フェラーリ vs フォード。 映画『フォードvsフェラーリ』をさらに楽しむためにケン・マイルズとは何者だったのか?

「フォードvsフェラーリ」の映画の感想・評価・レビュー

フェラーリ vs フォード

監督は、主演はとが務めた。 本作は批評家から高く評価されており、特にベールの演技は称賛を集めている。 あらすじ [ ] レーシングドライバーのは、で優勝する栄光に輝いたが、そこからほどなく心臓病のためにキャリアを終える。 引退後は自らの理想のスポーツカーを作るためにを設立し、多数のセレブリティを顧客に抱え、経営者兼カーデザイナーとして成功したが、心の中ではレースを渇望していた。 イギリス人レーサーのは、の終結後を除隊すると、家族とともにアメリカへ移住し、自動車整備工場を経営しながらレースに参戦していた。 レーサーのマイルズが整備する車は一般人には扱いにくい品質になり、マイルズ自身の偏屈な性格もあいまって経営はラクではなかったが、純粋に車を愛するマイルズは妻のモリーと息子のピーターから敬愛され睦まじい家庭を築いていた。 あるレースの現場でマイルズと出会ったシェルビーは、会話の流れからマイルズを挑発してしまい、怒ったマイルズからスパナを投げつけられる。 しかしレースでは、マイルズは巧みなレース運びを見せ、そして冷静な判断と果敢な追い抜きで最終周回にトップを奪い優勝。 シェルビーは、観戦している自分と同じタイミングで同じ判断をしたマイルズの優秀さを認め、投げつけられたスパナを持ち帰ると、オフィスにそれを飾った。 一方、レースには優勝したマイルズだが、税金の滞納から整備工場を差し押さえられてしまう。 レーサーとしてももう若くない40代半ばの年齢もあり、家の差し押さえまでは避けるために、レースをやめて地道に働くとモリーに告げる。 、アメリカの巨大自動車メーカーであるを率いる ()会長は、会社の現状に飽き足らずさらなる成長のアイディアを募る。 30代にして早くもフォードの副社長兼総支配人にまで昇ったは、これから自動車を新たに買い始めることになる層に訴求するため、従来のフォードのブランドイメージを一新することを考える。 そして導いた策は、を4連覇し全世界的なあこがれのブランドとなっているにもかかわらず、経営危機に陥っていたイタリアの自動車メーカー、の買収であった。 意気揚々とのフェラーリ本社を訪れたアイアコッカを出迎えた創業者のは、「市販車部門はフォードが株の過半数を持つが、レース部門のはフェラーリが支配する」という条件を吟味し検討する。 しかし、「仮にフォードがレース参戦に反対の立場となった場合はレースから撤退する」という内容は、スポーツカー生産よりもレースへの参加に至上の価値を置くエンツォにとって論外であり、土壇場でフォードの提案を破談にしたばかりか、その裏では同時にのに対してフォードをダシに使った売却話を進めていたのだった。 エンツォはアイアコッカに対し、「醜い車を量産してろ!重役たちは間抜け!ヘンリー二世は所詮二世。 には遠く及ばない」と言い放つ。 フェラーリの買収には失敗したアイアコッカだが、ヘンリー二世への報告では悪びれずにエンツォの言葉をそのまま伝え、激怒したヘンリー二世は「フォードの優秀なエンジニアを結集し、社の総力をあげてでフェラーリを打ち負かしてやる」と決意する。 ヨーロッパのレースをブランドイメージ向上に利用することに必ずしも乗り気でなかったヘンリー二世を心変わりさせたのはアイアコッカにとって目論見通りであった。 レースに勝つためには経験豊かな監督とドライバーが必要になると心得ているアイアコッカは、ビジネスを通して関係の深いシェルビーに、レースに参戦するためのマシン開発を依頼し、レースへの情熱の冷めないシェルビーはこれを快諾。 シェルビーは開発を担当するテストドライバーとして迷わずマイルズに誘いの声をかける。 すでにレースから身を引くことを決めていたマイルズは、「わずか90日で王者フェラーリを負かすマシンを作る」という野心的プロジェクトには大いに気を惹かれるが、フォードのような巨大組織が自らレースに参加すれば、会社のあちこちから要らぬ横槍が入ってうまくいかないだろうと懐疑を抱く。 シェルビーはル・マン参戦の発表会にマイルズを招待しそこで参加するかどうか決めてくれと言うが、そこは着飾ったフォードの重役が居並び、ル・マン参戦と並ぶフォードの新機軸の目玉であるの発表会を兼ねる、マイルズにとっては居心地の悪い場所だった。 