菊地 いま り。 「僕がシネコンを愛し、SNSを敬遠する理由」菊地成孔の考え方

菊地創

菊地 いま り

「あの人工的でピカピカした場が大好きでね。 歳を取ると『やっぱ劇場は昔ながらの方が』なんて、オツな懐古趣味に走るじゃないですか。 その感じは町の映画館で育った身として理解してた。 だけど、いざ自分が60歳手前に至るとですね、シネコンの方が良くなったの。 座席も音も満足だし。 一連のマーベル映画はシネコンで全作楽しんできました。 ほぼほぼカノジョとデートですけど(笑)。 夫婦50割引を使ってポップコーンとドリンクを買ったりしてね。 だけどマジメな話、ミュージシャンとして〈いまの空気〉に触れるのは大事。 加齢で円熟ってのもアリだけど、それだけってのはヤバい。 予告編や目当てでもない映画でオーディエンスと盛り上がるのは刺激的なんですよ」 そうして「いま」を感じようとする一方、菊地さんはSNSと距離を置いている。 「論敵だろうが何だろうが、制限字数付きのマウント合戦で勝つことがSNSのルール。 しかも中毒性がある。 知性と体力が強くないと保(も)たないからSNSをやらないんです。 でね、SNSユーザーが僕の映画評を『褒めてるか、貶(けな)してるかわからない』とディスってきたりする(笑)。 そもそも評論って『泣けた!』なんてストレートに書かない芸事だから、こんにちのSNS的傾向と自然に対立しちゃうわけですが。 だから僕はシネコンを愛する一方で、SNSを敬遠する中道派(ミドルスクール)なんですよ」 その芸としての評論を集めた本書の読みどころが、微に入り細に入りなされているアカデミー賞の分析だ。 「テレビでやる賞の中継が大好物でして(笑)。 アカデミー賞は『ラ・ラ・ランド』の受賞ズッコケ事件や、 MeToo旋風を敢えてシカトしたフランシス・マクドーマンドが現れたりして飽きさせない。 受賞作からハリウッドの『今年のスタンス』も垣間見える。 去年はキング牧師暗殺から50年の節目に、『グリーンブック』が作品賞を獲った。 混戦の今年は『パラサイト』が本命だと思ってます。 コリアンカルチャーのアメリカでの浸透度、朝鮮戦争から血を流し続ける同盟国へのリスペクトがついにアジア初受賞を生むんじゃないかな」 この取材は授賞式直前に行われたもの。 見事予想を的中させた菊地さんの慧眼は評論にも漲っ(みなぎ)ている。

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じゃじゃーん菊池 GAME

菊地 いま り

「あの人工的でピカピカした場が大好きでね。 歳を取ると『やっぱ劇場は昔ながらの方が』なんて、オツな懐古趣味に走るじゃないですか。 その感じは町の映画館で育った身として理解してた。 だけど、いざ自分が60歳手前に至るとですね、シネコンの方が良くなったの。 座席も音も満足だし。 一連のマーベル映画はシネコンで全作楽しんできました。 ほぼほぼカノジョとデートですけど(笑)。 夫婦50割引を使ってポップコーンとドリンクを買ったりしてね。 だけどマジメな話、ミュージシャンとして〈いまの空気〉に触れるのは大事。 加齢で円熟ってのもアリだけど、それだけってのはヤバい。 予告編や目当てでもない映画でオーディエンスと盛り上がるのは刺激的なんですよ」 そうして「いま」を感じようとする一方、菊地さんはSNSと距離を置いている。 「論敵だろうが何だろうが、制限字数付きのマウント合戦で勝つことがSNSのルール。 しかも中毒性がある。 知性と体力が強くないと保(も)たないからSNSをやらないんです。 でね、SNSユーザーが僕の映画評を『褒めてるか、貶(けな)してるかわからない』とディスってきたりする(笑)。 そもそも評論って『泣けた!』なんてストレートに書かない芸事だから、こんにちのSNS的傾向と自然に対立しちゃうわけですが。 だから僕はシネコンを愛する一方で、SNSを敬遠する中道派(ミドルスクール)なんですよ」 その芸としての評論を集めた本書の読みどころが、微に入り細に入りなされているアカデミー賞の分析だ。 「テレビでやる賞の中継が大好物でして(笑)。 アカデミー賞は『ラ・ラ・ランド』の受賞ズッコケ事件や、 MeToo旋風を敢えてシカトしたフランシス・マクドーマンドが現れたりして飽きさせない。 受賞作からハリウッドの『今年のスタンス』も垣間見える。 去年はキング牧師暗殺から50年の節目に、『グリーンブック』が作品賞を獲った。 混戦の今年は『パラサイト』が本命だと思ってます。 コリアンカルチャーのアメリカでの浸透度、朝鮮戦争から血を流し続ける同盟国へのリスペクトがついにアジア初受賞を生むんじゃないかな」 この取材は授賞式直前に行われたもの。 見事予想を的中させた菊地さんの慧眼は評論にも漲っ(みなぎ)ている。

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菊地成孔 いま新宿でヤバい場所 珈琲貴族エジンバラを語る

