ……、どう思い出した?」 「そういえば5年ばかり前にクラスの女の子にそんなレコードを借りたことがあるな。 」 「どんな女の子?」 「修学旅行の時に落としたコンタクト・レンズを捜してあげて、そのお礼にレコードを貸してくれたんだ。 」 「コンタクト・レンズねえ……、ところでレコードはちゃんと返した?」 「いや、失くしちゃったんです。 」 「そりゃまずいよ。 買ってでも返した方がいい。 女の子に貸しは作っても……ムッ……借りは作るなってね、わかるだろ?」 …」。 「風の歌を聴け」の中でしばしば登場する曲名がビーチ・ボーイズの「カリフォルニア・ガールズ」です。 古い曲ですが、何時聞いてもいい曲です。 ここで登場する「ラジオN・E・Bのポップス・テレフォン・リクエスト」はラジオ関西で昔人気があった電話リクエストのことではないかとおもいます。 当然、CDのジャケットです(当時はLP)。 < 神戸の港> 映画ではしばしば僕が神戸の港を歩きます。 「…翌日の朝、僕はその真新しいチクチクするTシャツを着てしばらく港の辺りをあてもなく散歩してから、目についた小さなレコード店のドアを開けた。 原作ではこれきりなのですが、映画ではかなり長い時間、撮影されています。 場所的には大丸から港に向かって歩いた所にあるメリケン波止場です。 地震で周りの風景は変わってしまっていますが、バイパスの鉄の柱だけは変わっていません。 < レコード店> 僕は港から繁華街のレコード屋に向かいます。 「…目についた小さなレコード店のドアを開けた。 店には客の姿はなく、店の女の子が一人でカウンターに座り、うんざりした顔で伝票をチェックしながら罐コーラを飲んでいるだけだった。 僕はしばらくレコード棚を眺めてから、突然彼女に見覚えがあることに気づいた。 一週間前に洗面所に寝転がっていた小指のない女の子だ。 やあ、と僕は言った。 彼女は少し驚いて僕の顔を眺め、Tシャツを眺め、それから残りのコーラを飲み干した。 「何故ここで働いてるってわかったの?」彼女はあきらめたようにそう言った。 「偶然さ。 レコードを買いにきたんだ。 」 「どんな?」 「(カリフォルニア・ガールズ)の入ったビーチ・ボーイズのLP。 」 彼女は疑り深そう鱒肯いてから立ち上がってレコード棚まで大股で歩き、よく訓練された犬のようにレコードを抱えて帰ってきた。 「これでいいのね。 」 僕は肯いて、ポケットに手をつっこんだまま店の中をぐるりと見回した。 「それからベートーベンのピアノ・コンチェルトの3番。 」 彼女は黙って、今度は2枚のLPを持って戻ってきた。 「グレン・グールドとバックハウス、どちらがいいの?」 「グレン・グールド。 」 彼女は1枚をカウンターに置き、1枚をもとに戻した。 「他には?」 「(ギャル・イン・キャリコ)の入ったマイルス・デイビス。 」 今度は少し余分に時間がかかりたが、彼女はやはりレコードを抱えて戻ってきた。 当時、神戸で大きなレコード屋といえばここです。 元町商店街のYAMAHA神戸店です。 ここしかありませんでした。 映画でもこのお店を使っています。 ここでレコードを買うわけですが、原作ではビーチ・ボーイズの「SUMMER DAYS」、ベートーベンの「ピアノ・コンチェルトの3番」、マイルス・デイビスの「ザ・ミュージングス・オブ・マイルス」の三枚なのですが、映画ではもう一枚増えています。 < 交通事故現場> 僕と鼠が喫茶店で話していると、店の前で人身事故がおこります。 原作ではありませんので映画のみの場面です。 この場所はの正門前の道です。 向うからきたフォルクスワーゲンと人がぶつかります。 その他の場面でも学校構内の場面があるのですが、一部は神戸高校をつかっています。 その他も関西学院大学かとおもったのですが、そうでもないようです。 < 六甲教会(YWCA?) > 僕は彼女と待ち合わせします。 原作ではYWCA、映画では六甲教会となります。 「…電話のベルが鳴った。 「帰ったわ。 」と彼女が言った。 「会いたいな。 」 「今出られる?」 「もちろん。 」 「5時にYWCAの門の前で。 」 「YWCAで何してる?」 「フランス語会話。 」 「フランス語会話?」 「OUI。 」 …… 彼女が門から出てきたのは5時を少し過ぎる頃だった。 彼女はラコステのピンクのポロシャツと白い綿のミニ・スカートをはき、髪を後で束ねて眼鏡をかけていた。 一週間ばかりの間に彼女は三歳くらいは老けこんでいた。 髪型と眼鏡のせいかもしれない。 「ひどい雨だったわ。 」助手席に乗り込むなり彼女はそう言って、神経質そうにスカートの裾を直した。 「濡れた?」 「少しね。 」 僕は後の座席から、プール以来置きっ放しになっていたビーチ・タオルを取って彼女に手渡した。 彼女はそれで顔の汗を拭き、髪を何度か拭ってから僕に返した。 「降り出した時は近くでコーヒー飲んでたの。 まるで洪水だったわ。 」 「でもおかげで涼しくはなったよ。 」 「そうね。 」 …」。 ここでも僕は赤いフィアットで向かいにいきます。 阪急神戸線六甲駅から少し山側に歩いた所です。 原作では神戸の三宮駅近くのに彼女を迎えにいったことになっていました。 < ハイウェイバス乗り場> 映画の最後の場面です。 「…僕は夜行バスの切符を買い、待合所のベンチに座ってずっと街の灯を眺めていた。 夜が更けるにつれて灯は消え始め、最後には街灯とネオンの灯だけが残った。 遠い汽笛が徴かな海風を運んでくる。 