展示されている自動車に興味津々で乗り込もうとしたピーターに「手を触れないように」と注意した上級副社長のレオ・ビーブに対し、マイルズはフォード車に対するありったけの悪罵を浴びせると、シェルビーのスピーチの途中で帰宅してしまう。 それでもマイルズを諦められないシェルビーは、イギリスから空輸されてきたばかりのの試乗にマイルズを誘い出す。 ハンドルを握ったマイルズは、解決すべき問題を山のように抱えているが速さは間違いないマシンの素質に心を動かされる。 フォードから提案された報酬の額も経済的に苦しいマイルズには魅力的であった。 そして、レーサーとしての自分を何より愛している妻と息子の存在が後押しとなり、マイルズはシェルビーと手を組みレースの世界に戻ることを決めた。 2人を中心としてGT40の開発は進むが、24時間壊れずに走り切るレースカーを準備するにはあまりに時間が足りなかった。 そのような状況であればこそ、マシンのことを最も良く知るマイルズをレース本番で走らせるのは当然とシェルビーは考えていたが、フォードは「ル・マンではマイルズを走らせない」と決定する。 若年層に清新な格好良さをアピールしたいフォードにとって、レースの花形であるドライバーが粗野な40代のマイルズというのは全くそのイメージに合致しないものであった。 純粋にレースに優勝するためには無用の判断が降りてくるというマイルズの心配が最悪のかたちで的中してしまったが、自らの無力を詫びるシェルビーにマイルズは「最大の不安要素であるギアボックスに十分注意しろ」と告げ、アメリカの工場でモリーとともにラジオでレースの様子を聞く。 果たしてレースでは、コースレコードをたびたび更新するなどGT40の速さが明らかになる一方で、マイルズの予想通りギアボックスが壊れ、5連覇を達成したフェラーリに対し、フォードは全車リタイアという惨敗を喫してしまう。 ヘンリー二世に対し敗戦の報告を行うためにフォード本社を訪れたシェルビーは、敗因を率直に、会長と現場の間に何十人もの人間が入り込んで情報伝達を阻害し様々な部署から横槍が入るフォードの体制だと直言し、会長は本気でル・マンに勝つ気があるのかと迫った。 ヘンリー二世はそれに応え、プロジェクトを自らの直轄として指揮系統をシンプルかつ明確にし、再度シェルビーに仕事を任せる。 ル・マンへの再挑戦のためにマイルズの家を訪問するシェルビーだが、その都合の良い態度に怒るマイルズとの間で喧嘩が始まる。 だが、2人の本音はやはり共闘にあることを、喧嘩を見守るモリーは理解していた。 再起した2人の力でGT40の開発は加速し、ブレーキには大きな不安を抱えるもののその他は順調に進化していく。 一方で、現場には最高責任者として、2人とはなにかと折り合いの悪いビーブが送り込まれてきた。 「レース中のエンジンの回転数に至るまで全部自分が決める」というビーブの指揮のもとで思うようなレース運びを妨げられる2人だが、時にビーブを無視してエンジンを全開にし、には、という大レースを立て続けに勝ち、ついにマイルズを擁してに臨む。 ヘンリー二世とエンツォも見守る中、王者フェラーリと挑戦者フォードの、24時間の長く過酷な戦いの火蓋が切られた。 - ()• - (): 破天荒なイギリス人レーサー。 - ()• モリー・マイルズ - (): マイルズの妻。 () - ()• レオ・ビーブ - (): フォード・モーターの副社長。 ピーター・マイルズ - (): マイルズの息子。 - ()()• () - ()• () - : フォード・モーターのチーフエンジニア。 チャーリー・アガピオウ - ()• - ジャン・フランコ・トルディ• - ()• - フランチェスコ・バウコ• () - ジョー・ウィリアムソン: フォード・モーターのエンジニア。 - ()• フランコ・ゴッツィ - ()• グレンジャー - 製作 [ ] 5月27日、マイケル・マン監督がル・マン耐久レースにおけるフェラーリとフォードの競争を題材にした映画の製作に着手したと報じられた。 10月、降板したマン監督の代わりにが監督を務めることになり、がキャロル・シェルビー役に起用された。 その際、『 Go Like Hell』という仮タイトルが発表された。 12月18日、がケン・マイルズ役に起用されたとの報道があった。 2月、本作の企画が再始動することになり、ジェームズ・マンゴールドが監督に起用された。 5月23日、マット・デイモン、クリスチャン・ベール、ノア・ジュープ、カトリーナ・バルフの出演が決まったと報じられた。 6月12日、ジョン・バーンサルが本作に出演するとの報道があった。 