急性腎盂腎炎。 間質性腎炎 (かんしつせいじんえん)

腎盂腎炎について

急性腎盂腎炎

hashimoto masayoshi こんにちは。 からだプラン代表医師の橋本です。 普段は内科医として働いています。 さて今回は、腎盂腎炎(じんうじんえん)についてのお話です。 患者さん 「……先生、お腹が痛い。 あと、だるいし、気持ち悪い……。 」 橋本 「大変! 何か心当たりはありますか!? 」 患者さん 「前に、腎盂腎炎になった時の辛さと同じ痛さです」 橋本 「なるほど、その時に何と言われましたか?」 患者さん 「えっと、水分を普段からとって、きちんとおしっこをするようにと。 そういえば最近忘れてました……。 腰・わき腹の痛み、発熱や震えといった症状があらわれ、尿に膀胱炎に似た異常が見られます。 男性よりも女性に多く見られるのも特徴です。 「腎盂腎炎ってなに?」という方や、「腎盂腎炎かもしれない……」と心配されている方、「診断を受けたけど、どんな病気なの?」と腎盂腎炎について知りたい方のために、症状・原因・治療についてや、普段から何を意識したらいいのかを、簡単に解説していきます。 腎臓は、血液から余計なものを取り除いて、尿にして捨てる働きをしています。 この途中で詰まってしまうと、尿は出ていきません。 詰まる原因としては、尿管や尿道に石が出来てしまっていることが多いです。 このことを、尿路結石と呼んだりします。 水分不足で尿が濃くなって、石ができてしまうんです。 初期治療が遅れると慢性腎盂腎炎に移行したり、敗血症 はいけつしょう を起こして命の危険に繋がることもあります。 それが何らかの原因で細菌が侵入してしまい、炎症を起こすのです。 細菌の侵入経路によって、大きく3つの感染タイプに分けることができます。 尿路上行性感染 何らかの原因で、尿管から細菌が腎盂まで達してしまう感染。 これが、もっとも多い感染経路です。 原因としては、• 腎盂・尿管の形態異常• 膀胱尿管逆流現象• 前立腺肥大症• 尿路結石• 腎盂・尿管の悪性腫瘍• 神経因性膀胱 しんけいいんせいぼうこう などが考えられます。 リンパ行性感染 膀胱、尿管、腎盂の周囲にあるリンパ腺を伝っての感染。 細菌の種類は多岐に渡りますが、主に大腸菌感染が多いです。 血行性感染 体の別の感染部位から、血液の流れを通じて感染。 別の臓器に細菌が感染していて、それが腎臓にも感染してしまうケースです。 元々の疾患への治療を同時に行っていく必要があります。 腰や背中の痛み• 尿がにごる、頻尿、残尿感などの膀胱炎に似た症状• 先天性に尿路の形態異常がある小さなお子さん• 妊娠している方• 前立腺肥大(ぜんりつせんひだいしょう)がある方• 尿路結石のある方• 他の病気で細菌への免疫力が落ちている方(糖尿病など)• ステロイド剤、抗がん剤などの使用で、免疫力が低下している方• 大人は〈泌尿器科〉か〈内科〉を受診してください。 診断 問診と触診、加えて検査が行われます。 検査 腎盂腎炎が疑われた時には、一般的に次のような検査が行われます。 尿検査• 血液検査• また、腎臓の形が異常であったり、尿路結石があったりなど、他の疾患がベースになっている場合には、それらにアプローチしないと、腎盂腎炎も治りません。 したがって、ベースとなる疾患に対する治療を行います。 予防 水分を普段から十分に飲むことが一番です。 水分不足で固まった石(尿路結石)が、直接腎盂腎炎の原因になる事もあります。 さらに、水分不足が尿路を洗い流す回数を減らしてしまって、菌が逆流しやすくなってしまうことも原因の一つです。 水を飲みすぎることの弊害が最近言われるようになりましたが、1日に1〜2Lほどの常識的な量を飲む分には心配ありません。 常温の水や、暖かい飲み物をとる方が、体が冷えず、吸収も良いため健康的です。

次の

急性腎盂腎炎・AFBN・腎膿瘍のCT画像所見まとめ!