バスの入口には二人の乗務員が両脇に立って切符と座席番号をチェックしていた。 僕が切符を渡すと、彼は「21番のチャイナ」と言った。 「チャイナ?」 「そう、21番のC席、頭文字ですよ。 Aはアメリカ、Bはブラジル、Cはチャイナ、Dはデンマーク。 こいつが聞き違えると困るんでね。 」 彼はそう言って座席表をチェックしている相棒を指さした。 僕は肯いてバスに乗り込み、21番のC席に座ってまだ暖かいフライド・ポテトを食べた。 あらゆるものは通りすぎる。 誰にもそれを捉えることはできない。 僕たちはそんな風にして生きている。 原作と映画で、ほぼ同じでした。 22時20分、東京行ドリーム号が出発します(上記に書かれている通り1970年8月には神戸から東京行きのハイウエイバスは無かった)。 26日に話は終わりました。 終わったはずなのですが! 【おまけのお話です】 2005年8月28日 < 山陽新幹線 「新神戸駅」 > 村上春樹の原作には登場しませんが、大森一樹監督の映画では鼠が彼女を送っていく場面で新神戸駅が映されています。 鼠が彼女とふたりで座っていたベンチが写真のところです。 正しくいうと、当時のベンチは無くなって右側のベンチに変わっています。 写真の中央のところにあったのですが、場所もベンチの種類も変わっています。 しかし、まあ、余り変わりませんので、写真右側のベンチに彼女と二人で座ってみたらどうでしょうか!! 気分はもう神戸の風の歌を聴いています。 の前寄り、4号車付近です。 < 南京街> この場面も村上春樹の原作には登場しませんが、僕が神戸の街を歩く場面で映されています。 神戸の南京街は横浜に比べると小さいのですが、雰囲気はなかなか良いです。 画面では田中商店の文字が見えましたので、間違いないとおもいます。 田中商店は左側から二軒目です。 < 横断歩道橋> メリケン波止場へ向かう国道43号線上の横断歩道です。 僕がこの歩道橋を歩いている姿が映されています。 神戸大丸から海側に向かうと直ぐです。 映っているタワーはホテルオークラです。 メリケン波止場は撮影当時とはかなり変わってしまっています。 中突堤とメリケン波止場が一体となって(埋め立てられた)メリケンパークとなっています。 デイトには良いかもしれません。 < クリスボン跡> 僕と鼠が国道2号線夙川近くのクリスボンという潰れたレストランで合う場面があります。 阪神間ではかなり有名だったレストランだったのですが潰れてしまいました。 僕と彼女が食事した (全国的に有名なレストランだったのですが廃業しています)、僕と鼠が遊んだ動物園は神戸のでした。 「風の歌を聴け」神戸地図に記載されている「デリカテッセン」と「ピノッキオ」についてはを参照してください。

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記憶の記録

僕は君が好き焼けた肌にいい匂い 曲名

昔から塗り壁みたいな奴だった。 何故なら彼女の声はいつも壁から聞こえるからだ。 僕と隣人のシノブはお互い父親がいない。 二人とも、生まれる前に父親を病気で亡くしていた。 女手一つでやっていると言う共感もあったのだろう、僕の母親とシノブの母親は仲が良かった。 僕らが仲良くなったのもその為だ。 母親二人が話している間、二つ年下のシノブとよく一緒に遊んだ。 お互いの家へ何度も行き来したし、近くのスーパーを探索したり、行ったこともない道に入り込んだり、夏場の駄菓子屋で涼んだり、公園で追いかけっこもした。 中学から高校に行くまでの間、妙に意識してしばらく会話をしなくなった。 それでも家は隣だし、親同士は仲が良いし、どれだけ疎遠になっても僕らの関係が断ち切れることはなかった。 思春期ながらにしてお互い恋人を作ることすらなかったのを考えると、僕らは本当に初心(うぶ)だったんだと思う。 もっとも、お互い独り身を貫いている点を見ると今も初心なのかもしれないけれど。 「なぁシノブ、いつからだっけ」 ベッドで横になりながら言うと、壁の向こう側から「何が」と声がした。 「壁越しに会話するようになったのは」 「あんまり覚えてないなぁ」 壁の向こう側からは聞き覚えのある音楽が聞こえる。 コンポから流しているのだろう。 「ねぇ、その曲歌ってるの誰」 「リンドバーグってバンド」 「曲名は」 「『きみのいちばんに』」 「なるほど。 今度レンタルしてくる」 「貸してあげるよ」 「ありがたい」 「でもさ、嫌でも気付くでしょ」 「何が」 「壁薄いの。 これだけ普通に会話できるんだから。 いつからも糞もないんじゃない。 物心つくころには知ってたよ、多分」 「かもね」 僕は目の前にある薄っぺらい壁をそっと撫でる。 この壁の向こうには、シノブの部屋が広がっている。 僕らは、この薄っぺらい壁一枚を挟んだ関係だった。 家を出ようと思ったのは大学合格が決まった時だ。 プライベートなどおよそ皆無だった十八年間、機会があるとしたら今しかないと思った。 奨学金とアルバイトで生活する事を条件に母は一人暮らしを許可してくれた。 母子家庭で生活は苦しかったし、母としては僕には高校卒業と同時に働きに出てほしかったはずだ。 その事は僕も良く分かっていた。 それでも僕が一人暮らしを行う事が出来たのは、国公立大学に存在する学費免除制度を受ける事が出来たからだ。 特別な家庭の事情を持つ学生だけがこの制度を受ける事が出来る。 学費の面で一切心配をしなくてよいとなったら、話は別だ。 