7月、ジャック・マクマレン、ジョー・ウィリアムソン、トレイシー・レッツが起用された。 同月30日、本作のが始まった。 8月、JJ・フィールドがキャスト入りした。 2019年1月11日、マルコ・ベルトラミが本作で使用される楽曲を手掛けることになったと報じられた。 公開・マーケティング [ ] 2019年6月2日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された。 8月30日、本作はでプレミア上映された。 9月9日、で本作の上映が行われた。 当初、本作は2019年6月28日に全米公開される予定だったが 、後に公開日は同年11月15日に延期された。 興行収入 [ ] 本作は『』及び『』と同じ週に封切られ、公開初週末に2200万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが 、実際の数字はそれを大きく上回るものとなった。 2019年11月15日、本作は全米3528館で公開され、公開初週末に3147万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった。 評価 [ ] 本作は批評家から絶賛されている。 71点となっている。 サイト側によるアメリカの批評家の見解の要約は「『フォードvsフェラーリ』は目の肥えたレース映画ファンが期待しているであろう全ての要素を盛り込んでいる。 それでいながら、同作は観客の心を掴む人間ドラマを十分に展開しているため、カーレースにそれほど興奮しないものでも満足できる作品になっている。 」となっている。 受賞 [ ] では4部門(作品、音響編集、録音、編集)にノミネートされ、その内、とを受賞した。 本作までモータースポーツを取り扱った作品が作品賞にノミネートしたことはなく、本作が初のノミネートになる。 今作から作品の発売元がからに変更された。 出典 [ ]• 映画ナタリー 2019年10月2日. 2019年10月4日閲覧。 com. 2019年11月20日閲覧。 Box Office Mojo. 2019年11月20日閲覧。 The Numbers. 2020年1月13日閲覧。 Entertainment Weekly 2019年8月30日. 2019年9月6日閲覧。 2020年3月6日閲覧。 ふきカエル大作戦!! 2020年6月10日. 2020年6月10日閲覧。 The Guardian 2011年5月27日. 2019年9月6日閲覧。 Deadline. com 2013年10月23日. 2019年9月6日閲覧。 Hollywood Reporter 2013年12月18日. 2019年9月6日閲覧。 Variety 2018年2月5日. 2019年9月6日閲覧。 Hollywood Reporter 2018年5月23日. 2019年9月6日閲覧。 Deadline. com 2018年6月12日. 2019年9月6日閲覧。 Deadline. com 2018年7月20日. 2019年9月6日閲覧。 Deadline. com 2018年7月23日. 2019年9月6日閲覧。 Deadline. com 2018年7月25日. 2019年9月6日閲覧。 PursueNews 2018年7月9日. 2019年9月6日閲覧。 Deadline. com 2018年8月2日. 2019年9月6日閲覧。 Film Music Reporter 2019年1月11日. 2019年9月6日閲覧。 YouTube 2019年6月2日. 2019年9月6日閲覧。 Deadline. com 2019年8月29日. 2019年9月6日閲覧。 Variety 2019年7月23日. 2019年9月6日閲覧。 Deadline. com 2018年6月22日. 2019年9月6日閲覧。 Hollywood Reporter 2019年2月23日. 2019年9月6日閲覧。 Box Office Mojo 2019年11月14日. 2019年11月20日閲覧。 Box Office Mojo. 2019年11月20日閲覧。 Rotten Tomatoes. 2019年12月1日閲覧。 Metacritic. 2019年12月1日閲覧。 Deadline. com 2019年11月17日. 2019年12月1日閲覧。 ディズニー公式. 2020年3月17日閲覧。 外部リンク [ ]• (英語)• (日本語)• - (英語)• - プレイリスト.