急性腎盂腎炎

腎盂腎炎とは 腎盂腎炎とは、腎臓および腎盂・腎杯が細菌感染して炎症を起こすことをいいます。 急性と慢性に分かれており、急性期は膀胱炎を起こしやすい女性に多い病気です。 腎盂腎炎の原因 ・急性腎盂炎 原因は細菌感染で、多くは大腸菌による感染症です。 感染経路は、膀胱炎や尿道炎からの上行性感染が多いです。 ・慢性腎盂腎炎 腎盂腎炎を慢性的に炎症を繰り返して起こる事を言います。 急性腎盂腎炎から移行する事もあります。 腎盂腎炎の原因は細菌の他に結石や腫瘍、奇形、長期の膀胱カテーテル留置、前立腺肥大症などありますが、慢性の場合は膀胱尿管逆流症(VUR)が多いです。 腎盂腎炎の症状 腎盂腎炎の症状は急性と慢性に違いがあります。 〇急性腎盂腎炎の症状 ・高熱(40度近い) ・寒気、震え、倦怠感、頭痛 ・嘔気、嘔吐、食欲低下、 ・背部痛、腰痛、下腹部痛 ・尿に混濁や血が混じる 膀胱炎から上行感染した場合は、膀胱炎の症状も併せてあります。 ・慢性腎盂腎炎の症状 慢性期はほとんど自覚症状が無いです。 人によっては食欲不振、嘔気、軽い背部痛や微熱があります。 症状が出始めた時には、病気が進んでいる事が多く高血圧や腎機能が低下しているという事が多いです。 腎盂腎炎の検査方法 専門の泌尿器科を受診します。 医師の診察後、必要に応じて以下の検査を行います。 ・尿検査、尿沈渣(顕微鏡検査)尿培養 ・採血(CRP、白血球数)腎機能(クレアチニン、BUN)貧血検査など ・静脈性尿路造影検査(IVU) ・腹部超音波検査 医師が診察で、背部から片側ずつ軽く叩きます。 この時腎盂腎炎であれば身体に響く様な痛みを感じます。 尿検査と背部痛で、ほかの疾患と鑑別する事が出来ます。 腎盂腎炎の治療方法 〇急性期腎盂腎炎の治療方法 ・安静にする。 ・抗生物質の内服と点滴治療をする。 ・高熱や痛みに対しては、解熱鎮痛剤を使用する。 ・水分を多量に摂取する。 急性期の腎盂腎炎は適切な対応をすれば、数日で徐々に良くなってきます。 全身状態が悪くなく、水分が自分で摂れている場合は外来で治療しますが、高齢者や基礎疾患(糖尿病や癌など)がある患者の場合は入院して経過を診る事もあります。 そして症状が良くなれば、数日で退院出来ます。 抗生物質を使用しても症状が良くならない場合は、尿培養の結果を見て別の抗生物質をつかいます。 ・慢性腎盂腎炎 長期的な薬物投与をおこないます。 必要に応じて、尿管ステント留置や腎瘻を作り尿管カテーテルを挿入して尿の逆流による細菌感染を防ぎます。 症状が進んで高血圧、腎機能低下や腎不全が起きて悪化している場合は透析治療を行うこともあります。 腎盂腎炎を放置しているとどうなるの? 腎盂腎炎を放置していると大変危険です。 急性腎盂腎炎の治療が遅れると、全身に細菌がまわってしまい敗血症になり重症化します。 治療が不十分だと、慢性腎盂腎炎になる可能性があります。 慢性腎盂腎炎はほとんどの人が無症状です。 疲れで抵抗力が落ちる、風邪になったのがきっかけで急激に悪くなる事が多いです。 少しでも背部痛や腰痛、嘔気、微熱の症状があったら早めに受診するようにしましょう。 悪化すると、高血圧や腎不全を起こします。 腎臓が両方とも機能しなくなれば、透析や腎移植を受けなければならなくなります。 カテゴリー•

次の

腎盂腎炎について

急性腎盂腎炎

, Inc. , Kenilworth, N. , U. Aは、米国とカナダ以外の国と地域ではMSDとして知られる、すこやかな世界の実現を目指して努力を続ける、グローバルヘルスケアリーダーです。 病気の新たな治療法や予防法の開発から、助けの必要な人々の支援まで、世界中の人々の健康や福祉の向上に取り組んでいます。 このマニュアルは社会へのサービスとして1899年に創刊されました。 古くからのこの重要な資産は米国、カナダではMerck Manual、その他の国と地域ではMSD Manualとして引き継がれています。 私たちのコミットメントの詳細は、をご覧ください。 必ずお読みください:本マニュアルの執筆者、レビュアー、編集者は、記載されている治療法、薬剤、診療に関する考察が正確であること、また公開時に一般的とされる基準に準拠していることを入念に確認する作業を実施しています。 しかしながら、その後の研究や臨床経験の蓄積による日々の情報変化、専門家の間の一定の見解の相違、個々の臨床における状況の違い、または膨大な文章の作成時における人為的ミスの可能性等により、他の情報源による医学情報と本マニュアルの情報が異なることがあります。 本マニュアルの情報は専門家としての助言を意図したものではなく、医師、薬剤師、その他の医療従事者への相談に代わるものではありません。 ご利用の皆様は、本マニュアルの情報を理由に専門家の医学的な助言を軽視したり、助言の入手を遅らせたりすることがないようご注意ください。 本マニュアルの内容は米国の医療行為や情報を反映しています。 米国以外の国では、臨床ガイドライン、診療基準、専門家の意見が異なる場合もありますので、ご利用の際にはご自身の国の医療情報源も併せて参照されるようお願い致します。 また、英語で提供されているすべての情報が、すべての言語で提供されているとは限りませんので、ご注意ください。

次の