引越しの際、シノブが新居までわざわざ手伝いに来てくれた。 実家から新居まで電車で二時間ほど。 往来することは不可能じゃないが、当時高校生だったシノブにしたら随分な遠出になったはずだ。 「せっかく高校一緒になったと思ったらもう卒業で、しかも引越しなんてね」 シノブは後ろで髪を束ね、ダンボールを開きながら文句を言う。 白い肌は陽に透き通った茶色い地毛と対比され、妙に見映えする。 新しい家は小さな学生アパートだった。 床はフローリングで、壁紙は白く、ベランダがあった。 窓から見える景色には大きな河が流れていて、そこには古めかしい橋が架かっていた。 壁をノックすると、中身の詰まった音が響いた。 実家よりも随分厚い、しっかりした壁だ。 業者が荷物を全て運び込んでくれたので、シノブと部屋の整理をしていた。 荷物と言っても必要最低限しか持って来ていないから随分と少なかったけれど。 「お前もうちの大学来いよ。 それでまたお隣さんになればいい」 「えぇっ、大学までアンタと一緒って言うのはねぇ」 「じゃあ文句言うなよ」 「嘘。 ……目指したいけど、アンタの大学難しいからわたしじゃ無理だよ」 「勉強くらい教えてやるさ」 「じゃあ考えとく」 大学はそこそこ楽しかった。 ボランティアサークルに入り、友達もそれなりに出来た。 仲のいい女の子は何人も出来たが、何故かいつもシノブが頭にチラついてとうとう恋人は出来ずじまいだった。 一人暮らしをしてから、帰省するのは盆と正月だけになった。 シノブにはもっと頻繁に帰ってくるよう言われていたが、僕だって新しい生活に浮き足立っていたのだ。 仕方ない。 シノブは度々僕の家に遊びに来た。 一緒にキャンパスを見て回ったし、川辺を散歩したりもした。 約束どおり勉強も教えた。 大学の友達からはシノブとの関係性を尋ねられたが、恋人ではないと答えておいた。 二年経った三月の春先、アルバイトを終えて更衣室のロッカーを開けると携帯電話が光っていた。 開いてみるとシノブからの着信が一件。 「落ちちゃったよ」 開口一番、そんな言葉。 大学の入試だと悟る。 「うるさい隣人が出来ると思ったんだけど、残念だな」 「泣かせないでよ、馬鹿」 「泣いてもないくせに言うなよ」 「ばれたか」悪戯っぽい声。 僕は溜息をついた。 「それで、どうするのさ」 「どうって、何が」 「これからだよ」 「近所の私立に受かったからそこに通う」 「あぁ、あそこか。 就職率もいいし、文句ないじゃないか」 「……」 「どうした?」 「また帰ってきてよね。 年二回とか言わずにさ」 「はいはい」 大学を卒業してからは都心にある中小企業に内定し、卒業後そのまま会社近くで生活することになった。 仕事はそれなりに大変だったが、先輩や同期たちに助けられ、どうにかやっていく事ができた。 めまぐるしく一年が過ぎ、正月休みも家に帰る事ができなかった。 母から度々連絡もあったが、どうせ実家に帰るよううるさく言われるだけなので無視した。 ようやく実家に帰る事が出来たのは、社会人二年目の、盆休みだった。 久々に帰ってきた我が家は一層古びた気がした。 階段を昇れば軋み、鍵を開こうとすれば錆付いていて妙に固い。 ドアはギィと甲高い金属の擦れる音がした。 「ただいま」 とりあえず口にしてみたものの、誰もいないのは一発で分かった。 電気がついておらず、物音一つしなかったからだ。 失敗した。 せめて連絡くらい入れとくべきだったか。 靴を脱いで久々の我が家に上がる。 以前まで感じなかった独特の匂いを感じた。 人の家に漂う家庭の香りだろうか。 そんなものを判別出来るようになったなんて、僕はもうすっかりこの家の一員ではなくなってしまったらしい。 玄関を上がり、キッチンと一体化している廊下を抜けるとリビングが広がる。 この部屋は母の部屋で、その隣が僕の自室になっていた。 二つの部屋を区切るふすまは開きっぱなしになっており、ひぐらしの鳴き声が外から入り込む。 もう夕暮れで部屋は太陽の光で茜色に染まっていた。 荷物を床に置き、ベッドに腰掛けた。 シノブは大学だろうか。 何となく壁をノックし、呼びかけてみる。 「うるさいわねぇ、人が寝てるのに」 壁の向こうから呑気な声が聞こえてきた。 何だか強い安心感を覚える。 「一体何の用……」 「久しぶり」 しばらく黙った後、「嘘……」と言う呟き。 「あんた一年半も帰ってこないで、何やってたのよ」 「ごめん」 「連絡も入れないで」 「忙しかったんだ、色々と」 「馬鹿」 「申し訳ございません」 「あと」 「うん」 「おかえり」 「ただいま」 久々に聞く幼なじみの声は、随分心に溶け込んでいった。 そのとき、玄関の扉が開いた。 どうやら母が帰ってきたらしく、スーパーの袋がガサガサと音を立てる。 リビングに入ってきた母は僕の姿を見て目を丸くした。 「あんた……」 「ただいま」 照れくさくて頭を掻くと、母は何か否定するみたいに首を振った。 「何度も連絡したんだよ」 「ごめん、仕事が忙しくてさ。 悪かったよ」 「そうじゃない」 母は、沈んだ様子でうな垂れる。 「シノブちゃんが、死んだんだよ」 何を言っているのか分からず、一瞬間が空く。 「何言ってんの、シノブなら」 「死んだんだよ。 半年前に」 「悪い冗談も大概に……」 母はとても嘘をついているようには見えず、その物言いも真に迫っていた。 「本当に?」 母は黙って頷く。 僕は背後にある壁を見た。 ざらついた、無機質な壁の向こうにシノブの姿が見えた気がした。 「あら、秀介君」 「おばさん。 