次の

ドリキン土屋氏が「怖い」と思うほどのレースシーン。映画「フォードvsフェラーリ」スペシャルイベント

フェラーリ vs フォード

上映直後に「……もう一度見たい!」と涙ぐみながら訴えるような作品は、そうそう出合えるものではない。 マット・デイモンとクリスチャン・ベールがダブル主演した「フォードvsフェラーリ」が、2020年1月10日から公開される。 逆境からの逆転劇、主人公たちの友情と絆……まるで池井戸潤作品のような熱気を帯びた本作は、単なるレース映画ではない。 むしろ、ハリウッド版「下町ロケット」という形容がよく似合う快作である。 ル・マン24時間耐久レースにおいて、当時、絶対王者とされていたフェラーリを打倒すべく、すべてをかけて挑戦に身を投じた男たちを映し出す。 本作の最大の魅力は、その鮮烈な大逆転劇にある。 鑑賞中、視線はスクリーンに釘付けになり、背中は座席の背もたれから離れっぱなし。 破壊的な高揚と感動が胸を吹き抜け、目頭がひたすらアツくなった。 そうした体験を味わいたいなら、この映画を見るべきだ。 優秀なドライバーであったが病を理由に挫折せざるを得なくなり、今は自動車販売業を営んでいるキャロル・シェルビー(デイモン)。 天才的な技術を持ちながら、その気性ゆえに業界から無視を決め込まれているケン・マイルズ(ベール)。 枕に顔をうずめて絶叫したくなるような屈辱にあえぐ三者が、ル・マンでの勝利をもぎ取ろうと奮起する。 シェルビーはフォード社に依頼され、「ル・マンで勝てる車の開発」「優秀なドライバーの獲得」を目指す。 そしてマイルズはシェルビーに熱烈に勧誘され、ドライバーを務めることになる。 プロジェクトが走り出した矢先、即座に困難が降りかかる。 限られた時間と予算、フォード社会長のヘンリー・フォード2世(トレイシー・レッツ)や副社長レオ・ビーブ(ジョシュ・ルーカス)による圧力と妨害工作……。 このビーブ副社長の行動は、物語を追うごとにエスカレートし、主人公らと観客の感情を逆なでする。 薄ら笑いが張り付いたあの顔を見るだけで、本気でムカついてくるほどに。 しかしながら、シェルビーとマイルズが、努力によって道を切り開いていく姿は、無条件に爽快だ。 「下町ロケット」の形成逆転劇や、「半沢直樹」の土下座シーンによく似た無敵感と高揚感が、見る者の全身を貫いていく。 上層部と衝突した際には、臆することなく意見を言い連ねたのち「礼はいらない」とピシャリと吐き捨てるなど、度胸と男気にあふれている。 多くの観客が、「こんなリーダーがほしい、切実に」と思わずにはいられないだろう。 さらにベール扮するマイルズは、性格に難がある天才ドライバーだ。 能力はトップクラスだが、頑固で偏屈で極度の皮肉屋。 激高した際にはシェルビーにレンチを投げつけたり(このレンチが終盤で重要な装置となる)、関係をこじらせる天才でもある。 注目は、壮絶な役づくりをすることで知られるベールの演技。 デイモンの演技も負けておらず、初共演の2人が遠慮なくぶつかり合い、豊かな化学反応を引き起こしている。 [すさまじく圧倒的] レースシーンの迫力が未知の領域 冒頭、重厚なエンジン音が轟き、劇場全体を包み込む。 次の瞬間、流線型の車体が弾丸のような速さで画面を横切り、タイヤがアスファルトを切りつける。 迫るカーブをすいつくように曲がっていくさまは、まるで生き物だ。 