ステロイド ホルモン と は。 ステロイドホルモンとは

ステロイド

ステロイド ホルモン と は

Q:湿疹がひどいときにステロイド剤の軟膏をもらいました。 とてもよく効いたので、その後も残りを時々使っています。 よくないっていう人もいますが、どうなんでしょうか。 A:ステロイド剤は、人間の体のなかの副腎皮質という器管から分泌されるステロイドホルモンを基礎にしてつくられた医療品です。 ステロイド剤の軟膏には、作用の弱いものから強いものまで何十種類もあり、湿疹が重症の場合には比較的強いものを、軽症の場合には弱いもの使います。 しかし顔や首、外陰部など皮膚の弱い部分には、湿疹が重症でも強力なステロイド剤は使いません。 薬剤が吸収されやすく、皮膚が萎縮したり、薄くなったり、 赤みを帯びてきた、多毛になるなどの副作用が現れやすいためです。 よく効くからといって、自己判断で全身どこにでも同じステロイド剤を同じように塗ると、副作用がおこりやすくなります。 皮膚科の医師は湿疹がよくなってく ると、弱いステロイド剤に切り替えるのが一般的です。 塗り方も強くすり込まず、いったん手にとって薄くのばし、患部をなでるようにして、指示された回数 塗ってくさい。 ステロイド剤は、すばらしい効果をもっていると同時に、使い方を誤ると重い副作用を生じる可能性ももっています。 飲み薬、吸入薬、軟膏いずれの場合でも、 ステロイド剤が処方され、副作用が心配であれば、医師や薬剤師に納得するまで発明してもらいましょう。 治療の主人公は患者さんなのですから。 Q:喘息で治療を受けています。 プレドニンという薬をもらいました。 こわい薬だと友人にいわれたのですが、大丈夫ですか。 A:プレドニンもステロイド剤の一種です。 強力な抗炎症作用、抗免疫症作用をもっているために、リウマチなどの膠原病、喘息、ネフローゼ、皮膚炎などで使われ ています。 喘息の患者さんの場合、重症の発作時にステロイド剤の点滴などで発作を鎮め、その後数日間、再発作予防のためにプレドニンなどの飲み薬のステロ イド剤を使う場合があります。 お友だちがプレドニンを「こわい薬」といったのは、副作用としてムーンフェイス(月のように丸い顔)や胃潰瘍、高血圧、糖 尿病、骨粗鬆症などをひきおこすことがあるとどこかで聞いたためだと思います。 これらの副作用はステロイド剤を大量に、長期に使用した場合におこりやすくなりますが、短期間の使用では、こういった副作用の心配はほとんどありませ ん。 長期に使用す場合であっても、医師はこれらの副作用に十分に注意して、必要最小量の薬を処方していますので、医師の指示に従って服用してください。 副作用 を恐れて、急に服用を中止すると、リバウンドといって症状の急激な悪化をひきおこすことがあるので注意が必要です。 いつでも元気 1997. 5 No.

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【3分で覚える】ホルモンの分類【アミン・ペプチド・ステロイド】