お久しぶりです」 久しぶりに会ったシノブのおばさんは、随分やつれていた。 顔にクマが出来ており、疲弊しきっているのが見て取れる。 それだけで、母の言葉が真実だと分かった。 「母から聞きました。 その、なんて言うか……」 「良いのよ。 無理に言葉にしないで」おばさんは弱々しい笑みを浮かべる。 「上がって行って。 秀介君が来てくれたらきっとシノブも喜ぶわ」 玄関を上がると大きな冷蔵庫と真新しいキッチンが目に入った。 こんなもの前はなかった。 買いかえたのだろうか。 よく見ると色々様変わりしている。 テレビも、随分と新しくて大きなものになっていた。 このアパートは隣りの家と間取りが左右対称になっている。 リビングから繋がる、ふすまで締め切られた部屋。 この向こうに、シノブの部屋がある。 「シノブが死んでね、少し模様替えしたの。 気分だけでもどうにか変えなきゃって思って」 おばさんはそう言いながらリビングにある仏壇の前に座った。 飾られた遺影は二つになっていた。 シノブの父親と、シノブの遺影。 実際に目の当たりにして、動悸がした。 「ほら、シノブ、秀介君が来てくれたわよ」 おばさんは鈴 りん の音を鳴らす。 チーンと、間延びする音が部屋に響く。 「シノブは……なんで?」かすれた声が出た。 気付かないうちに、手に汗が滲んでいる。 「警察の人は、事故死だろうって」 「事故……」 「あの子の好きな公園あるでしょう? アルバイト終わりにあの公園に足を運んだみたい。 あそこ、景色が良いから少し眺めようと思ったんでしょうね。 でもその日は雨が降ってて、足を滑らせて……それで」 おばさんは声を震わせ、うな垂れた。 きっと事件の事を思い出すたびに涙を流していたのだろう。 もう何ヶ月も。 「すいません。 葬式の手伝いも出来ずに」 「いいのよ。 秀介君が気に病むことないわ。 町内会の人だって手伝ってくれたし、こうして来てくれただけでも十分よ。 シノブだってきっとそう思ってる」 おばさんと入れ替わりに、線香を上げた。 仏壇に飾られたシノブの遺影には、大学時代に撮ったであろう写真が使われていた。 髪を茶色に染めていて、今時のどこにでもいそうな若者だ。 朗らかなその笑顔を眺めていると、死んだとはとても信じられなかった。 こうして仏壇を前にしてもまるで実感がわかない。 シノブが亡くなったのは丁度今年の始め頃だったらしい。 そういえばその時期に母から度々電話があった。 一度でも電話に出ていたら、せめて葬儀には出られただろう。 面倒くさいと無視していた自分の愚かしさが恨めしかった。 「おばさん。 シノブの部屋、見てもいいですか」 「ええ、構わないわよ」 ふすまを開けると、見慣れた部屋が広がる。 カーテンは締め切られており、机やベッドの上に少しだけ埃が積もっていた。 それ以外は、いつものシノブの部屋だ。 生前と何も変わらない。 細かな遺品もそのままだった。 「あの子の家具、捨てられないのよ。 掃除すると思い出しそうだから、あの子と過ごした日々の事」 おばさんは悲しげな笑みを浮かべる。 「シノブね、家から出て行きたがってたの。 就職したら秀介君みたいに都心で働きたいって」 「あいつがそんな事を?」 「直接言われたわけじゃないけどね。 あの子自分を押し殺すところがあるから。 でも分かるわよね、親子なんだから。 多分あの子、秀介君を追いかけたかったんじゃないかしら」 「僕を?」 「あの子の先にはいつも秀介君がいた。 あの子の生きる道標はあなただったのよ」 僕は部屋に入るとベッドの側面にある壁を撫でた。 この壁の向こうは僕の部屋だ。 そっとシノブの名を呼んでみたが、返事はない。 先ほどシノブと行った会話。 あれは決して夢ではなかった。 じゃあ一体、あれはなんなのだろう。 一人の魂が、壁に取り込まれる。 そんな現象が起こる可能性について僕は考えた。 家に帰ると母が心配そうに僕の顔を覗き込んだ。 「あんた大丈夫かい? 顔色悪いよ」 「大丈夫。 ただ、ちょっと休みたいかな。 帰ってきたばかりで疲れてるし」 「じゃあ晩御飯出来るまで少し寝ときな」 「そうする」 部屋に入るとふすまを閉めて電気を消した。 窓を開けると風が入り込み、風鈴の音が優しく響く。 雲は依然として紅く染まっているが、太陽はとっくに沈んでしまいその姿はない。 ベッドの上に倒れると身体が沈みこんだ。 目を瞑り、深く溜息をつく。 久しぶりに帰省したら幼なじみが死んでいた。 家に行くと、やつれたおばさんの姿と仏壇に飾られた死の余韻があった。 帰ってきたと思ったら最低の事ばかりだ。 正直混乱しているし、全然現実味がない。 「シノブ」 「何?」 この声が、いつも通りの呑気な声が、僕に全く彼女の死を感じさせてくれなかった。 やっぱり、夢ではないのだ。 シノブは僕と二人きりの時だけ返事をしてくれた。 母がいるときに話しかけても何の反応もない。 母が出かけると、「ねぇ秀介」と話しかけてくる。 会話している最中に母が帰ってくると突如として返事が途絶えた。 シノブが僕以外の人間に声を聴かれる事を恐れているのか、それとも他に理由があるのかは分からなかった。 僕はただ『そういう物』として受け止めるしかない。 地元の友達とは全く遊ぶ気になれず、僕は毎日家で母がパートに行く間、シノブと会話することにつとめた。 彼女との会話は取りとめがなく、時々僕は彼女が死んでいると言う事を忘れそうになった。 「ねえ秀介、こっちにはいつまでいるの?」 「あと三日ってところかな。 