映画の終盤を彩るル・マン本戦は、人間ドラマによって高揚させられた観客の精神を、さらなる高みへと連れて行ってくれる。 座席はいつの間にか運転席へと変化し、爆発的な加速に伴って生じるGすら感じる。 スクリーン上のマイルズが罵倒しながらハンドルをねじると、観客は内臓が横Gによって身体の外に振られるような感覚を覚えるだろう。 本作を見る2時間30分、そうした良質の映画体験が押し寄せてくる。 上映終了後、すぐにでももう一度鑑賞したくなった。 試写室から出ると、宣伝スタッフから「後日、IMAX版の試写がある」と伝えられた。 スケジュールを確認し、ほとんど反射的に予定を調整してしまった。 何度でも味わいたくなる快作。 公開されたら、劇場でも鑑賞したいと心底思った。 インフルエンサー、女性ライター、観客… 各界から相次ぐ称賛&感嘆&絶賛 一足先に鑑賞した人々からも、絶賛の声が多数上がっている。 comに寄せられたレビューや、SNSでの評価を抜粋して紹介しよう。 同国の問題点を浮き彫りにしつつ、それに立ち向かう人間の素晴らしさを描いている。 分断が叫ばれ、迷いと不安のなかにいる今だからこそ、この映画は特に同国内で高く評価されている。 半世紀以上も前の話をモチーフにしながら、実はタイムリーなテーマがアカデミー賞受賞を後押しするに違いない。 なぜなら最大のキモが主演2人のバディぶりだから。 しかもデイモン=いい人、ベール=ヤバい人という定形を微妙に崩し、それぞれに見たことのない顔を見せてくれる。 レースを引退し、人生に折り合いをつけはじめたシェルビーと、自分を曲げない天才レーサー、マイルズ。 生き方の違う2人が魂レベルで通じ合うさまにグッとくる。 レースを見守るシェルビーの思考と、コクピットのマイルズの動作がシンクロし、一瞬のタイミングでコーナーに突っ込むシーンなど「よし!」と興奮しまくりだ。 不器用に自分を貫く男はカッコいい。 だがそれをフォローし、清濁併せ呑んで生きる男もやっぱりカッコいいのだ。 現場の意見をガン無視するスポンサー、理不尽なライバル企業、好き勝手言う外野……足を引っ張るヤツらがはびこる世界で、それでも闘う新旧レーサー。 ある時は話術で、ある時は結果で黙らせる。 彼らは、才能だけでは夢は叶わないと知っている。 成功には、努力と我慢が必要だ。 地道な過程を一切無視しない、なんて「救われる」映画だろうか。 彼らの声は、私たちの代弁。 働くことの本質と意義が丸ごと詰まった、力強い応援歌だ。 「一言、見るべきゼッタイ映画館で!」「今年最高傑作なのでは…」など諸手を挙げた大絶賛や、IMAXで堪能した人からは「あまりにエンジン音を聞きすぎて、帰りの電車のエンジン音にまで耳をそばだててしまった」という体験談も。 さらには、心から熱くなったユーザーによる「あっという間の2時間半をありがとうございました」という感謝のコメントまであった。 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ソニック・ザ・ムービー」 C 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 「エジソンズ・ゲーム」 C 2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved. 」 C 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