ステロイド ホルモン と は

ステロイドの主な副作用とその対策について示します。 これらの副作用は、みなさんに認められるものではなく、疾患、薬の量、内服期間などによりさまざまですので、自己判断はせず、主治医と相談するようにしてください。 易感染性 体の抵抗力(免疫力)が低下するために、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。 投与量が多い間は、感染予防の薬(バクタ配合錠など)を飲むこともあります。 日頃は、手洗い、うがい、マスク着用、人混みを避けるなどの一般的な注意が必要です。 ストレス時には要注意 骨がもろくなり(骨密度が減少し)、圧迫骨折や大腿骨頸部骨折などが起こりやすくなります。 予防薬として骨を守る薬(ビスホスホネート薬)を内服します。 糖尿病(ステロイド糖尿病) 糖を合成する働きを高めるため、血糖が上がります。 投与量が多いほど血糖は上がるので、特に投与量が多い間は、食事療法による予防が大切であり、薬による糖尿病治療が必要な場合もあります。 消化性潰瘍(ステロイド潰瘍) 消化管粘膜が弱くなるため、潰瘍ができやすくなります。 胃酸分泌を抑制する薬や胃粘膜を保護する薬を予防的に内服します。 血栓症 出血を止める働きをする血小板の機能が亢進するため、血管の中で血液が固まってしまう血栓症が起こりやすくなります。 予防的に血をサラサラにする薬(抗血小板薬)を内服します。 精神症状(ステロイド精神病) 不眠症、多幸症、うつ状態になることがあります。 軽度のことが多いですが、よくみられます。 ステロイド薬の減量により後遺症なしに改善します。 満月様顔貌(ムーンフェイス)、中心性肥満 食欲の亢進と脂肪の代謝障害によりおこります。 ステロイド薬の減量により改善します。 カロリー制限など食事に注意が必要です。 動脈硬化、高脂血症 動脈硬化を促進し、コレステロールや中性脂肪が高くなることがあります。 食事に注意し、必要であれば、コレステロールや中性脂肪を下げる薬を内服します。 高血圧症、むくみ 体内に塩分が溜まりやすくなるために起こります。 塩分を取りすぎないようにします。 白内障(ステロイド白内障) 白内障(視界が白く濁る)の進行を早めます。 長期に内服する場合は眼科での定期的検査を行い、必要であれば点眼薬で予防します。 緑内障(ステロイド緑内障) 眼球の圧力(眼圧)が上昇する(緑内障)ことがあります。 自覚症状はほとんどなく、眼圧を測定する必要があります。 ステロイド薬投与後、数週間以内に起こり、ステロイド薬の減量・中止にて改善します。 副腎不全(ステロイド離脱症候群) ステロイドホルモンはPSL換算で2. 5~5mg程度が副腎皮質から生理的に分泌されています。 それ以上の量のPSLを長期に内服した場合、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなります。 そのため、急に薬を飲まなくなると、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがあります(ステロイド離脱症候群)。 自己判断で急に内服を中止しないように注意が必要です。 ステロイド痤瘡(ざそう) にきび」ができやすくなります。 ステロイド薬の減量により改善します。 大腿骨頭壊死(無菌性骨壊死) 大量投与でごく稀に起こることがあります。 多くの場合、ステロイド薬投与後、数ヶ月以内に、股関節の痛みで発症します。 早期発見が大切です。 その他 増毛、脱毛、生理不順、不整脈、ステロイド筋症、などが見られることがあります。 いずれもステロイド薬の減量により改善します。

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ステロイドホルモンとは

ステロイド ホルモン と は

化学構造上ステロイド化合物に属するホルモンの総称。 各種の性ホルモン(エストロン、テストステロン)や副腎皮質ホルモン ふくじんひしつほるもん (アルドステロン、デオキシコルチコステロン)が含まれる。 ステロイドホルモンは疎水性の脂質であるので、血流中では特異的な輸送タンパク質に結合している。 たとえば糖質コルチコイドの抗炎症作用は糖質コルチコイドが遺伝子発現の促進を介してリポコルチンとよばれるタンパク質の産生を誘導し、リポコルチンがホスホリパーゼ(フォスフォリパーゼ)A 2の活性を阻害することによるものである。 : Williams Textbook of Endocrinology, 12th ed, pp3-99, Elsevier Saunders, Philadelphia, 2011. Jameson JL, DeGroot LJ: Principles of endocrinology and hormone signaling. In: Endocrinology, 6th ed, pp3-14, Elsevier, Amsterdam, 2010. 出典 内科学 第10版 内科学 第10版について の解説 ステロイドホルモンには、糖質コルチコイド、鉱質コルチコイド、エストロゲン( 卵胞 らんぽう ホルモン)、プロゲステロン( 黄体 おうたい ホルモン)、アンドロゲン(男性ホルモン)、ビタミンDなどがあります。 副腎皮質には、さまざまな「ステロイドホルモン合成酵素」という名前の酵素があり、これがコレステロールに段階的にさまざまな作用をすることで、糖質コルチコイド、鉱質コルチコイドがつくられていきます。 これらのホルモンの合成は、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)によって調節されています(アルドステロンに関してはレニン・アンジオテンシンという物質が最も強力に調節する)が、一方でACTHの分泌は糖質コルチコイドによって抑えられます。 糖質コルチコイドを作りだすのに必要な酵素が損なわれると、コルチゾールの低下とアンドロゲンの増加など、副腎皮質でのステロイドホルモン産生のバランスが大きく乱れます。 出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」 六訂版 家庭医学大全科について の解説.

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