一週間盆休みで貰ってるから」 「じゃあ今年も花火見れるね」 盆に実家に帰ると、いつもシノブと花火大会を見ていた。 ベランダに出ると建物の隙間から丁度花火が姿を現し、それをビール片手に二人で眺めるのだ。 盆に眺める花火大会は、いつしか恒例行事になっていた。 何も言わなくてもシノブはその日の予定をちゃんと空けているし、僕もそうだった。 「明日だっけ、花火大会」 「そだよ」 「じゃあまたベランダでビールでも飲みながら眺めるか」 「いいねぇ。 賛成」 「もう完全におっさんだな、お前」 「せめておばさんって言ってよ。 こっちは華も恥らう乙女ですよ」 シノブの笑い声につられて僕も笑った。 でも、上手く笑うことが出来なかった。 「……? どうしたの、秀介」 「いや、何でもない。 ちょっとね」 「何よ、変なの」 「それよりお前、気づいてないのか?」 「何が?」 「いや、やっぱりいいや」 「どうしたのよ。 なんか今日変だよ」 「……かもな」 お前、気づいてないのか? 自分が死んでるってこと。 尋ねてしまったらシノブが消えてしまう気がして怖かった。 彼女が死んで初めて、僕はシノブが自分の心の大部分を占めていたと自覚していた。 「ねえ秀介、仕事って大変?」 「なんだよ、急に」 「良いから。 わたしって今年で大学卒業じゃない。 色々聞きたいのよ」 「仕事……ねぇ。 まぁそれなりに大変だよ。 何せ一年も帰ってこれないくらいだ。 最初は慣れようとするだけであっという間に日が過ぎて行くさ」 「実家から通える場所で就職って出来るかな」 「どうだろうね。 今は就職も厳しいから、あまり地域で限定しないほうがいいかも。 地域で限定しすぎると、仕事内容に目が行かなくなるから。 ……シノブは地元就職が良いのか?」 「わたしが出て行ったらお母さん一人になっちゃうしね。 それに最近は生活も苦しそうだったから……。 しばらくは私が稼いでお母さんを助けようかなって」 「そっか」 「でも、ちょっとだけ都心の方にも興味があるんだ」 「一人暮らしは大変だぞ?」 「一人じゃないよ。 あんたがいるじゃん」 シノブは多分、自分が死んだ事を自覚していない。 その事が余計に僕の胸を締め付けた。 次の日、久々に街の中を歩いた。 見慣れた商店街、スーパー、神社、公園。 どこもあまり変わらず、懐かしさがそこら中に漂っていた。 思い出が多い街だ。 強い日差しとうだるような暑さの中で蝉の声がこだまする。 密集した住宅街を抜けるとやがて駅前の広場へ辿り着いた。 駅のすぐ横には山際へと続く狭いトンネルがあり、そこを抜けると坂の上に公園が見える。 シノブが死んだ公園だった。 景色の良い公園で、昔からシノブはこの公園からの眺めが好きだった。 悩みがあるとよくここから景色を眺めるような奴だった。 シノブが落ちた場所はすぐに分かった。 手すりに『落下注意』と書かれた張り紙がされており、傍には花が置かれていたからだ。 下には前までなかった落下防止の網があり、まだ作られて間もないのが見て取れた。 眺めが良い分、高さもある。 風も強く、ボーッとしていると落ちそうになる。 怪我ではすまないだろう。 手すりは僕の腰くらいまでしかなく、落下してもおかしくない。 むしろ今まで誰も落下した人がいない事の方が驚きだ。 「何で最初がシノブだったんだろうな」 言っても仕方ないことなのに、つい口に出してしまう。 一望できる街の情景は美しく、真夏の太陽の光を一身に受けていた。 抜ける風は吹き出た汗を緩く乾かせ、体内の熱を吸い取ってくれる。 うっそうと生いしげった葉が日光を反射し、妙に輝いて見える。 事件のあった当日、天気は雨だった。 シノブのアルバイト先はこの公園より少し先にある喫茶店だ。 帰る時に通るとは言え、わざわざ雨が降っている公園で足を止めようと思うだろうか。 公園を出てシノブのアルバイト先まで足を運んだ。 店に入ると店長が僕を迎えてくれた。 何度かシノブと来た事があったので覚えていてくれたらしい。 店長はまだ若い人で、肌は日に焼けており、精悍な顔つきをしている。 いかにもスポーツマンと言う感じだ。 カウンターに座ると、アイスコーヒーを出してくれた。 「シノブちゃんの事、残念だったね。 仕事も頑張ってくれていたし、みんなからも慕われていた。 本当に惜しい子を亡くしたと思うよ」 「僕はいまだにシノブが死んだと言う実感が沸いてないんです」 「葬儀も出れなかったんだろ? そりゃそうだよ。 僕が君の立場でも、多分同じだ」 「葬儀には誰か参加したんですか?」 「臨時休業にしてね、店のみんなで行ったよ。 シノブちゃんは本当にこの店の華だったから」 店長はしばらく店でのシノブの話を聞かせてくれた。 彼女がどれだけ一生懸命毎日を生きていたのか、そしてどれだけの人に好かれてきたのか。 常連のお客さんの中にはシノブと会話する事を楽しみにしていた人もいたらしい。 若い男性のお客さんから手紙を渡されたこともあったと言う。 「それって、ラブレターってやつですか?」 「断ってたけどね。 他に好きな人がいるからって」 そこで店長は顔をしかめた。 「……あぁ、しまった。 この話は君にはいわないで欲しいってシノブちゃんに口止めされてたんだった。 でもまぁ、もう時効かな」 昼前になり、店が混み始める気配を見せたので店を出ることにした。 「あ、待ってくれ」 お会計を済ませたところで店長に呼び止められた。 なんですかと振り向くと、彼は店の奥からハンカチを持ってきた。 タオル地で出来た、灰色のハンカチだ。 これ、渡しといてくれないか。 シノブちゃんのお母さんに。 