次の

フォードvsフェラーリ : 作品情報

フェラーリ vs フォード

上映直後に「……もう一度見たい!」と涙ぐみながら訴えるような作品は、そうそう出合えるものではない。 マット・デイモンとクリスチャン・ベールがダブル主演した「フォードvsフェラーリ」が、2020年1月10日から公開される。 逆境からの逆転劇、主人公たちの友情と絆……まるで池井戸潤作品のような熱気を帯びた本作は、単なるレース映画ではない。 むしろ、ハリウッド版「下町ロケット」という形容がよく似合う快作である。 ル・マン24時間耐久レースにおいて、当時、絶対王者とされていたフェラーリを打倒すべく、すべてをかけて挑戦に身を投じた男たちを映し出す。 本作の最大の魅力は、その鮮烈な大逆転劇にある。 鑑賞中、視線はスクリーンに釘付けになり、背中は座席の背もたれから離れっぱなし。 破壊的な高揚と感動が胸を吹き抜け、目頭がひたすらアツくなった。 そうした体験を味わいたいなら、この映画を見るべきだ。 優秀なドライバーであったが病を理由に挫折せざるを得なくなり、今は自動車販売業を営んでいるキャロル・シェルビー(デイモン)。 天才的な技術を持ちながら、その気性ゆえに業界から無視を決め込まれているケン・マイルズ(ベール)。 枕に顔をうずめて絶叫したくなるような屈辱にあえぐ三者が、ル・マンでの勝利をもぎ取ろうと奮起する。 シェルビーはフォード社に依頼され、「ル・マンで勝てる車の開発」「優秀なドライバーの獲得」を目指す。 そしてマイルズはシェルビーに熱烈に勧誘され、ドライバーを務めることになる。 プロジェクトが走り出した矢先、即座に困難が降りかかる。 限られた時間と予算、フォード社会長のヘンリー・フォード2世(トレイシー・レッツ)や副社長レオ・ビーブ(ジョシュ・ルーカス)による圧力と妨害工作……。 このビーブ副社長の行動は、物語を追うごとにエスカレートし、主人公らと観客の感情を逆なでする。 薄ら笑いが張り付いたあの顔を見るだけで、本気でムカついてくるほどに。 しかしながら、シェルビーとマイルズが、努力によって道を切り開いていく姿は、無条件に爽快だ。 「下町ロケット」の形成逆転劇や、「半沢直樹」の土下座シーンによく似た無敵感と高揚感が、見る者の全身を貫いていく。 上層部と衝突した際には、臆することなく意見を言い連ねたのち「礼はいらない」とピシャリと吐き捨てるなど、度胸と男気にあふれている。 多くの観客が、「こんなリーダーがほしい、切実に」と思わずにはいられないだろう。 さらにベール扮するマイルズは、性格に難がある天才ドライバーだ。 能力はトップクラスだが、頑固で偏屈で極度の皮肉屋。 激高した際にはシェルビーにレンチを投げつけたり(このレンチが終盤で重要な装置となる)、関係をこじらせる天才でもある。 注目は、壮絶な役づくりをすることで知られるベールの演技。 デイモンの演技も負けておらず、初共演の2人が遠慮なくぶつかり合い、豊かな化学反応を引き起こしている。 [すさまじく圧倒的] レースシーンの迫力が未知の領域 冒頭、重厚なエンジン音が轟き、劇場全体を包み込む。 次の瞬間、流線型の車体が弾丸のような速さで画面を横切り、タイヤがアスファルトを切りつける。 迫るカーブをすいつくように曲がっていくさまは、まるで生き物だ。 映画の終盤を彩るル・マン本戦は、人間ドラマによって高揚させられた観客の精神を、さらなる高みへと連れて行ってくれる。 座席はいつの間にか運転席へと変化し、爆発的な加速に伴って生じるGすら感じる。 スクリーン上のマイルズが罵倒しながらハンドルをねじると、観客は内臓が横Gによって身体の外に振られるような感覚を覚えるだろう。 本作を見る2時間30分、そうした良質の映画体験が押し寄せてくる。 上映終了後、すぐにでももう一度鑑賞したくなった。 試写室から出ると、宣伝スタッフから「後日、IMAX版の試写がある」と伝えられた。 スケジュールを確認し、ほとんど反射的に予定を調整してしまった。 何度でも味わいたくなる快作。 公開されたら、劇場でも鑑賞したいと心底思った。 インフルエンサー、女性ライター、観客… 各界から相次ぐ称賛&感嘆&絶賛 一足先に鑑賞した人々からも、絶賛の声が多数上がっている。 comに寄せられたレビューや、SNSでの評価を抜粋して紹介しよう。 同国の問題点を浮き彫りにしつつ、それに立ち向かう人間の素晴らしさを描いている。 分断が叫ばれ、迷いと不安のなかにいる今だからこそ、この映画は特に同国内で高く評価されている。 半世紀以上も前の話をモチーフにしながら、実はタイムリーなテーマがアカデミー賞受賞を後押しするに違いない。 なぜなら最大のキモが主演2人のバディぶりだから。 しかもデイモン=いい人、ベール=ヤバい人という定形を微妙に崩し、それぞれに見たことのない顔を見せてくれる。 レースを引退し、人生に折り合いをつけはじめたシェルビーと、自分を曲げない天才レーサー、マイルズ。 生き方の違う2人が魂レベルで通じ合うさまにグッとくる。 レースを見守るシェルビーの思考と、コクピットのマイルズの動作がシンクロし、一瞬のタイミングでコーナーに突っ込むシーンなど「よし!」と興奮しまくりだ。 不器用に自分を貫く男はカッコいい。 だがそれをフォローし、清濁併せ呑んで生きる男もやっぱりカッコいいのだ。 現場の意見をガン無視するスポンサー、理不尽なライバル企業、好き勝手言う外野……足を引っ張るヤツらがはびこる世界で、それでも闘う新旧レーサー。 ある時は話術で、ある時は結果で黙らせる。 彼らは、才能だけでは夢は叶わないと知っている。 成功には、努力と我慢が必要だ。 地道な過程を一切無視しない、なんて「救われる」映画だろうか。 彼らの声は、私たちの代弁。 働くことの本質と意義が丸ごと詰まった、力強い応援歌だ。 「一言、見るべきゼッタイ映画館で!」「今年最高傑作なのでは…」など諸手を挙げた大絶賛や、IMAXで堪能した人からは「あまりにエンジン音を聞きすぎて、帰りの電車のエンジン音にまで耳をそばだててしまった」という体験談も。 さらには、心から熱くなったユーザーによる「あっという間の2時間半をありがとうございました」という感謝のコメントまであった。 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ソニック・ザ・ムービー」 C 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 「エジソンズ・ゲーム」 C 2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved. 」 C 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

次の