菊地 いま り

Contents• 菊地成孔の基本情報とメディアでの発言 菊地 成孔(1963年6月14日生まれ)は、千葉県銚子市出身のジャズ・ミュージシャン(サックス奏者)、文筆家、 作曲家、音楽評論家(アナリスト)。 銚子高等学校を経て、音楽学校メーザーハウス、サックス科卒業。 作家のは実兄。 ーーー(Wikipedia情報を基に加筆変更しました) 上の肩書で足りない部分があるとすれば、テレビを始めとするさまざまなメディアで ジャズや音楽を語る人という面でしょう。 それを動画で見たいのですが、大きく分けると次の4種類の動画があります。 1)菊地成孔という人そのものを紹介する動画(「情熱大陸」出演時など) 2)ミュージシャンとして演奏している動画 3)菊地成孔が音楽について語っている動画 4)実際に音楽を講義している動画(音楽理論など) ここでは、 3)の音楽を語る菊地氏 にスポットします。 1)なども面白いのですが、3)で代表することにします。 実際に音楽をやっている(勉強している)人で4)を見ている方もいると思います。 菊地成孔 in 「オー!!マイ神様」マイルス・デイヴィスを語る まず最新動画から行きます。 TBS系列で月曜深夜0:58から放送されている「オー!!マイ神様!!」というヴァラエティ番組があります。 爆笑問題の田中裕二がMC、カズレーザーがアシスタントで、毎回ゲストを迎え、「 マイ神」を熱く語るという番組です。 tbs. 菊地氏の「マイ神」はやはりマイルス・デイヴィスでした。 30分番組(正味20分余)と短いのですが、ジャズの歴史から始まるのでジャズ入門にはぴったりです。 菊地氏の印象は「チャラいお兄ちゃん」と見えるかも知れません。 この後の3本の動画でよりアカデミック(?)になりますので、ご安心ください。 菊地氏が紹介した、マイルスが父親から教わった言葉 「(ミュージシャンになるなら) 自分だけのヴォイスを持て」 という話は初めて聴きました。 「 マイルス自伝」も読んだのですが、気付かなかったか忘れたのかもしれません。 私が住んでいる福岡県ではRKB毎日放送で同じ月曜深夜に放送されているのですがかなり遅れた放送です。 ちなみに2月5日の放送は、キー局昨年10月30日放送分「ジョン万次郎」とのこと。 マイルス・デイヴィスの回が放送される時期は未定らしいです。 (RKB毎日放送に電話して確認しました) *それにしてもこの番組面白いですね。 関東圏での次回(2月5日)は「マドンナ」だそうです。 Sponsored Link 菊地成孔モード・ジャズを語る 次に行きます。 菊地氏がモードジャズを語った動画があります。 モード・ジャズって何?と聞かれてすぐに適切に答えられる人って少ないと思うんですよね。 菊地氏は出来る限り分かり易く9分30秒で喋っています。 そして、それはほぼマイルス・デイヴィスと「カインド・オブ・ブルー」について語るということになっています。 このモード・ジャズを解説するものは、ありそうでなかったので、貴重です。 菊地成孔コルトレーンを語る これは少し長い(22分)ですが、ジョン・コルトレーンを語って、非常に興味深いものです。 盟友の大谷能生(おおたによしお)との対談となっています。 途中で「メンター」の話をしていますが、「コルトレーンの最後のメンターであった ラヴィ・シャンカールは極悪人」と言っています。 ラヴィ・シャンカールはインド人のシタール奏者です。 そしてあの ノラ・ジョーンズのお父さんです。 面白い話ですねぇ。 *大谷能生は1972年生まれ。 Wikiでは評論家となっていますが、一応ミュージシャンでもあるはずです。 Sponsored Link 菊地成孔クラシック音楽を語るークラシックのスリリングな聴き方 菊地氏はジャズだけでなく、さまざまな音楽について語り、書いています。 NHKの「N饗アワー」でクラシック音楽、特に現代音楽について語っている動画も大変面白いのです。 「クラシックのスリリングな聴き方」と題された回です。 (すこし古い(2006年?)ですが) NHKのアーカイブから菊地氏の選曲で4曲を選んでいます。 番組メイン司会の 池辺晋一郎 (クラシックの作曲家)を相手にかなりマニアックな話もしていて、菊地氏の博識ぶりが分かります。 何よりもその話が面白い! ただ、正直に言って(現代音楽に興味がある方を除いては)1時間はつらいと思います。 菊地氏が語る部分が焦点ですので、一応レジュメを書いておきます。 池辺さんと菊池氏によるたわいない雑談やエピソードが単純に面白いです。 まとめ 菊地成孔の動画4本を見ました。 他にもラジオ番組の放送など多数ありますので、興味がある方は検索されると良いと思います。 その音楽に関する博識と語りの面白さでは今、一番の人だと思います。 なにより音楽の勉強になります。 ・私が書いていることで、菊地氏の発言や著書の記述と酷似している部分がもしあったら、それはたまたま意見が一致したのです。 68,364件のビュー• 61,741件のビュー• 60,163件のビュー• 56,741件のビュー• 54,452件のビュー• 47,228件のビュー• 40,416件のビュー• 31,513件のビュー• 27,879件のビュー• 25,718件のビュー• 24,495件のビュー• 23,742件のビュー• 22,820件のビュー• 22,286件のビュー• 22,116件のビュー• 22,110件のビュー• 21,950件のビュー• 20,054件のビュー• 19,854件のビュー• 19,038件のビュー• 19,028件のビュー• 18,653件のビュー• 18,051件のビュー• 17,611件のビュー• 17,354件のビュー• 16,542件のビュー• 16,151件のビュー• 15,624件のビュー• 15,232件のビュー• 14,945件のビュー アーカイブ• ブログをメールで購読.

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