これは? シノブちゃんの忘れ物だよ。 午後には家に戻ってきた。 母の姿はまだなく、ベッドに腰掛けると声がした。 「ねぇ秀介、今日はどこ行ってたのよ。 呼びかけても返事しないし」 「ちょっとね。 久々に街を巡ってたんだよ」 「散歩するなら私も連れて行きなさいよ」 「ごめんごめん」こう言うささやかな嘘をつくたびに心が痛んだ。 「それで、どこ巡ってたの?」 「丘の公園あるだろ。 そこだよ」 「へぇ、どうしてまたあそこに?」 「ちょっとね。 何せあそこには思い出がいっぱいあるから」 小学六年生の頃、あそこでシノブと喧嘩した事がある。 当時僕は毎日シノブとあの公園で遊んでおり、それを同じクラスのやつらにからかわれたのだ。 「お前らラブラブだな。 いっつも一緒にいて。 ばっかじゃねーの」 「うるさい! 別になんとも思ってねーよ、こんなブス!」 本音ではなかった。 ただ、からかわかれてついそう言ってしまっただけなんだ。 僕のその言葉でシノブは泣き出し、クラスのやつらはビックリして逃げて行った。 そのまま僕は何となくシノブに話しかけられるのが躊躇われ、その日は一言も会話せずに家に帰った。 どうせ数日経てばいつもみたく話すようになると思ったんだ。 だけど中学の間、僕はほとんどシノブと会話しなかった。 こうして同じアパートに住み、いつでも話できる状態にあるにも関わらず、まるで会話した記憶がない。 「僕ら一時期仲悪かったじゃん。 なのにどうしてまた話すようになったんだろうな」 「中学卒業前に、あんたがわたしに謝ってきたんじゃない。 あの日のあんたの言葉、一言一句覚えてるから」 「僕、なんて言ったっけ」 「内緒」 「なんだよ、教えてくれよ。 ケチだな」 「あんたが記憶力ないのが悪い」 シノブは壁越しに愉快そうに笑った。 彼女が生きているなら、さぞかし悪戯っぽい表情をしているに違いない。 ポケットに手を突っ込むと、先ほど店長から渡されたハンカチが手に触れた。 何気なく取り出す。 これが私物なんて、シノブのやつ随分センスがないなと思った。 ハンカチをよく見ると中に何か包まれているみたいだった。 開いて見てみる。 「何、どうしたの?」 「いや、ちょっと思い出してたんだ。 昔二人でネックレス買ったの覚えてる?」 「あぁ、行ったねぇ。 結構古い型だったからどこにもなかった。 何件も巡って、ようやく見つけたんだっけ」 「お前のおばさんにプレゼントしたよな」 「随分懐かしいね」 「あのネックレス、おばさんよく首にはめてた」 「気に入ってくれてたからね。 宝物にするって言ってくれてた。 どこか出かけるときはいつもはめてたよ」 「今考えたら何で僕まで一緒に買いに行ったんだろうな」 「素敵な幼なじみの為なんだから当然じゃない。 何も不思議じゃないわ」 「よく言うよ。 妄言も大概にしてくれ」 僕はハンカチに包まれたネックレスを見て、少し笑った。 シノブの家を再び訪ねたのは花火大会が始まる少し前だった。 チャイムを鳴らすとおばさんがやつれた顔で僕を迎えてくれた。 「そう言えば秀介君、毎年シノブと花火大会見てたのよねぇ」 「ええ」 僕は仏壇の前に座ると、静かに鈴(りん)を鳴らした。 線香に火をつけ、灰の中に刺す。 「それで、今日はどうしたの? わざわざ拝みにだけ来たとは思えないけれど」 「はい。 少しお話がありまして」 「話?」 不思議そうなおばさんを尻目に、僕はリビングの机にポケットの中のものを置いた。 「これは……ハンカチ?」 「開けてみてください」 おばさんが恐る恐る折りたたまれたハンカチを開いていく。 中にはネックレスが入っていた。 「これは、私のネックレス? どうしてこれをあなたが?」 「シノブのアルバイト先の店長から預かったんです。 おばさんに渡してくれって」 「あの子のアルバイト先に……。 どうしてかしら。 引き出しにしまってあったはずなのに」 「正確には、これはおばさんのネックレスではありません。 全く同じ型の、別のネックレスです」 「別の?」 「僕が昔、彼女に上げたネックレスなんです。 これは」 中学三年になり、後輩としてシノブが進学してきた。 その時の僕たちは互いを敬遠していて、廊下ですれ違っても視線すら交わさなかった。 シノブは僕に酷い事を言われたと言う記憶があったし、僕もシノブに酷い事を行ったと言う負い目があった。 帰り道も一緒で、朝の登校ではタイミングが被る事もしばしば。 気まずくて仕方がなかった。 このままではいけないと思った。 でも僕にはきっかけがなかった。 十二月になり、いよいよ高校受験間近となったときだった。 帰り道の商店街で、シノブを見かけた。 彼女はアクセサリーショップのショーケースを眺めており、その視線の先にはあのネックレスがあったのだ。 琥珀色のネックレス。 チャンスだと思った、ひそやかに。 僕は意を決して店の中に入り、彼女に話しかけた。 「欲しいの? それ」 シノブは一度僕をいちべつして視線を戻し、次にびっくりした顔で二度見してきた。 何でこいつがとでも言わんばかりの表情で、笑いそうになった。 「欲しいなら買ってやるよ」 「いらない」 彼女はじいとショーケースを見つめて言う。 「じゃあ僕が勝手に買ってやる」 「やめてよ。 せっかくのネックレスが穢れる。 大体、何であんたが私のネックレスを買うのよ。 嫌がらせ?」 少なくともまだ彼女のネックレスではないが、そこはあえて突っ込まないことにした。 「お詫びだよ。 三年越しのお詫び」 「物で釣られるもんか」 「釣られなくたっていいよ。 何なら捨ててくれたって良い。 でも、僕は謝りたいんだよ。 この三年間で感じたのは、シノブに一緒にいて欲しいって事なんだ。 だから例えもう話さないままだとしても、何の詫びもないまま終えるのは嫌だ」 僕が言うと、しばらくシノブは不機嫌そうに黙り込み、そっと口を開いた。 「……頂戴」 「えっ?」 「このネックレス、買ってくれたら許してあげる」 当時中学生だった僕にはかなり高価な代物だったが、貯めていた小遣いをはたいてどうにか購入した。 シノブとネックレスについて話していて全て思い出した。 なんだかむず痒い記憶だったからなるたけ考えないよう努めていたらいつの間にかすっかり記憶が曖昧になっていたのだ。 「僕は、シノブがあのネックレスを着けているのを見たことありませんでした。 多分おばさんに遠慮したんでしょうね」 「遠慮?」 「おばさんもこれと同じネックレスを持ってますよね? あいつ、自分と同じネックレスをおばさんにプレゼントしたんです。 買うのに僕も付き合いましたから良く覚えています。 多分、同じネックレスを持っているって事をおばさんに悟らせたくなかったんでしょう。 おばさんが気を使わなくてもすむように」 「そう、あの子が……」おばさんはそっと溜息を吐くと、ふと首をかしげた。 「でも、それとあの子のアルバイト先にネックレスがあった事と、どう関係するの?」 「このハンカチ見てください。 何か違和感を感じませんか?」 「違和感?」 「これ、男物なんです。 僕がシノブにあげたネックレスは、このハンカチに包まってました。 それで考えたんです。 このハンカチは一体誰のだろうって」 そこでおばさんはハッとした。 思い出したようだ。 「亡くなったおじさんのハンカチですよね、これ」 「ええ。 たしかこんな柄のハンカチ、お父さん持ってたわ。 もう何年も前だからうろ覚えだけど」 「シノブにとって、このハンカチは宝物だったんです。 そして、このハンカチに包まれたネックレスもまた、宝物だったんだと思います」 シノブはネックレスを着けることはなかった。 その代わり、彼女は肌身離さずこのネックレスを持っていた。 亡くなった父親のハンカチと共に。 「ここからはあくまで僕の推測ですが、シノブが亡くなったのはこのネックレスが原因ではないのかと僕は思うんです」 「どういう事?」 「このネックレス、シノブがバイト先においているユニフォームから出てきたそうです。 右のポケットから」 事故のあったあの日、彼女はバイトを終えハンカチがない事に気付いた。 いつも肌身離さず持っていたものだからなくなった事に割と早期の段階で気付いたのだろう。 ただ、無意識のうちにユニフォームのポケットに入れた事を忘れていた。 その間の抜けた感じも、あいつらしい。 来た道に落としてないかと探し歩いていたシノブは念のため公園にも足を踏み入れた。 道に落としたハンカチが風で流されたのかもしれないとでも考えたのだろう。 公園を探す中で、彼女は例の場所へと足を運んだ。 今日、公園に足を運んだ時、葉が太陽の光を強く反射していた。 だとすれば、雨露に濡れた葉が街灯を反射し、輝いて見える可能性はなかっただろうか。 シノブは手すりの遥か下で輝くそれをネックレスかもしれないと思い、覗き込んだのだ。 「ずっと気になっていたんです。 どうしてシノブが雨の日にわざわざ公園に足を運んだのか。 でも、これでようやく謎が解けた気がしたんです」 「大切にしていた物のために命を落とすなんて、やるせないけど、なんだかあの子らしいわね」 「あくまで、僕の推測ですけどね」 おばさんはゆっくりと首を振る。 「ううん、そう言うことにしておきましょう。 あの子が死んだ事実は変わらないけど、原因が明らかになって何だか少しだけ報われた気がするの」 「恨んでますか、僕のこと」 間接的にとは言え、シノブが死ぬ要因となったネックレスは僕から贈られたものだ。 「恨まないわよ」おばさんは泣き笑いみたいな顔をすると、机上のネックレスをそっと僕に差し出してきた。 「あの子がそれほどまでにして大事にしていたネックレス、それと同じ物を私にプレゼントしてくれた。 それが分かっただけで、私は充分幸せだったんだって思ったわ」 おばさんは窓の外を見る。 「あの子が家を出たがっているって分かった時、この生活に嫌気がさしたんだって思ったの。 家族二人、支えあって暮らしてきたつもりだったけど、あの子には我慢ばかりさせていたから。 夫を亡くして、娘にも捨てられるんだって」 「積み立てていたシノブの結婚資金で家具を買い揃えたのも、それが原因ですか」 「あら、ばれちゃったのね」彼女はバツの悪そうな顔をする。 「色々重なってるところでシノブの事故があって、これまで頑張ってきた事が急に馬鹿馬鹿しく思えちゃったのよ」 でも、全部私の勘違いだったのね。 おばさんは胸を撫で下ろすように呟いた。 心から安堵したとき、人間はこんな表情を浮かべるのではないだろうか。 「秀介君、このネックレスは、あなたが持っていなきゃ駄目よ」 「いいんですか」 「ええ」 おばさんは立ち上がると、引き出しからよく似たネックレスを取り出した。 すっかり色のくすんでしまった、安っぽいネックレス。 「だって私には、シノブがくれたネックレスがあるもの」 部屋のベッドに寝転がると、床がミシリと軋んだ。 母はまだ帰っておらず、僕は電気もつけずに手に持ったネックレスを眺めた。 「ネックレスなんて、お前にあげなきゃよかった」 僕が言うと、壁の向こうから「はっ?」とシノブが声を上げる。 「何? 何の話?」 「中学の頃僕がお前に上げたネックレスだよ」 「なんでそんな酷いこと言うのよ」 「このネックレスのせいで、お前が死んでしまったんだから」 僕の言葉に、シノブは黙った。 どちらが良いだろうかと考えていた。 僕がこのネックレスを上げなければ、恐らく彼女は死ななかった。 もう二度と会話することはなかったかもしれない。 でも、彼女が死ぬこともなかった。 「なぁ、シノブ。 お前はもう死んでるんだよ、半年も前に事故で。 多分、このネックレスを探して」 「……うん、知ってた」 僕は壁を見た。 「なんとなく分かってたんだ。 自分の身体がおかしいって事。 五感も、心も、まるで平坦でさ、眠くもならないし、お腹も減らないんだよ。 まるで押入れの中にずっと閉じ込められてるみたいに真っ暗で、何も聞こえないんだ。 ……でも、あんたの声だけは聞こえた。 真っ暗な中にスッと光が射すみたいに、それだけで心が安らぐのが分かったんだ」 「うん」 「最初は、病院にいるのかなって思った。 いつもの公園で、ネックレスを探してたんだよ。 それで、高台から落ちて、身体全体が動かなくなってしまったんだって」 「うん」 「あんたと話してるうちに、私はどうやら家にいるらしいって分かった。 いつもみたいに壁越しにあんたと話してるんだって」 「だから花火を一緒に見ようなんて言ったんだな」 「わたしの状況に気付いてないんだと思ってさ。 あんた馬鹿だから」 「うるさいよ」視界がにじんだ。 「そっか、わたし、死んでたんだね」 「うん」 「もう一緒にビール、飲めないんだね」 「……うん」 「ねぇ秀介、わたしはあんたにネックレスをもらった時心底嬉しかったんだよ。 あんたと会話しないまま過ごす人生なんて、多分酷く空虚で寂しい物になってた。 高校に行く時も、大学に行く時も、私の目指す先には常にあんたがいたからね。 だからネックレスを上げなきゃ良かったなんて、そんな寂しいこと言わないで欲しい。 これはわたし達の絆なんだよ」 「そうだな、ごめん」 その時窓の外が強く光り、ネックレスが虹色に輝いた。 窓の外で花火が上がっていた。 花火大会が始まったのだ。 小さなボロアパートの一室から見える花火は絶景で、開いた窓から音の振動まで伝わってきそうだった。 「秀介、もう花火大会始まってる?」 「いま始まったよ」 「今年も、綺麗?」 「例年と変わりないさ」 「そっか。 じゃあ、わたしも花火見えてるよ。 あんたと一緒に見てるんだ、この壁越しに」 「うん」 何発も花火が上がる。 夜空を彩っていく。 壁越しの中で、何となく終わりのときが近いのが分かった。 「シノブ」 「うん?」 「僕はずっと、君が好きだったんだ」 「遅いよ、馬鹿」 「ごめん」 「まぁそう言うところ、嫌いじゃないけどね」 「あんがと」 「あ、秀介」 「なんだよ」 「私の机の二段目に、CD入ってるから」 「CD?」 「見れば分かるよ。 向こうに帰る前に見てみて」 「分かった。 空に何発も花火が連続して上がり、まばゆい光と大きな音で世界が埋め尽くされた。 それ以後、もうシノブの声が聞こえることはなかった。 冬になった。 年末の仕事も一段落し、正月は何とか実家に帰れる見通しが着いたときに母から電話があった。 「母さんもこっち来たら良いのに」 「何言ってんの。 町内会で忙しいんだから行ける訳ないでしょう? 明日も商店街の皆さんと年末のイベント準備をしなきゃなんないんだよ。 いいかい、あんた正月はちゃんと帰ってきなさいよ」 「はいはい、分かったよ。 ……そう言えば、お隣のおばさんは元気にしてる?」 母は少し間をおいたあと、柔らかい声で「元気でやってるよ」とだけ答えた。 それだけで何となく分かった。 深い説明などなくても大丈夫なんだと僕を安心させてくれた。 「帰省したら挨拶がてら拝みに行っときなさい」 「そうする。 じゃあ、また」 電話を切るとふと窓に目が行った。 曇ったガラス越しに、かすかに雪が降っているのが分かる。 「寒いと思ったよ」 僕はコタツに入るとおもむろにコンポの電源をつけた。 そういえば今どのCDが入ってたっけ。 考えていると曲が流れ出した。 どこか懐かしいバンドソング。 リンドバーグだ。 コタツに身体を入れ込み、耳を傾けていると不意に聞き覚えのある曲が流れてきた。 曲名は確か『君のいちばんに』。 もうすこしだけ もうすこしだけ このままで ここにいて 感じていたい シノブの机の引き出しに入っていたアルバム。 本当に律儀なやつだ。 死んでからも人に貸すCDを覚えているなんて、心底馬鹿だ。 でも、この曲を聴く度に僕は彼女の事を思い出す。 「泣く暇くらい与えて欲しかったよな」少しぼやいてから鼻水を啜った。 二十年近く、僕は一人の女の子が好きだった。 よく笑い、よく泣き、よく怒る子だった。 僕らは薄っぺらい壁一枚を挟んだ、そんな関係だった。 もう壁越しに彼女の声が聞こえる事はない。 今、僕が住んでいる家は音など隣に漏らさないような中身の詰まった壁に包まれている。 時間が経つにつれ、思い出は風化していく。 いつしか自分が予想していた女性とは全く違う人と恋に落ち、結婚する事だってあるかもしれない。 だけど、きっと彼女のことは忘れない。 この曲と、ネックレスを見るたびに、彼女の事を思い出す。 そしてその度に、僕は懐かしさに目を細め、そっと微笑むのだ。

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